もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2008年05月

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私はよく神保町界隈へ行きます。
本を買う。ゲームを買う。本を立読みする。山用品を買う等です。

その神保町界隈には「いもや」という名の店が何軒かあります。天丼の「いもや」、とんかつの「いもや」、天麩羅の「いもや」等等。いずれも良心的な価格で美味しい食事を提供してくれます。

先日、例によって神保町界隈へ行く機会があり、久しぶりに天麩羅「いもや」に行ってみました。
丁度昼飯時だったので店内はサラリーマン風の人で一杯です。しばらく待たされましたが、それでも客の回転が早いので、10乃至15分程度で天麩羅にありつけました。

メニューは天麩羅定食\650と海老天定食\850のみというシンプルさ。午後1時以降は追加で天麩羅を単品注文することもできるみたいですが、昼時の多客時はダメみたい。

で、お味の方なのですが、目の前でジュージュー揚げた天麩羅は旨いです。具材は5種類ぐらい。海老、キス、カボチャ、春菊、アナゴ、だったかな?。いずれも揚げたてでアツアツです。他にご飯、ナメコ汁がつきます。漬物は食べ放題。

B級グルメの代表格。さすがに「手放しで美味しい」と絶賛できるほどではありませんが、値段や土地柄を考えれば、コストパフォーマンスは極めて良好、と言えるでしょう。ただ日祝は定休日です。

お奨め度★★★

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以前に馬曲温泉を紹介しましたが、同じ機会に回った温泉のもう1件が今回紹介する戸狩温泉「望の湯」です。戸狩温泉地区にある2件の公共浴場のうちの1件です。

こじんまりとした温泉で、男女それぞれ内湯が1つだけです。他に露天風呂もあるようですが、私が尋ねた日は露天風呂には入れてくれませんでした。

入浴料は\400。内湯には洗い場とシャンプー及びボディソープが備えられています。価格は良心的。設備的には問題なし。強いて欠点らしきものをあげれば、内湯が小さいことと洗い場が少ないことでしょうか。客が数名なら問題ありませんが、10名以上入ってきた場合は手狭かもしれません。

泉質は無色透明。入浴後もそれほどベトベトはしませんでした。湯温はやや高めですが、目茶苦茶熱い訳ではないので心配には及びません。

この温泉。いわゆる「公共浴場」としての魅力に溢れていて、しかも設備も良し、値段も良心的なのでお奨めできます。板張りの内湯も良かったのですが、全般に地味なのでやや面白みに欠けるかな、という気もしてきます。

お奨め度★★★

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徹底比較日米潜水艦

学研

学研の「歴史群像」太平洋戦史シリーズの第63巻です。
今回は日米の潜水艦を扱っています。
正直な所、面白かったのは日米潜水艦の魚雷方位盤に関する記事と米潜水艦の兵装に関する記事のみ。
他はあまり面白くありませんでした。
何故面白くないんだろう?。
上手く説明できないのですが、ひょっとしたら潜水艦に艦名が付いていないためかも・・・・。
太平洋戦争期に活躍した日本潜水艦、例えば伊19や伊58に「渦潮」だとか「親潮」だとかいった艦名が付いていたらどうだろう?。
もう少し潜水艦に対する思い入れが変わっていたかもしれません。

お奨め度★★

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「ソロモン夜襲戦」登場艦艇紹介

今回は「ソロモン夜襲戦」に登場する艦艇について紹介したいと思います。実際の性能や戦歴は他の史料等を見ればわかる話なので、ここでは「ソロモン夜襲戦」におけるこれらの艦(フネ)の扱いについて書いていきたいと思います。

 (注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちらをご覧下さい

連合軍重巡バックナンバー
連合軍重巡編(2)



