もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2009年05月

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先日、YSGAさんにお邪魔して、Conflict of Heroesを楽しんできました。

前回までのあらすじ-->こちら

シナリオ4.「掩体壕」

今までの展開があまりに一方的だったので、もう少し別のシナリオはないか、ということで探してきたのがこのシナリオです。このシナリオも攻撃側はドイツ軍。ドイツ軍にとっては、掩体壕にこもる赤軍部隊を撃破しつつ、掩体壕を占領するのが目的です。兵力は独軍10ユニット(戦車4、歩兵4、トラック2)に対して赤軍8(歩兵5、戦車2、対戦車砲1)です。CAP値はドイツ軍有利。このシナリオは兵力と指揮能力に勝る独軍が、最小の損害でいかにして赤軍防衛線を突破するかがポイントになりそうです。

果たせるかな、ゲーム展開は期待通り緊迫したものになっていました。

第1ターン。ドイツ軍は慎重に前進します。赤軍機関砲部隊の射撃によって若干の出血を強いられながらも入口の村落の制圧に成功しました。しかしこの辺りはまだ序の口。本格的な戦闘はこの後です。

イメージ 3第2ターン、ドイツ軍は2号戦車に突進を命じました。姿を隠している赤軍戦車と対戦車砲に反撃を強いることによりその姿を露見させるのが狙いです。赤軍の対戦車部隊は2両のT-26戦車と1門の45mm対戦車砲のみ。この正体を暴露すれば一気に勝ちに持っていける。その過程で2号戦車に損害が出るのも止むを得ない。この機動が奏効しました。赤軍のT-26と対戦車砲が次々と姿を現したのです。しかも赤軍側のダイス目の悪さも手伝って予想外に損害が小さい。これはいける。

イメージ 4第3~4ターン。戦線後方に回り込んだ我が快速部隊と赤軍戦車、対戦車砲、そして歩兵部隊との激しい戦いが繰り広げられました。姿を現したT-26戦車を我が3号戦車が撃破。掩体壕に篭る45mm対戦車砲に対しては、75mm砲を装備した4号戦車が「+2FP」カードの助けを借りて掩体壕を排除しました。
しかし赤軍の反撃もまた激しい。谷間を走行してきた2号戦車に対し、赤軍歩兵が決死の近接突撃を敢行。この「まさか」の攻撃が奏効し、2号戦車が炎上。さらに4号戦車に対して45mm対戦車砲が猛烈な砲火を浴びせかけてきました。4号戦車も爆発炎上してしまいます。

イメージ 5第5ターン。このターンが最終ターンです。生き残った3号戦車と敵45mm対戦車砲の一騎打ちとなりました。3号戦車が近接突撃を敢行。動きの鈍い対戦車砲は近接突撃に対し有効に対処できません。全周砲塔を備えた3号戦車の一撃が45mm対戦車砲を粉砕しました。撃破。この時点で独軍の勝利がほぼ確定し、ゲームはお開きになりました。

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感想

このシナリオは面白かったです。兵力的にも丁度良い位。バランスも概ね良好に思えました。ドイツ軍プレイヤーたる下名は色々と細かい失敗を繰り返してしまいましたが、幸運に助けられて勝利を収めることができました。一番の反省点は対戦車砲対策。対戦車砲は強力ですが、懐に入られると意外なほど脆い。その点を突けば4号戦車がやられることもなかったでしょう。このことは逆にこちらが対戦車砲を使う場合にも使えます。

Conflict of Heroes全体に対する感想としては、とにかくプレイし易さは特筆すべきものがあります。1日のセッションで計4回のシナリオプレイが可能というのは素晴らしいと思います。しかも歩兵、砲兵、戦車と主要な兵科が全て登場してくるのも驚きです。さすがは「傑作」の何相応しい作品だと感じました。

一つ難を上げれば、とにかく携帯性が悪い。箱が大きく重いのがとにかく難点です。これも「大きな箱」「大きな地図」「大きな駒」は営業戦略の一環なのかも知れませんが、私的には持ち運びが辛かったです(真面目な話)。

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米海軍戦闘機 学研「歴史群像」太平洋戦史シリーズ第67巻

F4F、F6F、F4UといったWW2で活躍した米海軍艦上戦闘機を扱っています。
全部で180ページですが、そのうち文章は約100ページ。残りは写真や図解です。
まず写真、図解の方ですが、殆どが最近になって撮影したカラー映像です。戦時中と思われる写真は一枚もありません。掲載されているのは、F3F、F4F、F6F、F4U、F7F、F8F等です。見ている分にはそれなりに楽しいですが、それ以上ではありません。個人的には「戦時中の写真をもう少し増やして欲しかった」と思います。
本文は、F4F、F6F、F4Uといった主力機の開発、装備、それから評価について記しています。面白かったのは評価の所で、例えばF4Fの性能に関して米海軍がどのような評価を下していたかについては興味深く読みました。他に米戦闘機の強力な爆装についてで、例えばF6Fの場合は最大3000ポンド(約1.4t)、F4Uに至っては最大4000ポンド(約1.8t)というから驚き。4000ポンドなんて99艦爆の7倍、同じ米海軍のTBF「アヴェンジャー」と比較しても2倍ですよ。しかもその搭載状態で実際に任務を行ったというのだからさらに驚きです。またF6Fが意外と「足が長い」機体であることもわかりました。
主力機以外には、F2A、F7F、F8F、さらにはFR-1、XF8B、FD-1等にも触れられています。最後に戦記として3編あります。それぞれに興味深い内容でしたが、ページ数の関係上か、やや端折った内容になっているのが少し残念です。
総じて米海軍戦闘機の解説本としては良くまとまっています。ただ、この本が価格相応(\2000)の価値があるかといえば、疑問なしとはしません。

