小谷城に行った後、昼食後に向かったのが南近江の観音寺城です。国道8号線沿いに走ること1時間で安土市街に到着。観音寺城は安土市街の真ん中、標高432.9mの繖山(きぬがさやま)に広がっています。太平記時代から築かれたと記録にあり、その後織田信長によって落城させられるまで、南近江一帯に睨みを効かせていたそうです。

国道8号線で安土市街が見えてくると右に曲がり、石寺楽市からさらに山道に入って行く。冬季以外は観音正寺下まで自動車で入れるのですが、私が行った時は丁度冬季で、中腹で車を停めて、そこから歩いていく必要がありました。

イメージ 1


車道歩きが20~30分ぐらい続いた後、山道に入って行きます。急な山道を少し登ると、南方に視界が開けて南近江一帯が眼下に見えます。さらに観音寺城を構成していた大石垣も見えます。これらの防御施設を見ると、物理的な防御力では小谷城を遥かに優っているように思いますが、如何でしょうか。

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 8


山頂には本丸跡があり、当時の面影を偲ぶことができます。

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7


山頂から少し歩くと観音正寺。西国33カ所巡りの32番礼所だそうです。山の上に立派な境内が広がっています。
イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13


帰りは車道歩きで30分程でした。トータルの所要時間は約1.5時間ぐらいです。先にも書いたのですが、城としての防御力は小谷城よりもむしろ強力なように思えます。さらに戦暦を調べても小谷城に勝るとも劣らぬ立派なもの。織田信長の前にあっけなく落城というのがイメージを悪くしている城槨ですが、もう少し評価されても良い城なのではないかな、と、思いました。