
ガリレオの苦悩
東野圭吾 文春文庫
たまには純粋に読書を楽しもうと思い、人気作家の人気作品を読んでみた。東野圭吾氏のガリレオシリーズは、福山雅治主演でドラマ化されたこともあり、主人公の湯川学や相棒の内海薫、草薙俊平らにもテレビドラマのイメージをそのまま小説に反映して読むことができた。内容はさすがに流行作家の作品だけに読んでいて飽きがなく、楽しく読むことができた。また短編集だけに細切れな時間に読むことができる点も良い。推理小説を普段読む人にとっては「これって推理になってない」と思われる節があるかもしれないが(推理小説素人の私が読んでも違和感を覚える箇所はあった)、娯楽小説としては十分楽しめる内容であろう。お奨め度★★★★













第1Turnのイニシアティブプレイヤーは米軍である。先手を取った米軍は移動隊形のM8グレイハウンドを突進させて赤軍の進路を阻む一方、M36x4、M4x4、M18x4からなる計3個のキラースタックを市街地外縁に前進させた。キラースタックといっても赤軍の重戦車群相手にした場合は甚だ心許ないが、M36の90mm砲は射程6を誇るため、赤軍戦車をアウトレンジできる点が唯一の救いである。
米軍は市街地を守りを強化するため、歩兵小隊6個、工兵小隊3個を増援に投入する。また市街地警戒用にM5軽戦車x4、対戦車火力強化のため長砲身シャーマンx4を増援として登場させた。
赤軍が主導権を握った。重戦車を前に立てた赤軍の猛攻が始まる。M36ジャクソンはスターリン戦車の中隊と交戦し、瞬く間に2ユニットを失った。M18ヘルキャットのスタックはT-34/85の中隊と交戦。全体の75%にあたる3ユニットを失ってしまう。M36はとにかく、軽装甲のM18では世界最強を誇る赤軍戦車とまともに交戦するのは無謀だったか・・・・。
米軍が主導権を握った。先ほどの戦闘で損害を受けた駆逐戦車隊を後退させ、増援部隊と合同して新たな防衛線を築いた。再び前進を再開した赤軍重戦車スタックに対し、M36とM26パーシングからなるキラースタックが最大射程距離射撃を敢行。見事にスターリン戦車を葬った。この攻撃で赤軍戦車指揮官が負傷。凶暴化した重戦車スタックは無謀な突撃を敢行。突撃によってシャーマン1ユニットを葬ったが、防御射撃と突撃戦闘によって全ての重戦車が失われた。
主導権は米軍。戦線右翼から突進してきたT-34/85のスタックと、我がM36、M26、シャーマン及びM5の各戦車部隊が交戦状態に入った。M36とM26の長距離射撃がT-34/85x3ユニットを葬り、2ユニットが混乱、1ユニットが弾切れ。米軍はM36x1ユニット、M5x2ユニットを失った。

最終TURNである。主導権は赤軍。赤軍はここで所謂「最後だアタック」を仕掛けてきた。T-34/85のスタックが次々とオーバーランを仕掛けてくるのに対し、シャーマン戦車を中心とする防衛部隊も正に「砲身が焼けよ」とばかりに撃ちまくる。T-34の損害は膨大な数に及んだが、米軍も無傷では済まない。シャーマンx2ユニットが撃破、他にM36、シャーマン等数ユニットが混乱する。







