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現在空戦を扱ったカードゲーム「Down in Flames - Locked on」。そのキャンペーンシナリオの1つ「ローリングサンダー」をソロプレイで試してみた。1968年ベトナム戦争での航空戦を扱っている。

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第1回戦

米軍はF-100スーパーセイバーが1機。ベトナム軍はMiG-17F 2機登場する。スーパーセイバーはAIM-9Bサイドワインダーを4発搭載しているが、MiG-17Fは機関砲のみの武装である。

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第1Round

両者は距離を詰める。

第2Round

F-100がMiG-17の背後に回り込み、AIM-9Bサイドワインダーを1発発射した。しかしMiGは難なく回避する。

第3Round

F-100はさらに2発のサイドワインダーをMiG-17に発射する。MiGは懸命に機動しミサイルを躱したが、エネルギーが失われていく。距離を詰めたF-100はMiG-17の背後から20mm機関砲を浴びせてこれを撃墜した。
残ったMiG-17がF-100の背後に回り込む。至近距離から37mm機関砲を浴びせかけるが、Ace Pilotカードで辛くもスーパーセイバーは窮地を脱する。

第4Round

スピードマニューバーで距離を話したF-100は中立位置に復帰する。そしてマニューバーでMiGの背後に回り込み、再び距離を詰めたF-100は機関砲を浴びせるが、Ace PilotカードでMiGは射撃を躱す。

第5Round

MiG-17はアフターバーナーを点火するが、そこに隙があった。再び距離を開いたF-100は、残った最後のサイドワインダーを発射。これが目標に命中してMiGは火球と化した。

VP(US/NV)=45/0

第2回戦

米軍がA-7Dコルセア攻撃機が2機、北ベトナム軍はMiG-19SFが2機登場する。A-7DにはAIM-9Gサイドワインダーが2発搭載されているが、MiG-19SFは機銃のみである。一方で機動性は全般にMiGの方が上だが、何故かスピードレーティングはA-7Dの方が高い。なぜだろう?。

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第1Round

両軍は距離を詰める。MiGは高高度から進入する。A-7Dも高度を上げようとするが、エンジンパワーが乏しいA-7Dが高高度に上がるのは明らかに不利であった。

第2Round

A-7Dは中高度に降りてMiGを中高度戦闘に引きずり込む。MiGはA-7Dを追って中高度まで降下。A-7Dの背後に回って30mm機関砲を2連射する。しかしコルセアは巧みにこれを回避する。その間、別のA-7Dが僚機を追っているMiGの背後に回り込み、サイドワインダーを1発発射した。エネルギーを失っていたMiGはミサイルを躱しきれず、空中で爆発、四散した。

第3-6Round

その後、両軍とも格闘戦を続けたが、最終TurnにMiGの背後を取ったA-7Dが残った最後のサイドワインダーを発射、これが目標に命中して2機目のMiG-19SFが大空に散った。

VP(US/NV)=56/0

第3回戦

米軍がF-4Eファントム1機、北ベトナム軍はMiG-21PFとMiG-17Fが各1機である。F-4EにはAIM-9Eサイドワインダーを4発とAIM-7E-2スパローを4発搭載している。対する北ベトナム軍は、MiG-21FがAA-2アトールを2発搭載している。なお、ファントムのパイロットは実戦経験豊富なベテランパイロットであった。

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第1Round

先手を取ったファントムは、動きの鈍いMiG-17Fを狙う。中距離からまずスパローをMiG-17に発射。それはAce Pilotカードで躱されたが、さらに距離を詰めたファントムは敵機の背後に回り込み20mmバルカン砲を発射。MiG-17Fを粉砕した。
残ったMiG-21PFは距離を詰めてファントムの背後に回り込んでアトールミサイルを発射。ファントムは急上昇でミサイルを躱す。

第2Round

一旦距離を取ったファントムは、正対してスパローを発射する。MiG-21PFは急上昇で回避を試みるが、スパローはMiGを逃がさなかった。ミサイルの至近直撃を受けてMiGは大空に散った。

