2009年04月
「Conflict of Heroes」リプレイ--シナリオ5「モンスター」
主題のゲーム、この度某ゲームクラブでお相手していただけることとなり、事前に練習しておこうと思ってソロプレイを試してみました。
まずシナリオ選びです。
条件1:マップが極端に広すぎないこと(このゲームのマップは○○みたいに広いです)
条件2:両軍に戦車が登場すること(戦車好き!!)
条件3:できれば隠匿配置はなしのこと(ソロプレイですから)
まずシナリオ選びです。
条件1:マップが極端に広すぎないこと(このゲームのマップは○○みたいに広いです)
条件2:両軍に戦車が登場すること(戦車好き!!)
条件3:できれば隠匿配置はなしのこと(ソロプレイですから)
という訳でシナリオを見てみると・・・・、
まず最初の条件1でシナリオ6,9が脱落。
次に条件2でシナリオ1,2,3,8,10が脱落。
残ったのはシナリオ4,5,7のみ。
最後の条件を満足するシナリオはありませんでしたが、両軍の兵力が多くて面白さうなシナリオ、ということでシナリオ5を選びました。
まず最初の条件1でシナリオ6,9が脱落。
次に条件2でシナリオ1,2,3,8,10が脱落。
残ったのはシナリオ4,5,7のみ。
最後の条件を満足するシナリオはありませんでしたが、両軍の兵力が多くて面白さうなシナリオ、ということでシナリオ5を選びました。
このシナリオは1941年6月23日にドイツ軍が始めてT-34戦車による反撃を受けた時の戦いを扱ったものです。ドイツ軍は戦車8両の他、LMGチームが1個、37mm対戦車砲が2門と、それらを輸送する車両からなります。対する赤軍は、初期配置でライフル分隊2個、45mm対戦車砲1門、BA-10装甲車1両、T-26b,BT-7戦車がそれぞれ3両と2両です。
セットアップ
赤軍は主力がマップ3中央に走る山地に展開しています。唯一隠匿配置可能なBT-7戦車2両は下図の赤丸に配置しました。ドイツ軍はセットアップが決まっているので指定どおり置くだけです。戦車兵力は赤軍の6両に対し8両と優越していますが、戦車のうち2両は対戦車火力に乏しい4号戦車(短砲身の75mm砲を搭載)、他にも偵察戦車と言って良い2号戦車が3両含まれています。一番頼りになるのは37mm砲を装備した3号戦車と38t戦車。特に38t戦車はこのシナリオの独軍の中では最強です。

第1ターン


まず独軍は4号戦車が発煙弾を発射。高台に陣取る赤軍戦車部隊の視界を遮ります。そして主力を戦線左翼に向かわせ、遮二無二突破を図ります。しかし赤軍の抵抗は激しく、進撃の途中で3号戦車と4号戦車各1両が早くも撃破されてしまいました。

セットアップ時に赤軍側が有している戦車はT-26やBT-7といった比較的「組し易い」はずの戦車です。しかしこれらの「組し易い」戦車が意外と手強い。まず火力は37mm砲装備の3号戦車に比べると1ランク強力になっています。逆に防御力は独軍戦車よりも心持ち弱めになっていますが、トータルして考えると独軍と赤軍の戦車に性能差はありません。しかもこのシナリオでは赤軍が地の利を得ています。この修正がかなり厳しく、トータルで±2の修正が適用されます。このゲームは射撃を2D6で解決しますから、例えば通常の状況では両者とも9以上の目で損害を与えられる所を、地の利が効いているので赤軍は8以上、独軍は10以上が有効打になります。さらに付け加えると、赤軍戦車と互角に戦えるのは先にも書いたとおり3号戦車と38t戦車だけであり、2号戦車、4号戦車はとても互角の対決は望めません。この状況下で第1線の赤軍部隊を突破するのは相当困難です。
第2ターン



第3ターン


しかし喜びは長くは続きません。続いて動き出した別の2号戦車は動き始めた瞬間赤軍戦車の的確な射撃を浴びて爆発炎上。独軍の損害は5両に達しました。
続いて4号戦車による発煙弾の支援を受けた3号戦車がT-26に急接近。煙幕の隙間から射撃を加えようとしましたが、いち早く反応したT-26の反撃を受けて爆発炎上。独軍の損害は6両目。
この段階で勝利の可能性がないと判断した独軍司令部は作戦を中止。部隊を撤退させました。
感想
プレイ時間は約2時間。仮に最終ターンまでプレイしても3時間程で終わりそうです。噂には聞いていましたが、細かいルールが少なく、サクサク進む感じが良いですね。戦闘解決は2D6で行いますが、やや大雑把な感は否めません。確かにわかり易い方式なのですが、ダイスを振る前にある程度確率を計算する必要があるので(可能性に乏しい射撃を好き好んでしたがるプレイヤーはいないでしょう)、それなりに時間はかかります。慣れれば対したことはないのでしょうが・・・・。システムそのものは悪くないのですが、やや大雑把な感じがします。37mm砲と20mm砲の違いが攻撃力の差1というのもちょっと・・・・。
今回プレイしたシナリオについては、かなり独軍が不利なように思いました。先にも書きましたが独軍戦車は必ずしも赤軍戦車よりも強い訳ではなく、しかもこのシナリオは赤軍側が地の利を得ています。運が良ければ第1線の赤軍部隊を突破することはできるかもしれませんが、増援で現れる4両のT-34をどうやって始末すれば良いのでしょうか?。私には想像がつきませんです。
ホームページ開設しました
既に一部を公開していますが、この度ホームページを開設しました。
-> こちら
ゲームと戦史ネタが中心です。
過去に本ブログで公開した情報を再構成したものになっています。
過去に本ブログで公開した情報を再構成したものになっています。
今後ページを少しずつ充実させていきたいと思います。
宜しければ、遊びに来て下さい。
エアスペをVASSALで
こちらやこちらに触発されて、私も久しぶりにエアスペをやってみたくなりました。
で、折角だから「出先でもプレイ可能」にするべくVASSALのモジュールを漁っていると、COA社のSpeed of Heatのモジュールが見つかりました。Speed of Heatはエアスペシリーズの最新版で、エアスペシリーズの中では現在でも辛うじて入手可能な作品ではないかと思います。扱っているテーマが朝鮮戦争からヴェトナム戦争とやや地味ですが、ボロ作戦やラインバッカー作戦といったアイテムには米人の琴線に触れる何かがあるのかもしれません。
で、折角だから「出先でもプレイ可能」にするべくVASSALのモジュールを漁っていると、COA社のSpeed of Heatのモジュールが見つかりました。Speed of Heatはエアスペシリーズの最新版で、エアスペシリーズの中では現在でも辛うじて入手可能な作品ではないかと思います。扱っているテーマが朝鮮戦争からヴェトナム戦争とやや地味ですが、ボロ作戦やラインバッカー作戦といったアイテムには米人の琴線に触れる何かがあるのかもしれません。
残念なことにこのSpeed of Heatには1980年代の機体は含まれていません。あくまでもヴェトナム戦争に登場した機材までです。つまりF-4ファントムが最新機ということになります。それはそれで良いのですが、F-14やF-15を「スーパーウェポン」として育った世代にとってはちょっと物足らないのも確か。そこでVASSALの編集機能を使ってSpeed of Heatに新型機の駒を追加してみました。それが以下の写真です。

追加したのはF-14、F-15、F-16、F/A-18、MiG-29、Su-27の計6種です。まあこれだけ揃っていれば1980年代~2000年代における主要な空中戦は網羅できそうです。