私もようやくいくつかのゲームを公開できる身分になりましたが、未だに作ってみたいと思っているアイテムはいくつもあります。その完成がいつになるのか、あるいは最後まで完成しないのかはわかりません。また今は考えてもいないような作品を作ってみたいと思うかもしれません。

そんなこんなで現時点で作ってみたいゲームの内容をいくつか列挙してみました。

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War at Sea of Japan(日本海の戦い)

以前にGame Journalから「日本海海戦1905」というゲームを発表させて頂いた時、純粋な戦術海戦ゲーム以外のテーマとして考えていたテーマです。日露戦争の日露海軍の戦いを戦略レベルで再現するゲームで、War at Seaの日露戦争版みたいな作品を考えています。
こちらも構想レベルですが、もし面白い作品を目指すのであれば、War at Seaのように「史実をかなりデフォルメして」再構築するのが良いかもしれません。


土星圏、絶対防衛戦

イメージ 4イメージ 5「宇宙戦艦ヤ○ト2」における土星圏の戦いを描いた作品です。同テーマの作品としては、バンダイの「宇宙戦艦ヤマ○」にそのものズバリのシナリオがあった他、同人ゲームでも同じテーマの作品があったような・・・。
私の狙いとしては、艦対艦戦闘を詳細に再現することではなく、航空戦や対要塞戦も含めた総合的な形で「土星の戦い」を再現しようと思っています。艦船は原則として1隻1ユニット(駆逐艦クラスは複数隻)、航空機は1個中隊。ヘクススケールは、戦艦の主砲が射程2ヘクス、航空機の攻撃半径が10~20ヘクスぐらいです。艦船はタスクフォース単位で行動するので、スタック数は両陣営共両手に収まる範囲になります。
史実?通り戦力全般で勝る白色彗星陣営は、航空機による遠距離攻撃とその後の主力艦同士の決戦という「制空権下での艦隊決戦」での勝利を企図します。対する地球防衛軍は航空機の質的優位を頼みとして空母機による先制攻撃でまず敵母艦戦力の無力化を図り、続く艦隊決戦では数的劣勢及び個艦の劣位(アンドロメダを除けば、砲火力で地球戦艦は帝国側大戦艦に劣る)を波動砲の威力でカバーするという戦術で戦います(うーん、史実通りだ)。
地球防衛軍としては、敵前衛艦隊を撃破した後には白色彗星本体との戦いが待っています。だから敵前衛艦隊との艦隊決戦に勝利することは勿論、その後本命ともいうべき白色彗星本体との決戦に勝利するため、波動砲搭載艦の半数程度は生き残らせたい。それでも白色彗星本体の撃破は困難なので、地球側の救済措置として1度だけ「テ○サ攻撃」を選択して彗星本体を「一皮むく」ことができます。余談ですが、彗星は「一皮むく」度に「白色彗星」「都市帝国」「巨大戦艦」と変態します。そして「巨大戦艦」を撃破した時点でようやく地球は「再び平和な日々を取り戻す」ことになります。地球側の勝率は30%ぐらい(艦隊決戦は6:4で勝てるが、残存兵力で彗星を打ち破る確率がさらに半分ぐらい)を設定していました。
このゲーム、学生時代に作った原型があり、その時に結構評判が良かったので、いつかは発表したいと思っています。ただ、現在放映中の「2202」の方が、かなりイメージを変えてあるので、昔のイメージでデザインしても受けるかどうかやや不安はあります。

決戦、ゼダンの門

イメージ 1イメージ 2イメージ 3「決戦、アバオアクー」の続編でグリプス戦争を扱います。史実?のグリプス戦争では、アバオアクー攻防戦に相当するような大規模決戦がなかった(何だか良く分からない怨恨や内戦、謀殺等ばっかり。クワトロもハマーンもシロッコも糞やね)ので、仮想戦にしました。すなわち「ティターンズが守るゼダンの門をエウーゴ、アクシスの連合軍が攻撃する」という設定です。これなら「決戦、アバオアクー」のルールや勝利条件がそのまま使えるし、エウーゴとアクシスで勝利条件を別々に設定することで3人用ゲームにもなります。見ようによって「魅力的な」グリプス戦役を彩る各種モビルスーツが総登場という魅力もあります(ただし「アバオアクー」のシステムでグリプス戦役機の差別化が結構難しい。マーク2と100式とリックディアスは同一能力になりそう)。
こちらはまだ構想段階で、かつ一番最近思いついたテーマです。ただ一番人気の出そうなテーマではあるので、場合によっては優先度を上げても良いかな、と思っています。

モビススーツ・ハンター

これも学生時代にデザインした作品で、タイトルを見ればお分かりの通り「タンクハンター」の1年戦争版です。基本的には「タンクハンター」同様に敵のモビルスーツや艦船を沈めた分だけ得点が加算されるシステムですが、「タンクハンター」との違いは、1)プレイヤーにはそれぞれ連邦又はジオンの陣営が秘かに与えられており自陣営が勝利しないと獲得得点に関係なく敗北する、2)モビルスーツは一定確率で弾切れを起こす(これは「タンクハンター」もそうでしたっけ?)。
デザイン的には完成しているので発表するのは可能なのですが、カードゲームは他にも良いゲームが沢山あり、差別化が難しいので発表する可能性は甚だ低いです。ゲーム本体が手元にないので、どんなゲームだったか忘れてしまった、という問題もあります。

その他

とまあ色々と書きましたが、実の所一番実現の可能性が高いのが、既に発表した作品の続編やバリアントです。特に「海空戦、南太平洋1942」や「決戦、アバオアクー」については新製品を鋭意準備中なので、近いうちに発表できるかもしれません。

いずれにしても全部発表するのはとても無理だし、個人的な趣味レベルの作品もあるので、実際に発表できるのは極一部だと思います。