英海軍重巡洋艦概説

WW2開戦時に計65隻を数えて隻数の上では世界最強を誇った英国海軍ですが、重巡戦力では日米に比べると見劣りする感があります。WW2開戦時の重巡戦力は15隻、日米それぞれ18隻に比べると隻数面で見劣りします。また強力な砲雷撃能力と高速力を誇る日本海軍の重巡群、あるいは強力な8インチ砲と重防御を誇る米海軍の重巡群と比べた時、弱武装、低速、軽防御の英重巡がひ弱に見えるのは否めません。その一方で大きな航続距離を有し、居住性や航洋性に優れた英重巡は、海上交通保護には最適でした。
英海軍の重巡群は、旧式の「ホーキンス」級を除けば、8インチ砲8門装備の「ケント」「ロンドン」「ドーセットシャー」級が計13隻、8インチ砲6門装備の「ヨーク」「エクゼター」が2隻です。前者は「カウンティ」級とも呼ばれることがあり、本ゲームでは「ケント」級と総称しています。後者は厳密には別クラスの艦ですが、本ゲームでは「ヨーク」級と総称しています。
戦時中はその特性通り海上交通保護やドイツ通商破壊艦の捜索に活躍し、さらには「シュペー」「ビスマルク」「シャルンホルスト」といったドイツ海軍の主力艦に対する艦隊作戦でも大いに活躍しています。その貢献度は日米の同種艦に勝るとも劣らないものでした。WW2における英重巡の活躍は、この種の艦の価値が必ずしもその個艦性能の優劣だけに依存しないことを教えています。

「ケント」級

概説

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英海軍が最初に整備した条約型重巡が「ケント」級です。本ゲームでは、オリジナルの「ケント」級に加えて、その改造型である「ロンドン」級、「ドーセットシャー」級も含めて「ケント」級と総称しています。
中心線上に配置した8門の8インチ砲と両舷に搭載した4連装の魚雷発射管。その砲雷撃戦能力は必ずしも傑出したものではありませんでした。しかし船型に対して過大な兵装を搭載していなかったため安定性に優れ、荒天時の射撃性能や砲の散布界に優れていました。戦時中は海上交通保護や「ビスマルク」追撃戦等に活躍し、ドイツ通商破壊艦制圧に対する貢献度は極めて大きいものがありました。しかし太平洋戦線では砲雷撃戦能力に優れた日本海軍相手に苦戦を強いられ、オーストラリア海軍の「キャンベラ」が第1次ソロモン海戦で失われています。

ゲームでの性能

英海軍の条約型重巡を代表する本級ですが、ゲーム上での性能は日米の重巡に比べて見劣りする感は否めません。装甲値「3-6-4」は日本海軍の一般的な重巡と同等ですが、やや小ぶりな船体の影響で耐久力は日本重巡に及びません。また砲力は20cmA砲「4-8-4」で、搭載火砲は日本艦と同じながらも舷側火力は2割減です。魚雷も一応搭載し、その点では魚雷を全廃した米艦よりも有利とも言えます。しかし搭載魚雷が日本の酸素魚雷ほど強力なものではないため、その打撃力は限定的なものだと言わざるを得ません。

シナリオでの扱い

シナリオ4で「キャンベラ」が登場します。また仮想戦ですがシナリオ3で「ドーセットシャー」「コーンウォール」が登場します。シナリオ化されていないところで本級が活躍する場面を想定すると、スリガオ海峡海戦やビアク島沖海戦があります。両方とも展開がやや一方的なので、そのままでシナリオ化するのは難しいかも知れません。

「ヨーク」級

概説

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英海軍は「ケント」「ロンドン」「ドーセットシャー」級計13隻を整備した後、やや小型化した「ヨーク」及び「エクゼター」の2隻を整備しました。これらの艦は、排水量を1万トンから8000トンに低減して建造費用の削減を狙ったものです。小型化した分装備は簡略化され、主砲は前級の8門から6門、魚雷発射管も8門から6門に減らされました。結果的に前級と比して砲雷撃戦能力が25%ダウンしています。しかし実際の排水量は8千トン以内に収まらなかった上、建造費も1万トン級に比して約10%程度しか削減できませんでした。諸外国の重巡と比較してみても本級の兵装はいかにも弱体であり、費用対効果にも劣る艦として当時も批判が強かったようです。
戦時中は両艦とも大西洋における海上護衛任務に活躍し、「エクゼター」は独装甲艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」の追撃・撃沈に際して主要な役割を演じています。その後「ヨーク」は地中海に移動してイタリア海軍相手に奮戦したが、クレタ島在泊中にイタリアの水上特攻艇による攻撃により大破座礁。その後独軍によるクレタ侵攻に伴って放棄。「エクゼター」は太平洋方面に移動。スラバヤ沖海戦等で日本艦隊と激しく戦い、最後は優勢な日本艦隊に包囲されて失われました。

