現在空戦を扱ったカードゲーム「Down in Flames - Locked on」。そのキャンペーンシナリオの1つ「デザート・ストーム」をソロプレイで試してみた。


第1Round
F-15Cが一気に距離を詰めて中高度まで降下する。SAMによる反撃が怖いが、カードの枚数に勝るF-15が強引に戦いを進める。MiG-23をHSレンジまで引き寄せ、正面からAIM-7Mを発射。MiG-23はカウンターメジャーを発射するが、スパローは騙されずに目標を直撃。最初の1機目を葬った。さらにF-15Cはもう1機のMiG-25に機首を向けて間合いを詰める。立て続けにスパロー2発を発射するが、これはMiG-25のカウンターメジャーによって躱されてしまった。
MiG-25は反撃のAA-6ミサイルを放つが、これはF-15によって軽くかわされてしまう。しかし中高度に降りてきたF-15に対して地対空ミサイルが発射された。F-15はカウンターメジャーとヨーヨーカード2枚で辛くもこれを躱す。
第2Round
F-15はさらに間合いを詰めてMiG-25と有視界戦闘に入る。ドッグファイトモード。練度と格闘戦能力の優越を生かしてMiG-25の背後3マイルに位置したF-15は、間髪入れずサイドワインダーミサイルを放った。1発目のサイドワインダーは歴戦のイラク軍パイロット(エースカードを使用)によって躱されたが、2発目のサイドワインダーは目標を離さなかった。命中。MiG-25は四散する。F-15はバーティカルロールカード2枚を使って一気に高度を高高度に戻し、地対空ミサイル網から逃れた。
VP(US/IRAQ)=121/10

第1Round
F-16Aはテストパイロットの特性を生かすため低空でアフターバーナーを吹かした。手札が9枚から15枚に増える。1機のMiG-21を捉えて距離を詰めて格闘戦。背後を取ってサイドワインダーを発射。それが見事に命中して1機目のMiGを葬った。第2Round
F-16Aはさらにアフターバーナーを吹かしてカードを溜め込む。中高度に上がったMiG-21に対し、F-16も中高度で対峙。瞬く間に背後を取ってサイドワインダー2発を発射するが、これはMiGパイロットの熟練によって躱されてしまう。残り1発のサイドワインダーを残してF-16は一気に間合いを詰めてガンレンジに目標を捉えた。20mmガトリング砲の一連射を叩き込んでMiGを粉砕した。VP(US/IRAQ)=87/8
第3回戦
米軍はF/A-18Aが1機。イラク軍はMiG-23、MiG-25が各1機登場する。さらに第2Roundにはイラク側にMiG-21 1機が増援として登場する。米軍にとっては今までにない苦しい展開となるだろう。なお米軍のパイロットは例によって超ベテランである。また逆にイラク軍パイロットは新米である。
第3Round
最後の目標は増援で登場してきたMiG-21だ。今や手札にエースカード4枚を持つF/A-18にとって、MiG-21を打ち落とすなど射的場の目標を撃つよりも容易い。一気に距離を詰めてヘッドオンから20mmガトリング砲を浴びせる。MiG-21はリアクションカードを出して抵抗するが、エースカードに封じられて四散した。VP(US/IRAQ)=106/16

第1Round
F-14Aは超遠距離からAIM-54Cフェニックスミサイルを発射する。狙いはMiG-23。1発はカウンターメジャーによって躱されたが、もう1発が命中し目標は四散した。さらにF-14Aは接近して別のMiG-23をスパローで狙うが、これは発射機会を得られなかった。MiG-25が正面からF-14に接近。弱いレーダーロックを頼りにAA-6A 1発を発射する。しかしF-14はヴァーティカルロールで軽くかわす。
第2Round
F-14Aは中距離から短距離戦に間合いを詰めて残ったMiG-23と格闘戦に入る。背後を取ったF-14Aはサイドワインダーを2発発射。その1発が命中してMiG-23を撃墜した。残ったMiG-25に対してF-14Aは近接格闘戦に持ちこむ。背後を取ったF-14は20mmガトリング砲を2連射放ったが、MiG-25は巧みな操縦で機銃弾を躱す。第3Round
MiG-25はアフターバーナーを点火して何とかF-14Aを振り切ろうとする。しかしエースの乗るF-14Aを振り切ることはできない。狙いすましたF-14Aのガトリング砲がMiG-25を粉砕した。3機目撃墜。VP(US/IRAQ)=119/36
感想
機体性能もさることながら、練度ルールが大きい。これだけ練度差があると、イラク軍としてはどうしようもないと思う。正直な所、人間対人間でプレイしても、今回のシナリオでは同様の結果になるのではないか。ただソロプレイとしては、イラク軍機をバタバタ落とす快感を楽しめてよかった。
