本を1冊紹介する。
「戦艦ミズーリに突入した零戦」
これは沖縄戦の最中、米戦艦ミズーリの舷側に突入した1機の零戦について、その操縦者を特定する調査を過程を記した著作である。単なる読み物としてもとても面白い本であった。また、本書は沖縄戦期における日米空の戦いについて、今まで知らなかった事実を明らかにしてくれる。500kg爆弾を抱えた零戦52型丙、ミズーリとウィスコンシンの対空戦闘、ピケット駆逐艦の苦闘等。また死闘の中で繰り広げられる人間物語。色々な読み方が楽しめる1冊だった。
評価★★★