
2次元スクロール空戦ゲーム「Wing Leader」。既に世間には大戦後半を扱った「Supremacy」が出版され、新型機の圧倒的な性能を見せつけつつありますが、我絵あれは性懲りもなく「Voctory」のシナリオを楽しんでいます。
V13.Hey Rube!

日本側の攻撃隊は、零戦18機、九九艦爆36機、九七艦攻18機。対する米軍はF4F-3ワイルドキャット16機、SBD-3ドーントレス4機です。ワイルドキャットはやや旧式の-3なので、火力は後期型の-4より少し劣ります。これって結構大きい差になっています。
結果は零戦隊の奮戦によって艦攻艦爆はほぼ無傷(艦爆2機を損失)で艦隊攻撃を実施。しかし戦果は空母「レキシントン」がかすり傷。重巡「ミネアポリス」小破。何だかなぁ・・・。他に零戦5機を失ったものの、ワイルドキャット5機とドーントレス2機を撃墜し、ギリギリで日本軍の勝利に終わりました。

V14.The Biq "E"

このシナリオは、米艦隊の弾幕射撃が恐るべき威力を発揮しました。日本軍の損失は零戦3機、艦爆13機、艦攻6機の計22機でしたが、そのうち艦爆9機、艦攻6機、計15機は対空砲火によるモノです。米軍の損失は4機。
米軍としては対空砲火による損害を軽減するため、可能な限り雷爆同時攻撃を実施すべきだったのかもしれません。米艦隊の損害はほぼ皆無であり、このシナリオは米軍側の圧勝に終わりました。


V15.Taking Wing

ドイツ軍の強みは機体性能とパイロットの技量。爆撃機が打ち落とされるとVPロスが大きいので、可能な限り戦闘機対戦闘機の戦いに持ち込んで敵迎撃戦闘機の減殺を図ります。ただし1対1でロスしていくと、戦闘機数の劣るドイツ軍が先にダウンするので、空戦では先の優位性を生かしつつ、可能な限り先制射撃による主導権確保に務めることにしました。
結果は、ドイツ軍がBf109E 4機とHe111、Dp17Zを計3機損失。対する英軍側はスピットファイア5機とハリケーン2機の計7機を失いました。また爆撃機編隊すべてが突破に成功したため、勝利得点では独軍の圧勝になりました。英軍としては、独軍双発爆撃機の弱点である前面防御力の低さを付くためヘッドオン攻撃を多用しつつ、爆撃機の減殺を狙うのが正しい戦術だと思われます。


V16.Shark Attack

連合軍はタイトルとなったトマホークMk.2(P-40Bの英国版)3個中隊36機、ハリケーンMk.1 2個中隊24機です。私は連合軍を担当しました。
連合軍の強みは、機体性能の優越です。Bf109を除く枢軸軍戦闘機(イタリア戦闘機)は性能面で連合軍戦闘機には及びません。そこで連合軍は性能面で優れたトマホークMk1で枢軸軍戦闘機を牽制しつつ、ハリケーンでスツーカの編隊を狙う作戦で挑みました。
スツーカは防御面で難があり、戦闘機の攻撃を受けた場合、大被害は免れません。今回もハリケーン、トマホークらの波状攻撃によって8機ものスツーカが撃墜されてしまいました。それでも爆撃機編隊3個中隊のうち、2個中隊が突破に成功したため、枢軸軍は12VPを獲得しました。
戦闘機同士の交戦では、連合軍がハリケーン、トマホークなど計3機を失ったのに対し、G.50 3機、MC.200 4機、新鋭のMC.202が1機の計8機のイタリア戦闘機が失われました。新鋭のBf109Fはさすがに無傷です。VP的には-1で連合軍の勝利に終わりました。
戦闘機同士の交戦では、連合軍がハリケーン、トマホークなど計3機を失ったのに対し、G.50 3機、MC.200 4機、新鋭のMC.202が1機の計8機のイタリア戦闘機が失われました。新鋭のBf109Fはさすがに無傷です。VP的には-1で連合軍の勝利に終わりました。


感想
今回は約9時間でシナリオ4本こなしました。1シナリオの平均所要時間は約2時間です。数十機同士の戦いを2時間程度でプレイできるのは素晴らしいですね。戦闘機の能力などはやや抽象化されており、特に日本機に対してはかなり厳しいレーティングになっていますが(零戦は脆いのでボロボロ落ちる)、これはこれで1つの史観ではないでしょうか。











