もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2005年12月

このブログを立ち上げたのが今年の3月。何を書くかもわからず、体裁を整える方法もわからないまま、ただ思いつくまま気の向くまま書き綴ってみました。最初は全く反応がなかったのですが、そのうちに色々な方からコメントを頂き、そのことがブログを続けていくモチベーションにつながりました。

このブログを読んで頂いた皆さん、またコメントを寄せていただいた皆さん、

 本当にありがとうございました

また来年もよろしくお願いします。

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(写真1)DAK The Desert(GJ.51)
(写真2)スターリングラード戦役(GJ.60)
(写真3)機動戦士ガン○ム、決戦!ア・バ○ア・クー(サイバーボード版)

昨日は久しぶりに訪問者が3桁に達しました。旅ネタだから受けたのか、あるいはその他の要因かわかりませんが、沢山の方に見ていただけるというのは素敵なことです。(でもどうして今日に限って急に・・・?、ちょっと怪しい気がしないでもないですが・・・)

さて、今回はゲームネタ。「今年やり残したゲーム」です。内容は前回からの続きです。

プレイはしたけど来年もプレイしたい

DAK the Desert (旧GJ.51)

 このブログを立ち上げた頃にプレイしていたゲームです。このブログにも少し取り上げたこともあります。まだブログの書き方に不慣れなので(今でも大して変わっていませんが)、記事が下手糞ですねえ(汗)。ゲーム自体には罪はありません。プレイ時間3時間程度で北アフリカ戦役をプレイできます。ルールを読んだときには「枢軸軍必勝のクソゲー」という印象を持っていたのですが、プレイしてみると両軍の特性が上手く表現されている佳作でした。コンポーネントが貧弱なのが少し難点ですが、それを補って余りあるゲームです。旧GJのゲームの中では再販を望みたいゲームの1つです。

Decision in France (CMJ.48)

 このゲームもブログで何度か取り上げました。比較的詳細なルールで1944年西部戦線初期を扱います。キャンペーンをプレイすると丸1日ではとても足りませんが、それでも1度はキャンペーンをプレイしてみたい。そんな印象を抱かせるゲームです。

スターリングラード戦役 (旧GJ.60)

 私の対戦相手が「スターリングラード戦○○○」であることは既に触れましたが、そんな彼に合わせるために(というのは嘘ですが)プレイしたゲームです。このゲームの凄い所は、「独軍は史実通りの突破を成し遂げようとすると独軍プレイヤーにかなりの熟練を要求する」というところでしょう。従来の独ソ戦ゲーム(例えば「電撃戦1941(CMJ.7)」等)は、「独軍はヘボでも良いが、赤軍がヘボだと簡単に大突破されてしまう。だから赤軍は神業的な防御手腕が要求される」というものでした。私はこのようなコンセプトが嫌いで(だって1941-1942年の赤軍でどうして神業的な防御手腕が必要なの?)、それが私を独ソ戦から遠ざける1因となっていました。その点このゲームは独軍側に熟練を要求するスタイルになっているので、その点をまず評価したいです。ただ独軍が本当にヘボだと初期の段階で進撃がストップしてしまう(私が独軍を担当した時に1度やられてしまいました(^^;)ので、独軍側は事前にある程度作戦研究をしておく必要があると思います。機会があれば再戦したいゲームの1つですが、「激マン」が先になりそうです。

5th Fleet (VG)

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このブログでも取り上げました。1990年頃のインド洋を舞台に米ソの艦隊同士が激突する仮想戦ゲームです。キャンペーンをプレイしたいという気持ちがないでもないですが、多分そんな機会はないでしょう(笑)。それよりはシナリオプレイです。計9本のショートシナリオはなかなか面白そうなものが多いので、適当に選んで遊んでみたいです。

ソロモン夜襲戦 (自作)

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このブログで既に何度も紹介しているゲームです。今年中の完成を目指したのですが、残念ながらシナリオ作成に手間取り、完成は来年以降になりそうです。丁度「男たちの大和」が話題になってる折、上手く便乗すれば商売になったかも知れません。まあ私も商売でゲームを作っている訳ではないので、あまり気にはしていませんが・・・。

