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Copmass Gamesの"Saipan"(以下、本作)は、1944年6月15日から始まる米軍によるサイパン攻略戦を中隊規模で描いたシミュレーションゲームだ。メインはサイパン島を巡る地上戦闘で、北はマッピ岬から南はナフタン岬まで、サイパン島全域が1ヘクス500メートルのスケールでフルマップ2枚で描かれている。

今回、本作のシナリオの1つであるシナリオ3"Dog Day"(犬の日)をソロプレイしてみた。このシナリオは米軍による上陸初日を扱い、米軍は海兵隊2個師団(第2、第4海兵師団)が登場し、日本軍はサイパン島南部を守っていた部隊が登場する。

セットアップ

シナリオの指定に従って部隊を配置する。このシナリオはマップ南部の西海岸部分のみを使用する。

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6月15日 07:00

イメージ 10このシナリオは、最初に米軍による航空攻撃と艦砲射撃が実施される。航空攻撃は5回、艦砲射撃は12回だ。まず航空攻撃だが、これはマップ上いかなる地点であっても6火力で攻撃できるというスグレものだ。例外は洞窟内の日本軍ユニットで、これだけは空爆で倒すことはできない。米軍は上陸部隊にとって一番脅威となる日本軍長距離砲を制圧すべく目標を設定した。航空部隊は出目振るわず、砲兵スタック2個を非統制状態(Disorganized)にせしめただけだった。

イメージ 11続いて艦砲射撃である。12個の艦砲射撃マーカーで準備射撃を行う。艦砲射撃は航空攻撃と違って威力が小さく、しかもスカッターの可能性もある。艦砲射撃による直接の効果はなく、いくつかの弾幕マーカーが島の各地に置かれただけに終わった。

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このTurn、活性化チットの種類はシナリオで決まっている。米軍の直接指揮、日本軍の直接指揮、上陸移動、風、そしてイベントだ。他に航空攻撃と海上支援は毎Turnフリーでカップに入れられるが、シナリオ特別ルールによって1100のTurnになるまでカップには入れられない。

イメージ 12最初に引いたのは上陸部隊移動(Amphibious Movement)。チャラン・カノア(Chalan Kanoa)市街地を挟んで北側のレッドビーチ、グリーンビーチには米第2海兵師団が、南側のブルービーチ、イエロービーチには第4海兵師団が上陸を実施する。レッドビーチに上陸した第6海兵大隊は日本軍の猛烈な防御射撃を受け、海岸線で釘付け状態になる。その他の海岸では比較的平穏に米軍の上陸が行われた。

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レッドビーチで釘付けになる海兵隊

イメージ 13次に引いたのは日本軍の直接指揮(Direct Command)。まず日本軍の各組織(第43師団、第47旅団、海軍陸戦隊)毎に直接指揮ポイントを受け取る。ダイス目の半分+指揮値が増加分だ。例えば指揮値5の第43師団が9の目を出した場合、9/2 + 5 = 9.5 -> 9。つまり9ポイントの指揮ポイントが加算される。続いて指揮ポイントを用いてユニットの活性化を行う。1ユニットにつき1ポイントが原則だ。日本軍は豊富な砲兵部隊を利用して海岸の米軍上陸部隊を狙い撃ちする。特にレッドビーチが集中射撃の目標となり、上陸した直後の第2海兵師団/第6連隊戦闘団所属の3個中隊が壊滅した。

ここで疑問。「集中射撃」(Concentrated Fire)を行うと火力+1となっているが、間接射撃でも集中射撃しても良いのかなぁ?。特にペナルティがないのでやっちゃいましょうか・・・。一応仲間内で確認すると、「チャートに集中射撃の修正が記載されていないので不可」とのことでした。まあ、そういうことで・・・。

次がイベント。ダイス目は「第27歩兵師団の奮闘」だが、第27歩兵師団が未だマップ上にいないので、当該イベントは何もなし。

次は米軍の直接指揮。とはいえ、できることはあまりない。移動モードから戦闘モードへの展開は直接指揮では実施できないからだ。いくつかの部隊が移動モードのまま射撃を実施したが、効果はなかった。
最後に風が吹いて弾幕が消えた。

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0700Turn終了時

6月15日 09:00

このTurnも空襲から始まる。3箇所で空襲が実施されたが、出目に恵まれず、日本軍の砲兵1個が非統制状態になったに過ぎなかった。
続いて艦砲射撃も実施したが、殆ど効果がなかった。

イメージ 5アクションフェイズ。最初に引いたのは米第4海兵師団である。とはいえ上陸しているのは4ユニットのアムトラック(水陸両用戦車)に過ぎない。この時期、2ポイントもの展開ポイントを消費して師団活性化マーカーを入れたのは失敗だったか、と、少し後悔する米軍指揮官(=私のこと)なのであった。
ともあれ、何もしないのは勿体ないのでアムトラックで日本軍守備隊を撃ちまくった。ラッキーヒットを期待しての射撃であったが、出目振るわず効果なしであった。