お奨め度★★★

面白いページを見つけました。


題して「1990-2002年に戦闘で失われた米空軍有人機です」

わざわざ「有人機」(MANNED AIRCRAFT)と断り書きを入れるのが興味深いのですが、今では無人機がそれだけ一般化してきているということでしょうか。
記事によれば、この13年間に戦闘で失われた米空軍機は計17機。ちなみにここで言う戦闘損失(COMBAT LOSS)とは、戦闘が主原因によって失われた機体を指し、作戦中に戦闘以外の原因(事故等)で失われた機材は含まれていないことは注意が必要です。実際には「戦闘損失」と「非戦闘損失(作戦損失)」は明確な線引きが出来る訳ではなく、曖昧な場合も少なくありません。

機種別に見るとA/OA-10が6機でトップを占め、F-16C/CGが5機、F-15Eが2機で、あとはAC-130H、EF-111A、F-117A、F-4Gが各1機という内訳になっています。
原因別に見ると、SAMによるものが13機と全体の76%を占め、その他は対空火器が3機、機動戦闘が1機となっています。SAMの種類別に見ると、赤外線誘導の小型SAMによるものが7機でSAM被害の過半を占め、中でもSA-16(NATOコードネーム「ギムレット」)によって4機が落されています。
SAMに比べると対空火器の戦果は振るわず、僅かに3機。しかもそのいずれもが湾岸戦争時期の戦果で、セルビアやアフガンでは1機も落していません。ヴェトナムでは猛威を振るったロシア製AAAですが、その後は威力を封じられています。その原因としては、航空機の爆撃高度が上がったことが挙げられていますが、それを可能にしたのは精密誘導兵器の進歩と、開戦当初における敵防空システムの効果的な破壊があったからでしょう。もしそのいずれかに失敗していれば、米空軍機は低空攻撃を強いられ、AAAによって大きな損害を出していたかもしれません。低空攻撃を信条とした英独伊のトーネードや英仏のジャギュアが、湾岸戦争の初期に大きな損害を被ったことが思い起こされます。

敵戦闘機に食われた機体はゼロ。逆に米空軍は空中戦で48機を撃墜しています。そのあたりをレポートは「1990-2002における軍事作戦において疑いなく最も成功した事例」であると誇らしげに記しています。

今度の方策について、米空軍は「対空砲火とSAMの射程距離外を飛行する」ことを損害回避の最も有効な手段としています。先にも書いたとおり敵戦闘機の脅威はほぼ無力化され、長距離SAMも適切な対策が施されればほぼ無力化することに成功した米空軍(長中SAMに食われた例は大半がSEAD機(F-4G,F-16CJ等)や電子妨害機(EF-111A、EA-6B等)の援護を欠いた状態でした)にとって、残った唯一かつ最大の脅威は敵歩兵から打ち上げられる携行SAMということなのかもしれません。歩兵の携SAMはシステムとして無力化することが困難なので、手っ取り早く高高度飛行で回避してしまえ、ということなのでしょう。

なかなか面白いレポートでした。

ついでに米海軍についての同種のレポートも読んでみたいな、と思いました。
あと損失には至らなかったけど被弾した機体がどのくらいあったのかも知りたいですね。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/0/4/04457824.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/d/4/d49c06b8.jpg
米空軍のF-16とA-10。米空軍の中では一番犠牲の多かった両機種だが、それでも全体的に見ればその損失は低レベルであった。
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https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/1/8/18b77401.jpg
ロシア製携行SAM「SA-16 Gimlet」(ロシア名Igla-1 9K310)。1980年代後半に導入された比較的新しい携行型SAM。今や米空軍にとって最大の脅威(笑)となりつつある。
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仙台といえば牛タンです。今回は仙台の牛タンを紹介します。

駅から歩いて5分ぐらい。「さくらの」デパートの向い側に立つ雑居ビルの中にこのお店はあります。
今回注文したのは「1.5定食」。
普通の定食よりも肉の量を1.5倍に増量した定食です。
牛タンの他は麦飯、テールスープ、漬物というシンプルな構成です。
牛タンは柔らかくて味も良し。\2,050という値段も味を考えれば十分満足できます。

今回紹介した「き助」以外にも仙台には様々な牛タンの店があります。
仙台の牛タン。
各地にある名物料理の1つに過ぎませんが、個人的にはお奨めしたい一品です。

お奨め度★★★★

普段は「世捨て人」のような生活を送っている私であるが、今回のインフル騒ぎには参った参った。
「人ゴミには行くな」
「外出時はマスクを着用」
って言われてもねえ・・・。

人ゴミに行かないということは、公共交通機関は使えない。
マスクを着用と言われても、薬局は軒並み「マスク売り切れ」

一体いつまで続くことやら・・・。

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