もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2011年12月

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今年もあとわずかです。今年も色々なゲームをプレイしました。しかし実際の所、購入したゲームのうちプレイできたものは(ソロプレイも含めても)ホンの一部で、あとは大半が未プレイ状態です。やりたいゲームは沢山あるし、やりつくしていないゲームも沢山あります。そこで今回は現時点でまだ未プレイのゲーム。あるいはプレイはしたけどまだまだやり残した課題の多いゲームをいくつか取り上げてみたいと思います。

1.目標達成度

まずは「年始に立てた目標」の達成状況はどうだったでしょうか?。

2011年の目標は-->(こちら)

優先度A


(1) 英文戦史の読破(8冊以上、大版1冊含む、目標10冊) --> 達成(8冊)
(2) 新作ゲームデザイン --> 達成(「日本海決戦1905」)
(3) Ukraine'43(GMT)又はArddennes'44(GMT)のマスター --> 達成(Ukraine'43)
(4) ビックゲームをプレイする --> フリートシリーズ
(5) 本格的な陸戦作戦級ゲームをマスターする --> 達成

(1)はモリソン戦史1冊、米海軍戦闘機隊2冊、米陸軍航空隊2冊、陸戦1冊、オスプレイ1冊、その他1冊です。また大判本は判本は米海軍戦闘機隊2冊("First Team"、"First Team 2";)を読破しました。
(2)はGame Journal#40の付録ゲームです。今の所あまりプレイされていないゲームですが、「坂の上の雲」にあやかってプレイ機会が増えると良いのですが・・・。
(3)はUkraine'43(GMT)をマスターしました。憧れのキャンペーンシナリオもプレイできたので良かったです。
(4)は7th Fleet、5th Fleet、2nd Fleetといった海戦モノです。
(5)GJ#29「激闘!!バルジ突破戦」、CMJ#95「June-Augsut'44」、CMJ「独ソ戦2」をプレイしました。

達成率100%は昨年よりも30ポイント上昇しました。

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優先度B


(1)ASLシリーズまたはFighting Wingsシリーズのマスター --> 未達成
(2)ソロプレイ専用ゲームを1作品以上マスターする --> 達成
(3)プレWW2作品を1作品以上プレイする(西洋史のみ) --> 達成
(4)京阪神方面活動強化(年4回以上) --> 達成
(5)WW2海戦ゲームをプレイする --> 達成
(6)現代戦ゲームのプレイする -- 達成
(7)「ソロモン夜襲戦」新シナリオの発表 --> 未達成
(8)空戦ゲームのプレイ(2作品以上) --> 達成

(2)はPhantom Leader(DVG)をプレイしました。
(3)はFor the People(GMT)をプレイしました。
(5)はGame Journalの「大日本帝国の盛衰」をプレイしました。
(6)はAsian Fleet、The Third World War等をプレイしました。
(8)はBuffalo Wing(CoA)、The Speed of Heat(CoA)、Down in Flames(DVG)をプレイしました。

達成率は75%。昨年からは12.5ポイント上がっています。

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優先度C


(1)VASSAL版「ソロモン夜襲戦」の機能拡張 --> 一応達成
(2)PFB2011の年内完成 --> 達成
(3)The Speed of Heat(COA) 対地攻撃ルールマスター --> 未達成
(4)PFBシリーズの充実(2年分以上) --> 未達成
(5)古いゲームの再発見(4作品以上) --> 達成

(5)はAsian Fleet,7thFleet,The Caucus Campagien,The Third World War,装甲擲弾兵,1813諸国民戦争等をプレイしました。

こちらは達成率は60%です。昨年と同じです。

全体としては達成率86%。遂に80%を超えました。来年は・・・、やはり80%以上を狙います。えっ、何故って?。だって100%を目標にすると、最初から目標を低く設定してしまからです。

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2.主目標以外の成果

主目標以外でもいくつか成果が出ました。そのいくつかを取り上げます。

空戦ゲーム大ブーム

今まで対人戦プレイ不可能かと思われたThe Speed of HeatやFighting Wingsで対人プレイする機会を得たことは大きな収穫でした。

The Third World War(GDW) 大型シナリオプレイ

久しぶりに現代戦の傑作ゲームをプレイしました。来年はキャンペーンシナリオをプレイしたいです。

Game Journal誌の連載継続

取りあえずまた1年持ちました。
いつまで掲載して頂けるかはわかりませんが、できる限り頑張って行きたいです。

猿遊会参加

猿遊会に2日間連続で参加できました。個人的には大変有意義な機会でした。来年も是非参加したいです。

それでは、皆様、良いお年を。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/3/6/3680b292.jpg

今年も色々な山に登りましたが、今年の場合、予め年始に目標を設定し、それに沿う形で登山活動を続けてきました。
そこで今回は年始に立てた主要目標の達成状況について振り返ってみます。

1.日本アルプスで未踏破の百名山全山制覇る

残りは以下の4座ですが達成率は残念ながらゼロでした。
 ・五竜岳(2814m) 北ア
 ・鹿島槍岳(2889m) 北ア
 ・空木岳(2864m) 中ア
 ・鳳凰山(2840m) 南ア

2.各シーズンで4日以上、1年間で16日以上登山をする

達成率100%(見通し達成含む)
今年の登山実績は以下の通りです。
1月:(なし)
2月:大山(1252m)
3月:(なし)
4月:雲仙(1359m)
5月:茅ヶ岳(1704m)、伊吹山(1377m)
6月:国師岳(2592m)
7月:石鎚山(1982m)
8月:鳥海山(2236m)、月山(1984m)、白山(2702m)、蔵王(1841m)
9月:奥大日岳(2611m)、立山散策
10月:横手山(2307m)、志賀高原
11月:倉岳山(990m)
12月:北海道の雪山スキー(12/31の予定)