機動戦士ガン○ム、決戦!ア・バ○ア・クー (自作)

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これもこのブログで何度か紹介した自作のガ○ダムゲームです。他のゲームに時間を取られてなかなかプレイする機会がないのですが、時間を見つけてプレイしたい1品です。こちらは既に完成し(最新バージョンは2.0)、某雑誌に投稿したこともあるのですが、版権等の問題により発売は難しいようです。比較的簡単なルールで要塞攻略戦4時間程度でプレイでき、かつガン○ムの雰囲気を味わえるということで、私自身はお気に入りゲームの1つです。難点はチット引きの良し悪しによって展開が大きく左右されることでしょうか。


未購入だけれども興味がある

関ヶ原強襲(GJ.17)

 私は司馬遼太郎のファンです。司馬史観については最近色々と言われてることが多く、それらの主張に頷ける点も多いのですが、彼が一流の小説家であったことを否定できる人もまた少ないでしょう。そんな彼の作品の中で、関ヶ原は「城塞」と並んで私のお気に入りの1つです。そんな私ですから、関ヶ原戦のゲームには少なからず興味があります。ツクダの「激闘!関ヶ原」「戦国の一番長い日」、GJの「戦略級関ヶ原」等です。今の所一番のお気に入りは「戦略級関ヶ原」ですが、戦術級がなくて寂しい思いをしていました。ツクダの「激関」は良いゲームなのですが、勝利条件の設定や大名の寝返りルール等で絞込みの甘い所があり、その点が不満でした。今回の「関ヶ原強襲」は、宣伝文句から見ると比較的短時間でプレイできるゲームのようです。また寝返りルールも固定のため「歴史的な展開」(「激関」では勝利に貪欲になると歴史的展開からは外れる傾向があった)も期待できそうです。「簡単すぎてつまらない」、というのが少し懸念されますが、それは購入してからの楽しみにとっておきます。

東部戦線 (Command Best)

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実は姉妹編の「装甲擲弾兵」は持っていて(EP版)、少しソロプレイをしたこともあります。旧レックの「枢軸軍バンザイ」的なユニット・レーティングが受け付けなかったので(だから「日本機動部隊」もプレイしません)、お蔵入りになっています。傑作の誉れ高いシリーズなのでこだわりを捨てれば楽しめるのかも知れません。旧赤軍には殆ど思い入れがないので、仮に「枢軸軍バンザイ」的なユニット・レーティングであっても、まあ気にならないかもしれません。

ATS :Basic Game2 Streets of Stalingrad (CMJ.66)

 これは今の所未入手ですが、多分近日中に購入するでしょう。「アドバンスド・トブルク」も未だマスターしていない状態なのですが、スターリングラード戦での精密戦術戦闘はやはり興味があります。

Steel Panther

 電脳ゲームです。20世紀末期に発売されたゲームですが、そのコンセプトは未だに色褪せていません。1ユニット=1両、1個分隊。自分で部隊を編成し、その部隊を率いてWW2の東西両戦線を戦い抜くキャンペーンもあります。今でも入手可能という情報を入手したので(何か変な日本語)、これも「機会を見つけて」プレイしたいですね。

レジェンド・ビギンズ (Command Best)

 このゲームは迷いました。「書泉」のゲームコーナーにこのゲームが並んでいるのを見て一瞬「欲しいな」と思いましたが、「いや待て、こんなゲーム買ってもいつプレイするんだ?、ちゃんと考えろ」という心の呟きがあり、購入を断念しました。鬼才シモニッチの作品ということで興味はあるのですが、他にもやりたいゲームが沢山あるし、北アフリカなら「DAK The Desert」(GJ)という傑作もあるので、今回購入は断念しました。

DownTown (GMT)

CMJ.58で紹介されていた空中戦ゲームです。ベトナム戦争を扱ったゲームなのですが、空中戦モノにしては珍しく架空の地図ではなくて実際の地図(ハノイ周辺)を使用するみたいです。1ターン1分、1ヘクス2.5マイルというスケールも珍しいので入手したいと思っています。この手のゲームは仮にプレイする機会がなくても、資料として価値のある場合が多いので、入手して損はありません。そういえば"The Speed of Heat(COA)"(1950年代-60年代を舞台とした精密空中戦ゲーム)もプレイする機会は1度もなかったのですが(笑)、資料としては大いに活用しました。