VP(US/NV)=66/0


第4回戦

ここまで3連敗の北ベトナム軍は、そろそろ一矢を報いたい所である。米軍はF-105Dサンダーチーフが1機。北ベトナム軍はMiG-17Fが2機である、サンダーチーフはAIM-9Bサイドワインダーを2発搭載している。

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第1Round

先手を取ったのはMiGである。2機で挟み撃ちにし、そのうちの1機がF-105Dを機関砲の射程距離内に捉えた。高偏差角で射撃を実施するも、Ace Pilotカードで躱される。

第2Round

中立位置に戻ったF-105Dは、カードの使い切ったMiG-17Fを狙う。アフターバーナーを点火してMiGの背後に回り込み、20mmバルカン砲の一連射でMiGを粉砕した。
もう1機のMiGはF-105Dの背後を取り、37mm機関砲を浴びせかけるも、F-105Dのカードプレイで躱される。

第3Round

再び中立位置に戻ったF-105Dは、一旦距離を取った後、エネルギーを使い果たしたMiG-17の背後を取った。狙いすましたAIM-9Bサイドワインダーを発射。これが命中して2機目のMiGも四散した。

P(US/NV)=38/0

第5回戦

米軍は「最後のガンファイター」F-8Eクルセイダーが1機。対する北ベトナム軍はMiG-17FとMiG-19SFが各1機である。クルセイダーはAIM-9Gサイドワインダーを4発搭載している。このシナリオはいきなり接近戦から始まる。

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第1Round

MiG-17Fが最初に仕掛ける。しかし機動性に勝るクルセイダーはその攻撃をかわしてエネルギーを使い切ったMiG-17Fを追い詰める。一旦距離を開いたクルセイダーはサイドワインダーを発射。1発目は躱されたが、2発目がMiGを直撃してこれを粉砕した。

第2Round

一旦体制を立て直したクルセイダーは、もう1機のMiGに対してヘッドオンで機関砲攻撃を浴びせる。これが目標機を捉えて粉砕した。

VP(US/NV)=52/0

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第6回戦

最終戦である。ここまで5戦全敗の北ベトナム軍。最後の最後に一矢を報いたい。米軍はF-4Bファントムが2機。対する北ベトナム軍はお馴染みのMiG-19SFが2機と初登場のMiG-21Fが1機の計3機である。

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第1Round

先手を取ったファントムは、中距離からスパロー1発をMiG-19SFに対して発射する。電子戦能力の低いMiG-19SFはスパローを躱しきれずに撃墜された。それに対して北ベトナム軍はエースの乗るMiG-21Fが一気に距離を詰めてファントムを銃撃する。今度こそファントム撃墜か、と、思われたが、パイロットカードJinkによってファントムはギリギリで銃撃を回避した。

第2Round

ファントムとMiG-21Fの激しいドッグファイト。両者とも譲らない。しかしファントムとの格闘戦でエネルギーを失ったMiG-21Fをもう1機のファントムが密かに狙っている。スパロー2発が発射。1発はデコイによって躱されたが、もう1発は躱しきれずに直撃。MiG-21Fは四散する。

第3Round

ファントムが最後のMiG-19SFを追い詰める。後方を取ったファントムは、サイドワインダーを立て続けに発射する。最初の2発は目標を逸れたが、3発目がMiG-19SFを直撃した。3機目の損害。北ベトナム軍は全滅した。

VP(US/NV)=123/0

結果

アメリカ軍の6戦全勝である。北ベトナム軍の損害は計13機で、機関砲によるもの4機、サイドワインダーによるもの6機、スパローによるもの3機であった。

感想

結果は一方的なものになったが、今回は極端な展開だったと信じたい。前回プレイした湾岸戦争シナリオに比べると、今回登場した機体は電子装備が旧式で敵ミサイルに対する防御力が低い。そのため湾岸戦争時よりも旧式なミサイルながらも結構バスバス命中した。ちなみに今回のSSKP(Single Shot Kill Probability)は、サイドワインダーが50%、スパローが60%であった。ベトナム戦争期にしてはちょっと命中率高すぎかな?。ま、
良いか・・・。

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