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意作成中の空母戦ゲーム「海空戦、南太平洋1942」(以下、本ゲーム)だが、珊瑚海空母対空母に続く作戦級シナリオの第3弾が「第2次ソロモン海戦」である。

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2回目

決戦2日目

イメージ 4日本の輸送船団はガダルカナル島近海に近づいていた。それを援護するため、重巡4、駆逐艦3からなる外南洋部隊主隊がヘンダーソン飛行場沖合に接近し、激しい砲撃を浴びせかけた。出撃準備中の航空機数機が撃破され、滑走路機能を一時的に麻痺させることに成功した。

夜明けと共に両軍の索敵機が発進する。日本側の索敵機はガダルカナル島南方約200海里に米機動部隊を発見した。一方の米索敵機もガダルカナルで上陸を実施する船団やマライタ島東方海域を北上中の日本空母を発見した。
米軍の攻撃隊が次々と発進する。「エンタープライズ」「ワスプ」の両艦からは戦爆連合計54機がガダルカナル西方で上陸を実施中の日本船団を襲う。さらにヘンダーソン基地からもTBFアヴェンジャー9機が魚雷を抱えて発進していく。
第1波の「エンタープライズ」隊は最初に戦場に到着した。空母「龍驤」が発進した零戦1個中隊がこれを迎え撃ったが、米軍の攻撃隊はそれを突破。眼下に見える仮装巡洋艦「金龍丸」を狙う。しかし対空砲火に阻まれて命中弾なし。
続く「ワスプ」隊はやはり仮装巡洋艦「金龍丸」を狙う。今度は狙い違わず「金龍丸」に2弾が命中。炎に包まれた「金龍丸」はタサファロング岬沖合にその姿を没した。
その後、さらに63機が飛来。合計100機以上の攻撃を受けて、「金龍丸」の他輸送船2隻も撃沈されてしまい。日本軍によるガダルカナル増援作戦は完全な失敗に終わった。

追撃戦

イメージ 5午後に入ると再び米機動部隊は退却中の日本艦隊を襲った。狙われたのは水上機母艦「千歳」を中心とする援護部隊である。延べ80機以上が2隻の空母を発進して「千歳」隊を襲う。魚雷1本、爆弾数発の命中を受けた「千歳」が沈没した。他に軽巡「由良」が直撃を受けて中破したものの、沈没は免れた。

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その後、日本艦隊の生き残りは北方海域に姿を消し、第2次ソロモン海戦は終了した。

結果

両軍の損害は以下の通りである。

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VP的には日本軍の59VPと連合軍の63VPで実質的には引き分け。ただし日本側増援部隊の上陸を完全に阻止したという観点から見れば、連合軍側の勝利と言えるだろう。


感想

プレイ時間は記録も含めて8時間弱であった。

日本の軽空母がやや使えなさすぎる。現在整備力が1しかないが、整備力2にしても良いのではないかと思った。タダでさえ日本の大型空母が整備力・発進力の両面で米空母に劣るので、軽空母で補うのは1つの考えではないかと思った。

索敵ルールについては、現在は索敵マーカーを置いて、その内容をメモする方式にしているが、ちょっと面倒なので改善してみたい。うまい方法はなかなか思いつかないが、補助マーカーを使ってみるのはどうだろうか。例えば「空母2、戦艦1、巡洋艦3、駆逐艦8」という報告があった場合、補助マーカーで「空母2」「10隻以上」という補助マーカーを置いて状態を表す訳である。うまく行くかどうかわからないが、VASSALで試してみたい。

あと位置誤認について今まではずれたヘクス数だけをカードで指定する方式だったが、最適な位置を考えるのが面倒になってきた。そこでカードにずれた先のヘクスを指定するようにし、いちいち「どこにずれたのか」を考えなくても良いようにした。

それよりも大きな問題を感じている。個人的には認めたくないのだが、「面白くない」「ワンパターンである」という点だ。索敵の成功率が高いので、一定の索敵機を投入すると結果はほぼ保証されているのだ。とはいっても索敵成功率を下げるというのも如何なモノかとも思っている。「日本機動部隊」は索敵成功率をワザと下げてゲームとして盛り上がりを演出しているようだが、それをそのまま取り入れるつもりはないが、例えば「艦種誤認」「位置誤認」をもう少し出やすくし、索敵のハプニングを増やすというのも有りかもしれない。その当たりは対人戦で試してみたいと思う。

次は南太平洋海戦。いよいよ本作のメインシナリオである。


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