歴史群像2018年6月号
特集は「ノルマンディ航空戦」。ノルマンディの航空戦と言えば、「圧倒的な米英連合軍の航空兵力を前にドイツ空軍は手も足も出なかった」というイメージがある。本特集では、それを虚構とし、ノルマンディ戦におけるドイツ空軍の戦いにスポットを当てている。ノルマンディ戦当時、質量共に連合軍に劣るドイツ空軍は苦戦を強いられながらも善戦し、我を上回る損害を相手に強いていた。というのが本特集の主張。真偽の程はとにかく、これまでイメージ先行であった西部戦線の航空戦に新たな視点を投げかける内容であることは間違いない。上記以外では、日本潜水艦の記事、日米英の飛行艇、戦艦バンガードに関する記事が面白かった。
お奨め度★★★★