 とまあ、色々書きました。色々書いてみると、「こりゃ10年あってもプレイできんわ」と感じてしまいました(笑)。来年はちゃんとプライオリティをつけて、1つ1つプレイしていかなくてはいけませんね(笑)。

では

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(写真1)米原行き新快速、豊橋駅にて
(写真2)関ヶ原付近の雪景色
(写真3)雪を頂いた伊吹山
(写真4)雪に埋もれた米原駅

先日、大阪方面への出張がありました。
先方との約束は午後1時。普通なら8時ごろ家を出ればOKなのですが、そこは「旅人」の私。「普通」に行くのはつまらないので、ちょっと趣向を変えてみました。

早朝5時過ぎの始発列車に乗車。早朝の電車はとにかく寒い!。睡眠不足にも関わらず一睡もできませんした。北国の列車なら防寒装備が充実していて外は寒くても車内は十分暖かいのですが、関東や関西の平野部を走る列車は防寒装備が十分ではなく、冬場の早朝はとても寒くなります。うちの近所で最悪なのは相模線。単線のせいで駅での停車時間が長いので、外部の冷気がモロに入ってきます(一応半自動ドアなのですが、保温効果は乏しいです)。
三島から始発の「こだま」に乗り換え。豊橋まで行きます。さすがに新幹線車内は暖かい。豊橋までウトウトしました。
豊橋から在来線に戻ります。米原行き新快速があるのでそれに乗車。米原までの所要時間は2時間ほどです。名古屋までは普通の景色だったのですが、岐阜が近づくにつれて雪景色が目に付くようになりました。岐阜を過ぎて揖斐川の鉄橋を渡ると、そこはもう雪国の様相を呈してきます。大垣を過ぎて関ヶ原が近づくと、もう完全な雪国です。関ヶ原周辺は雪が多いことで有名なのですが、それでもこれほどの積雪を見るのは初めてでした。車窓から見える伊吹山が雪を頂いて白く輝いています。
米原からは新快速に乗り換えて一気に大阪へ。米原からしばらく走る琵琶湖畔は雪が多く残っていましたが、草津、大津、京都付近は雪がなく「いつもの風景」になっていました。ニュースによると「関西・中京地区は大雪」となっていたので、雪に埋もれた大阪の町を(少し)期待したのですが、そんな風景はなかったです。

本屋に立ち寄って、雑誌をまとめ買いしました。

アメリカ護衛艦史

「世界の艦船」の別冊です。マイナーテーマここに極めり、という感があります。「日本特務艦史」もマイナーだったけど、こっちもすごいなあ。パラパラ読んでます。

J Wings 2月号

「よくわかる現在戦闘機の戦い方」というサブタイトルに惹かれて買ってしまいました。このJ Wingsは、大げさなタイトルや派手なキャッチコピーの割りに中身がつまらないというパターンが多いです。後悔するかも・・・。

日経ソフトウェア2月号

これは半ば仕事用です。読んでいて面白い雑誌ではないのですが、こういう雑誌も読んでおかないと「使えない」エンジニアになってしまうので、半ば義務感で読んでいます。

ソフトウェアテストPress Vol.2

こちらも仕事用。ソフトウェアテストのノウハウについて書かれた雑誌です。しかしこっちはVol.1が面白かったので、Vol.2も結構期待しています。仕事にも役に立つ、読んでいて面白い、というのはすばらしいことです。

旅と鉄道 2006冬休み号

そろそろ冬の旅行シーズン。青春18切符も入手したので行き先を決める際の資にする目的で買いました。読み物としても(多分)それなりに面白いんじゃないかな?。

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夜間戦闘



 今までは昼間戦闘における「大和」vs「アイオワ」を扱ってきました。ところで両者の夜間戦闘能力はどうなのでしょうか?。よく言われることは、「夜間(あるいは狭視界における)戦闘では電波兵器に優れる「アイオワ」が有利」というものです。私もその説に賛同します。そのため夜間シナリオでは、米側の勝利条件を厳しくし、「大和」「武蔵」の2戦艦を共に大破させなければならない、となっています。