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イメージ 14次に第2海兵師団第6海兵連隊である。先のTurnに大損害を受けた連隊である。この段階では上陸に成功した部隊はなく、事実上パスと同じであった。
次は日本軍の直接指揮である。日本軍プレイヤ-は指揮ポイントを蓄積した後、散発的な砲撃を実施した。
次は日本軍の主役第43師団の登場である。しかしこちらも散発的な砲撃に終始した。
次は米軍の直接指揮である。米軍は指揮ポイントの蓄積に徹した。
次はイベント。ダイス目は「米軍、経験値獲得」。米軍師団のTQが1上昇します。しかし第2、第4海兵師団のTQは既に最大値になっているので、これ以上の上昇はありません。
そして次に風が吹いた。
次が米第2海兵師団である。上陸した歩兵部隊に展開を命じ、さらに蛸壺を掘って守りを固める。

イメージ 15そしてようやく揚陸移動を引いた。海岸に向けて一斉に動き出す米海兵隊。それに対して防御砲火を開く日本軍守備隊。今度は第4海兵師団の上陸地点が激戦となり、海兵隊に死傷者が続出する。
最後のチットが日本軍第47旅団である。第4海兵師団に対して猛烈な射撃を実施し、米軍に出血を強いた。しかし指揮ポイントが底をついていたのでセカンドアクションを実施できず、決定的な戦果は挙げられない。

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上がTurn終了時点の状況である。米海兵隊2個師団が上陸して海岸堡を確保しているが、その直ぐ後には強力な日本軍が控えており、米軍の前進を阻んでいる。この膠着状態を打破するのはどちらか・・・?。

6月15日 11:00

このTurnは事前の砲爆撃がなくなり、艦砲射撃や航空支援は他の部隊と同様、アクションチットで解決される。最初に引いたのは第2海兵師団の第6連隊戦闘団である。橋頭堡を固めるため左右に展開する。
次に日本軍の直接指揮を引く。海岸線の部隊が直接指揮の下、射撃を実施する。
次が揚陸移動である。海上に残っていた歩兵部隊が次々と海岸に殺到する。これで第1波上陸部隊である4個連隊戦闘団の揚陸が完了した。しかし海岸線は上陸した海兵隊でごった返しており、そこに日本軍の放った砲弾が落下するという凄惨な光景を現出している。

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イメージ 16次は米第4海兵師団の第23連隊戦闘団である。前面の日本軍を撃破しないことには海岸堡を拡張できない。そこで彼らは前方の日本軍陣地に対して突撃準備を下令した。歩兵4個中隊と水陸両用戦車による諸兵科連合突撃である。しかし実際に突撃が実施されるのは次のTurnである。それまで状況が変わらなければ良いのだが・・・。

次は米第2海兵師団の第8連隊戦闘団である。米第2海兵師団の右翼を守る第8連隊戦闘団は、比較的損害が小さく上陸できた部隊である。橋頭堡の拡張を図るため海兵2個中隊が水陸両用戦車の援護を受けてチャランカノア飛行場に進出した。

次は海軍支援である。海岸線の日本軍陣地を砲撃し、第6連隊戦闘団前面の日本軍1個歩兵中隊を撃破した。
次は米第4海兵師団の第25連隊戦闘団である。橋頭堡の地歩を確保するため左右に展開する。

次は久しぶりに日本軍である。独立第47旅団の第316大隊である。米第4海兵師団と正面を守る部隊だ。正面の敵に激しい銃砲撃を加えたが、出目振るわず戦果はなかった。

次は米軍の直接命令である。第4海兵師団戦区では、混乱している部隊は回復を行い、その他の部隊は蛸壺を掘る。第2海兵師団戦区では主に回復を行い、小火器を用いて日本軍陣地を攻撃した。

風が吹いた後イベント発生。「米軍下士官、主導権を示す」とあり、米海兵師団のいずれかに3指揮ポイントが追加される。ポイント消費の激しい第2海兵師団にポイントを回した。

イメージ 17日本軍第43師団第136大隊が活性化する。米第2海兵師団前面に展開する日本軍部隊だ。各拠点の日本軍が猛射を行い、米海兵1個歩兵中隊が潰走チェックに失敗して壊滅した。

最後の最後は米軍の航空支援である。ダイス目が"5"なので1ユニットのみであった。米軍プレイヤーはチャランカノア北部のアフェトナー岬。ここを守備する日本軍が邪魔なので航空機を投入する。しかし出目は悪く攻撃は失敗に終わった。

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ここまで3Turnが経過した。ゲーム中の時間では6時間に相当する。この6時間の間、米海兵隊はサイパン島南西部チャランカノアの海岸線に殺到した。しかし日本軍の抵抗未だ激しく、米軍は海岸線から前進できていない。
果たしてサイパン島攻防戦の行方は如何に・・・。



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