ゲームでの性能

本級は元々経済性を重視して設計建造されたため、個艦性能では各国の重巡クラスの艦では最低級です。砲力は20cmA砲「4-6-2」で、これは日本海軍の「古鷹」「青葉」級と同じ。装甲防御力も「2-5-4」になり20cm砲に対する対弾防御力は大いに減ぜられました。魚雷も一応装備しますが、片舷発射雷数がわずかに3本で、気休め程度と考えた方が良さそうです。総じて日本海軍の「古鷹」「青葉」級から魚雷をしょぼくした性能、といえば当たらずとも遠からずです。

シナリオでの扱い

仮想戦であるシナリオ3が唯一の登場機会です。まだシナリオ化されていませんが、スラバヤ沖海戦がシナリオ化されれば間違いなく登場するでしょう。また蘭印攻略戦を巡る仮想戦シナリオが製作されることがあれば、登場する可能性の高い艦であることは間違いありません。

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「ソロモン夜襲戦」登場艦艇紹介

今回は「ソロモン夜襲戦」に登場する艦艇について紹介したいと思います。実際の性能や戦歴は他の史料等を見ればわかる話なので、ここでは「ソロモン夜襲戦」におけるこれらの艦(フネ)の扱いについて書いていきたいと思います。

 (注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちらをご覧下さい

連合軍重巡バックナンバー
連合軍重巡編(1)

「ニューオーリンズ」級

概説

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「ポートランド」級から大幅に設計変更を行い、防御力の強化を図ったモデルです。艦容は今までのクラスから大きく変貌し、英「ネルソン」級戦艦に倣った塔型艦橋を持つ艦となりました。全般的に装甲防御力が全級よりも強化されている他、高角砲や航空機配置が前級から改められています。1934~1937年にかけて計7隻が就役しました。
戦時中は「タスカルーサ」が大西洋戦線で終始行動した他は、全艦が太平洋戦線で行動しました。同級のうち「ヴィンセンス」「クインシー」「アストリア」の3隻が第1次ソロモン海戦で枕を並べて撃沈され、その後のガダルカナルを巡る戦いで「サンフランシスコ」「ミネアポリス」「ニューオーリンズ」も次々と大破して戦場を離れて行きました。後に後者3隻は戦場に復帰し、レイテを巡る戦いでは日本艦隊と砲火を交えています。被害の大きさという点では「ノーザンプトン」級を上回る犠牲を強いられたクラスだと言えましょう。

ゲームでの性能

火力は「ノーザンプトン」「ポートランド」級と同じく20cmB砲「6-9-3」。日本重巡とほぼ互角です。装甲は「ポートランド」級よりもわずかに強化されて「3-7-7」。性能的には「ポートランド」級の改良型といって良さそうです。遠距離防御力がより強化されているので、遠距離砲戦がより安全になりました。

シナリオでの扱い

シナリオ4で「ヴィンセンス」「クインシー」「アストリア」、シナリオ6で「サンフランシスコ」、シナリオ8で「ミネアポリス」「ニューオーリンズ」が登場します。いずれのシナリオも史実で米軍が大敗した戦いを扱ったものなので、これらのシナリオに登場する諸艦も苦戦を強いられるでしょう。シナリオ13でも「ニューオーリンズ」が登場しますが、今度は圧倒的に強化されたTF34の1艦として栗田艦隊と相対します。今まで虐げられ続けた日本艦隊に対して報復するには絶好の機会です。その他、シナリオ15、16で「サンフランシスコ」「ニューオーリンズ」「ミネアポリス」が登場します。シナリオ化されていない所では、マリアナ又はレイテ海戦ぐらいでしょうか。

「ウィチタ」

概説

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米海軍最後の条約型重巡となった「ウィチタ」は、当初は「ニューオーリンズ」級の1艦として就航する予定でしたが、途中で「フルックリン」級軽巡の設計を大幅に取り入れた新設計の艦として登場しました。砲力は従来の艦と変わっていませんが、両用砲に米海軍の巡洋艦として初めて38口径127mm砲を採用。全8門の両用砲のうち2門を艦の中心線上前後に配置。後の米巡洋艦のデザインの範となりました。
戦時中、最新鋭の巡洋艦であった「ウィチタ」は当初大西洋方面で行動し、援ソ船団の支援や北アフリカ上陸作戦に従事しました。1943年以降は太平洋に移動し、米軍による反攻作戦に参加しました。レイテ沖海戦では落伍した我が軽空母「千代田」を撃沈した他、駆逐艦「初月」を撃沈する等、戦果を上げています。総じて極めて多彩な戦歴の艦だといえましょう。

