2011年03月
書籍紹介「第2次大戦における海兵隊航空戦史」

History of Marine Corps Aviation in WW2
Robert Sherrod The Nautical & Aviation Publish Company of America
「第2次大戦における海兵隊航空の歴史」というタイトル通り、第2次大戦における米海兵隊の戦いを描いたノンフィクションである。戦間期から始まり、ウェーク島での戦い、ミッドウェー、ガダルカナルの戦い、その後中部ソロモン、ブーゲンビル、中部太平洋、フィリピン戦、沖縄戦といった太平洋戦争における主要局面が描かれている。準公刊戦史的な内容であり、史料性は高い。ただその分読んでいても飽きる。良く知っている所(ガダルカナルやソロモン戦)や個人的に興味のある部分(空母艦上における海兵航空隊の活躍や沖縄戦等)は読んでいて楽しかったが、そうでない部分、例えば誰々が撃墜されて2週間山野を彷徨った、的な話は読み続けるのがかなり辛かった。先にも書いたとおり、本書は米海兵航空隊の戦時における活躍をほぼ全般に渡って描いているため、分量はかなり多い。その中でもミッドウェーやガダルカナルの割合は全体の中でもかなり少なめで、2つ合わせても全体の20%程度に過ぎなかった。その一方でフィリピン戦や沖縄戦の描き方がかなり詳しく、前者が約20%、後者が10~15%で合計し、さらに硫黄島戦や空母艦上での運用部分を含めると、戦争後半の1944年以降の戦いだけで全体の半分近くを占めている。そのことは、戦争後半の戦いが米海兵隊航空部隊の行く末にいかに大きな影響を与えていたのかを端的に物語っている。
英文400ページ以上の大作であり、読み通すのはかなり厳しい。しかしWW2における米海兵航空部隊の実態を知る上ではバイブル的な著作である点を考慮し、本テーマに興味があれば、入手をお奨めしたい。
お奨め度★★★★★(ただし研究者のみ)
越中五箇山、菅沼集落
大白川温泉しらみず
冬の高山【3】

冬の高山市内を観光しました。今回は高山の夜景を紹介します。
昼間とは違って夜になると高山市内の人通りもメッキリ少なくなります。
(暗い写真も多いですが、ご容赦下さい)
昼間とは違って夜になると高山市内の人通りもメッキリ少なくなります。
(暗い写真も多いですが、ご容赦下さい)
