 これまでの幾度かの戦いを通じて「アイオワ」級戦艦による「大和」型戦艦の対処方法が色々とわかってきました。とにかく戦うのは遠距離又は近距離。中距離戦闘は厳禁です。なぜならこの距離では「アイオワ」の主砲が敵戦艦の主要部を貫通できないのに対し、「大和」の主砲弾は「アイオワ」の主要防御を苦もなく貫通してしまうからです。遠距離でダメージを与えて彼我の戦力比を予め有利にしておき、接近戦ではトドメを刺す。これが「アイオワ」級戦艦で「大和」と戦うときの基本戦術となりそうです。
 また今回は夜戦ということで、それに対する対策もいくつか用意しました。1つは2隻の戦艦をスタックさせないこと。レーダー性能に劣る日本軍は照明弾に頼った砲撃を行ってくることが予想されますが、スタックしていると1発の照明弾で2隻が照明されてしまいます。2ヶ所に分散していればそれぞれに照明弾を撃つ必要があり、手間が2倍になります。あとは出来る限り「後攻」を取ること。後攻を取り続ければルールの関係上日本側は全く反撃できないからです。

 それから(これはどうでも良いことなのですが)今回はいつもの「アイオワ」「ニュージャージ」ではなく、「ミズーリ」「ウィスコンシン」の新鋭戦艦2隻に御登場願うことにしました。名前が変わっただけで中身は全く同じなのですが・・・。

アメリカ第7戦艦戦隊の戦い

 第1ターン:我が夜間索敵機の報告にあった日本艦隊をレーダーが捉えたのは日付が変わろうとしていた深夜であった。距離37キロ。例のモンスター戦艦2隻らしい。こちらの戦力は第7戦艦戦隊に所属する2隻の新鋭戦艦「ミズーリ」と「ウィスコンシン」である。5分後、距離33キロに迫った時点で初弾発砲。弾着観測の錯綜を避けるため、「ミズーリ」が敵1番艦を、「ウィスコンシン」が敵2番艦を狙う。「ミズーリ」の主砲弾には赤い染料が、「ウィスコンシン」の主砲弾には緑の染料が詰め込まれている。もし昼間ならば、それらが発する鮮やかな色の水柱をここからも視認することができただろう。

 第2ターン:射撃開始後5分で早くも「ウィスコンシン」が初弾命中を得た。続いて立て続けに合計5発の16インチ砲弾が敵2番艦(後に「武蔵」と判明)に命中した。モンスター戦艦の強靭な装甲は16インチ砲弾の何発かを弾き返したようだが、大落角で降り注ぐ16インチSHSもまた強力である。何発が艦内で爆発。さらに誘爆を引き起こしているようだ。大きな損害を被った敵2番艦はにわかに速度を減じた(訳注:「武蔵」の損害はこの時点で26p=小破)。日本艦隊は我々が持っているような優秀な射撃用レーダーを持たないらしい。未だに敵からの反撃は全くない。

 第4ターン:射撃開始から15分が経過していた。我が艦隊は左60度変針し、日本艦隊と距離26キロ前後で並航砲戦を続けていた。「ウィスコンシン」の射撃が敵2番艦を再び夾叉した。3発の16インチSHSが立て続けに敵艦上で炸裂する。敵艦は大きく後落し、次第に艦隊から脱落していった(訳注:「武蔵」の損害は累積43p=大破)。それにしてもこの遠距離でしかも暗夜という条件下で高い命中率を発揮できるMk-13射撃管制用レーダーの性能は一種の驚異である。それにも増して、この新兵器を自在に使いこなす「ウィスコンシン」乗員の技量には恐れ入る。それに引き換え僚艦「ミズーリ」は未だに1発の命中弾も得ることができない。このころ日本艦隊がようやく射撃を開始。敵1番艦が照明弾を発射したが、それは全く見当外れの方向で落下。我々にとっては全く脅威にならない。