ゲームでの性能

主砲の数は前作「ニューオーリンズ」級と同じなのですが、主砲のTypeがBからCに強化されました。これはSHSを使用できるようになった新型火砲で、ゲーム上のデータでも射程距離がやや短くなった代わりに貫通力が強化されました。その貫通力は日本重巡の主装甲部を全領域で打ち抜ける性能を誇っています。
装甲防御力は前作「ニューオーリンズ」級と同じですが、元々前作が日本重巡に対してやや過剰と思える程の防御力を持っていたので、「ウィチタ」も重巡同士の砲戦では十分な対弾防御力を持っています。
強化された砲戦力と強力な装甲防御力により、「ウィチタ」は中距離以遠の砲戦において日本重巡を圧倒できる性能を有するに至りました。注意すべきは接近戦で、いかなる場合でも日本艦との接近戦は厳禁です。

シナリオでの扱い

「ウィチタ」はガダルカナル攻防戦に殆ど参加していないため、シナリオで登場する機会は少ないです。シナリオ13でTF34の1艦として登場する可能性がある他、シナリオ16で登場する可能性があります。シナリオ化されていない所では、マリアナ、レイテの大海戦がまず考えられます。あと1943年では主に北大西洋で行動しているので、アッツ、キスカを巡る戦いで日本重巡との激突が考えられます。

「ボルティモア」級

概説

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軍縮条約失効後に米海軍が計画・建造した最初の重巡洋艦が「ボルティモア」級です。基本的な設計は「ウィチタ」級重巡及び「クリーブランド」級軽巡をベースに進めれましたが、無条約時代の設計であるため大型化し、満載排水量17,000トンに達する大型艦になりました。
主砲数は条約型重巡と同じですが、搭載火砲がSHS運用可能な新型に更新されたため、実質的な火力は増大しました。対空火力も大幅に強化され、127mm両用砲12門、40mm機関砲48門を装備するそれは、実質的に条約型重巡の2倍に達するものでした。
本級は計24隻の建造が予定さていましたが、実際には14隻が完成したに留まりました。戦時中に完成したのはそのうち11隻で、実戦に参加する機会を得たのは「ボルティモア」「ボストン」等計6隻でした。マーシャル進攻作戦が戦場に姿を現した本級は、その強力な対空火力で高速空母部隊を守る強力な盾として活躍しました。しかし日本艦隊と交戦する機会はなく、自慢の水上打撃力はついにその威力を発揮する機会に恵まれなかったのです。
艦の性能としては同じく戦時量産型の「クリーブランド」級軽巡を完全に凌駕するものでありながら、実績では彼に遠く及ばなかった点、艦にとって性能の優劣のみがその価値を決めるものではないと教えてくれます。

ゲームでの性能

砲力は20cmC砲「6-10-3」。前作「ウィチタ」級より舷側火力が1増しています。これによって火力でも日本重巡に匹敵するレベルに達し、火砲の性能優越と相まって日本重巡を完全に凌駕する砲戦力を有するに至りました。また防御力についても前作よりもさらに強化されました。装甲値「4-8-8」。最早中距離以遠では8インチクラスでは歯が立たないほどにまでなりました。船体の大型化に伴って耐久力も向上し、さらに完備された電測兵装とも相まって中距離以上の砲戦では無敵の存在となりました。少なくとも相手が同数以下であれば、重巡クラスの敵を圧倒できるでしょう。ただし例によって近距離戦は厳禁。大型化した船体は酸素魚雷に対してもある程度の抵抗力が期待できますが、それでも1発で致命傷を食らう可能性は残っています。

シナリオでの扱い

仮想戦ですがシナリオ13でTF34の1艦として登場する可能性があります。米軍有利なシナリオなのでその砲力と防御力を如何なく発揮できるでしょう。その他のシナリオでは登場しませんが、実際に戦場に登場するのが遅かったので仕方がないでしょう。本級を活躍させる場面としては仮想戦しかありませんが、例えばレイテ戦後の南シナ海における日本水上部隊掃討戦や礼号作戦時における日本艦隊との激突といったシナリオが考えられます。

(つづく)

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