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「四国まんなか千年ものがたり」はJR四国が2017年から運転を開始した観光列車です。先日、四国旅行の際に乗ってきました。その感想です。

全般

車両が豪華。車内の設備は半端ない。高級感漂いまくりです。車中に足を踏み入れただけで「凄い」と感嘆します。
またスタッフが多い。この種の観光列車の場合、アテンダントが乗務している場合が多いのですが、その人数は精々1列車1~2名程度。多くても3名ぐらいです。しかしこの「四国まんなか千年ものがたり」は何とスタッフが10名も乗り込んでいます。それだけ仕事が多いということなのでしょうが、乗客1人1人に対する気配りが濃厚で、それだけでもグリーン料金を払った価値がある感じがします。(そういえばしなの鉄道の「ろくもん」にもスタッフが沢山乗っていたかな・・・)

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コースもなかなか洒落ています。多度津~大歩危という四国地区以外の人からは「それどこ?」という路線ですが、途中に善通寺、琴平、讃岐山脈、阿波池田、小歩危、大歩危といった景勝地が続いていて、飽きさせません。同じJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」に比べると、コース設定では明らかに勝っています。

次に途中ポイントの紹介に移ります。

琴平

以前に紹介した金毘羅山の入口駅です。駅には観光列車専用の待合室が用意されており、「金の畳」等が用意されていて、成金野郎の心をくすぐります。
ちなみにこの駅からスタッフの半数以上が乗り込んできます。

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坪尻

讃岐山脈の真ん中にある秘境駅。鈍行列車ですら殆どの列車が通過してしまうという駅です。駅はスイッチバックになっていて、駅の前には「マムシに注意」という看板が立っておりました。

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阿波池田

池田高校で有名な阿波池田駅ですが、ここは駅に入るまでの景観が素晴らしい。坪尻駅から急こう配を下っていき、右手に阿波池田の町がどーんと広がってきます。吉野川が大きく湾曲したところに池田の街並みが広がっています。
なお、阿波池田駅には池田高校の野球部監督をイメージしたゆるキャラが待っておりました。

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阿波川口

狸で町興しをしているそうです。狸の着ぐるみがたくさん来ておりました。

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小歩危渓谷

阿波河口を過ぎると列車は有名な大歩危小歩危の渓谷に入っていきます。窓からみる大歩危小歩危の景観はすばらしく、何度か紹介している球磨川の景観にも匹敵するほどです。ラフティングのメッカらしく、ラフティングを楽しむ人たちが大勢見えました。

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大歩危駅

列車の終点が大歩危駅です。何もない駅を想像していましたが、駅前には一応食事をするところがありました。また祖谷渓に向かうバスの出発地にもなっていました。駅から歩いて2~3分の所に橋梁があり、眼下の大歩危渓谷を眺めることができます。

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おまけ

往路では地ビールと豚肉を注文しました。地ビールは甘みの効いた味で美味しかったです。ビールのオマケについてきたカツも良かったですね。

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帰りの列車で食事を注文しました。予め注文しておかなければならない弁当で、1食4500円もします。中は三段のお重になっていて、遊び心の入った入れ物の中に地域の食材を生かしたメニューが盛り込まれていました。他にもそうめんやコーヒー、デザートもつきます。値段は少し高いですが、チャンスがあれば食べてみるのも良いかも。

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