 第5ターン:「ミズーリ」の射撃がようやく敵1番艦(後に「大和」と判明)を捉えた。3発が命中。しかしモンスターの強靭な装甲は3発の16インチ砲弾をものともしないようだった(訳注:「大和」の損害は10p=戦闘航行に支障なし)。敵の照明弾は相変わらず見当違いの方向を照らし出しているが、その着弾は次第に正確さを増してきた。

 第7ターン:距離約24キロで敵艦の頭を押さえるT字陣形を取った我が艦隊。距離が近づいたことによって敵の照明弾は我が艦隊の頭上で正確に炸裂し始めていた。敵艦艦上から連続した発砲の閃光が走る。「ミズーリ」の遥かに離れた海面に数本の巨大な水柱が上がる。モンスターの主砲は威力はすごい。ただし正確さには欠ける。

 第8ターン:敵モンスターと雌雄を決すべく我が艦隊は右180度一斉回頭を行う。回頭終了後、距離20キロからの「ミズーリ」の射撃が敵1番艦を捉えた。3発が命中。しかしこの距離ではモンスターの強靭な装甲が最も効果を発揮できるらしい。モンスターは大きな損害を受けた様子も見せないまま、なおも激しい砲撃を続けている(訳注:「大和」の損害はこの時点で15p=小破)。

 第9ターン:距離15キロに迫った時点で「ウィスコンシン」も砲撃に加わる。凄腕の「ウィスコンシン」は早くも命中弾を与えた。3発が命中。さすがのモンスターもこの被弾によってがっくりと速度を落とした(訳注:「大和」の損害はこの時点で28p=中破)。

 第10ターン:距離12キロ。最早至近距離と言って良い。「ミズーリ」「ウィスコンシン」からの砲撃が次々と敵モンスターに降り注ぐ。多数の16インチ砲弾(戦後の調査ではこの時の命中数は5発)が目標に命中。至近距離からの16インチ砲弾はモンスターの装甲をも紙の様に貫いた。何発かは敵艦の致命部に命中。大爆発を起こしたモンスターは暗夜の海に姿を消した。敵艦2隻を撃沈破した我が第7戦艦戦隊は戦闘を中止。大破したもう1隻のモンスターの処分は翌朝の航空攻撃に託した。

 翌日の早朝。我がアヴェンジャー雷撃機が瀕死のモンスターに数発の魚雷を命中させ、これを海底に送り届けたことについては、改めて付け加えるまでもないだろう。

両軍の損害

戦艦「大和」      被弾14、ダメージ54、沈没
戦艦「武蔵」      被弾 8、ダメージ43、大破
戦艦「ミズーリ」    被弾 0、ダメージ 0、無傷
戦艦「ウィスコンシン」 被弾 0、ダメージ 0、無傷

プレイ時間約30分

感想

 リプレイの結果はかなり一方的な展開になってしまいました。しかし今回は米軍のダイスがかなりついていたと思います。第1~5ターンの砲撃で夾又3回、命中11発というのは、夾又回数で期待値の5割増し、命中数では期待値の2倍以上です。また中盤以降も日本側は何度も「4以下夾又」というチャンスがあったのですが、悉く外しまくりました。日本側は今回運に見放されていたようです。もちろんこのシナリオが日本側にとって厳しいものであることは確かです。夜戦だから反撃の手段は限られていますし、前半は敵のレーダー射撃をただ「耐えるだけ」の展開になってしまうでしょう。ただ勝利条件的には米側に厳しいものになっています。日本艦隊が我慢強い回避運動と機敏な反撃によって勝利条件を満たすことは、決して不可能ではありません。事実、このリプレイに先立つこと5日前に行った同シナリオでは、日本側は「大和」小破、「武蔵」大破の被害を被りながらも、「アイオワ」を大破させることに成功し、「大和」突破成功によって勝利条件をも満足しています。

 ただ、このシナリオが日本側プレイヤーにとって、「かなりフラストレーションの溜まるもの」であることは間違いないとは思います。


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