日本海軍の爆弾
兵頭二十八 PHP文庫
以前に紹介した「パールハーバーの真実」の姉妹編である。日本海軍が整備した様々な爆弾について網羅的に調べた著作となっている。また単なる「爆弾図鑑」ではなく、日本海軍の爆弾について何が問題であったのか。連合軍のそれとどう違っていてそれが戦局にどのような影響を及ぼしたのか。あるいは戦局の推移が日本海軍の爆弾整備にどのような影響を与えたかについて、興味深い知見が示されている。日本海軍航空隊について調べてみたいと考えている方にとっては、読んで損のない著作といえる。
お奨め度★★★
日本海軍の爆弾: 大西瀧治郎の合理主義精神 (光人社ノンフィクション文庫 664)リンク