(写真1)高千穂峰を霧島連山から見る
(写真2,3)高千穂河原付近の紅葉
(写真4)噴火口
(写真5)最後の登り
(写真2,3)高千穂河原付近の紅葉
(写真4)噴火口
(写真5)最後の登り
九州の山
私は九州が好きです。仕事の関係で行くこともあるのですが、それよりもプライベートで行く事の方が多いです。今回は九州の山について少し話をしたいのですが、九州の山というと一般にはやや地味な印象がありますが、なんのなんの、登ってみると個性的な山々が多く、アルプスや大雪とはまた違った山歩きが楽しめます。
今回から何度かに分けて、私がかつて踏破した山々について思いつくままに書き込みたいと思います。
登山口は高千穂河原。国分市から車で30~40分の所にあります。霧島神宮の巨大な鳥居があります。
私がこの山に登ったのは秋でした。天気は快晴。歩き始めると樹木帯の中に入っていきます。季節が秋なので紅葉がとても綺麗でした。
私がこの山に登ったのは秋でした。天気は快晴。歩き始めると樹木帯の中に入っていきます。季節が秋なので紅葉がとても綺麗でした。
森林限界を超えると視界が広がり、目の前に雄大な高千穂峰が見えてきます。しばらく歩くとガレ場の急斜面。歩きにくい急斜面をひたすら登る。30分ほどで噴火口を眼下に見る地点に着きます。右手に巨大な噴火口を見つつ緩やかな登り道を進んでいきます。噴火口からは今でも噴煙が吹き上がっていて、この高千穂峰が霧島火山帯の中でも活発な活動を続ける火山の1つであることを教えてくれます。
御鉢回りを半周した所から少し下り、やや低い鞍部を通って高千穂峰への最後の急登が始まります。頂上までの標高差は200m弱。最後の斜面もガレ場で登りにくいですが、周囲に見える山々の景色はとても綺麗です。
頂上までの所要時間は約2時間。錦江湾に浮かぶ桜島、大隈半島の山々も見えます。近くには韓国岳、新燃岳等の霧島の山々、少し離れて北の方には市房山も見えます。
感想
高千穂峰は霧島連山の中でも独立峰に近い山です。その分登山経路のバリエーションにやや乏しく、大抵の場合は高千穂河原からの往復というコースになると思います。その点、様々なバリエーションコースが楽しめる韓国岳、新燃岳といった霧島連山主要ルートに比べると、山歩きの楽しさ、という点では一歩見劣りします。この山の魅力は雄大な噴火口の景色と、山頂からの景観にあると思います。また高千穂河原に車を停めて半日あれば山頂往復ができ、近くには温泉も数多くあるので、山歩き+温泉と洒落込むのも良いかも知れません。