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/c/8/c86d46ce.jpg

1シーズン4日登山の目標は、春、夏、秋の各シーズンは達成できましたが、冬がダメでした。12月に2週間ほど体調を崩したのが痛かったです。

3.未踏破の百名山を6座以上、その他のxx名山と合わせて10座以上制覇する

達成度100%
今年踏破した百名山は以下の通り。
 伊吹山(1377m)
 鳥海山(2236m)
 月山(1984m)
 白山(2702m)
 蔵王(1841m)
他に二百、三百名山で4座(雲仙、茅ヶ岳、奥大日岳横手山、)制覇しています。
4月:雲仙(1359m)

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小さな目標の達成率は昨年よりも向上していますが、大きな目標であるアルプスに手が届かなかったことは残念でぇーありまーす。

こんな本を注文しました。

http://www.amazon.co.jp/British-Pacific-Fleet-Royal-Powerful/dp/1848320485/ref=sr_1_fkmr0_1?ie=UTF8&qid=1325076680&sr=8-1-fkmr0

英国海軍の空母部隊といえば、本邦では地中海とビスマルク追撃戦(あとティルピッツ爆撃)ぐらいしか活躍は知られていませんが、実際の所どうなんでしょう?。
沖縄や蘭印等で戦った英海軍機動部隊の戦いぶりってどうだんだろう?。
という素朴な疑問から買ってしまいました。

送料込で28.75USDというお値段なので、外れでも・・・、まあ良いかな・・・。

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DVG社のソロプレイゲーム「Phantom Leader」をプレイしてみた。
この作品は米空軍又は米海軍の飛行隊を率いてベトナム戦争を戦うゲームで、「Phantom Leader」というタイトルながら、ファントム以外の戦闘機を率いることもできる。
シナリオはローリングサンダー、ラインバッカー等計6種類あり、それぞれが長さの違う3種類のキャンペーンが用意されている。今回私は"LINEBACKER USAF - 1972"の"Long"シナリオを選択した。私の飛行隊は、F4ファントムが5機、F105サンダーチーフが5機、F100スーパーセイバーとEB-66電子戦機が各1機という編成だった。

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Mission 1 Fighter Sweep

ルートパッケージ4付近での戦闘機撃滅任務。この任務にF4x2、F100x1を投入した。敵はMiG-17、MiG-19が各3機。最初は順調で、MiG-19をF-4がAIM-7で1機ずつ、F-100がAIM-9でさらに1機のMiG-19を撃墜し、MiG-19を一掃した。残るは3機のMiG-17のみ。しかしこのMiG-17が思わぬ善戦を見せ、機関砲で2機のF-4と1機のF-100に次々と打撃を与えた。形勢不利とみた米軍編隊は戦場を離脱。結局空戦そのものは3対0で米軍の圧勝だったが、勝利条件は達成できなかった。

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Mission 2 Rail Line

北ベトナム奥地の鉄道網爆撃のため、F-4x3、F-105x1の計4機を投入した。F-4は対空迎撃を担当し、F-105が対地爆撃を実施する。F-105は新型のGBU-12レーザー誘導爆弾(LGB)を装備していた。
MiG-17,MiG-19各1機が迎撃してきたが、AIM-7によって2機とも撃墜。爆撃についてLGBを使ったスタンドオフ攻撃で目標を完全に破壊した。

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Mission 3 AAA Site

イメージ 3ハノイ近郊の対空陣地攻撃。F-4x1の援護の元、爆装したF-105x2が出撃。MiG-21x1の迎撃を受けるも、F-4が2発のAIM-7を発射してこれを撃墜。SA-2の至近弾を受けたF-4が中破したが、F-105による爆撃は成功し、任務は完遂した。

Mission 4 Search & Rescue

イメージ 4ルートパッケージ4付近で友軍パイロットの捜索救難任務援護。F-4x1、F-105x2を任務に割り当てる。相手が歩兵部隊なのでクラスター爆弾を満載したいところだったが、政治イベントによりクラスター爆弾やナパーム爆弾といった「非人道的な武器」が使えなくなっているのが痛い。仕方がないから贅沢にもCBU-12レーザー誘導爆弾を使えるだけ積み込み(計8発)、後は在来型の「バカボム」と対地ロケットを積めるだけ積み込んだ。
勇躍出撃した我が編隊であったが、またもや政治家の横槍。非軍事目標に対する「付随的損害」に憂慮した政治家共が爆撃目標に制約を課しやがった。お陰で任務は放棄。折角準備した高価なLGBは全部無駄になったしまった。ええい、無能な政治家共め。

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Mission 5,6 休み

政治情勢により攻撃中止

Mission 7 Radar Installation

ハノイ近郊のレーダーサイト攻撃。F-4x3、F-105x3(内1機がWild Weasel仕様)、さらにEB-66電子戦機を投入した。このEB-66は自分の疲労以外は投入に関する制限外扱いとなる。従ってもっと積極的に投入すべきだったが、
さすがにハノイ近郊の重要設備であったため、防御は厳重であった。SA-2ミサイルサイト3基、対空火器3隊。さらにミグ戦闘機5機が舞い上がってきた。しかし戦いは一方的であった。MiG戦闘機は2機がF-4によって撃墜。SAMサイトもWild Weaselが2基、他の友軍機が1基を沈黙させた。本命への攻撃でも、既にB52の爆撃によって大きな損害を受けていたため、2機のF-105が投下した計2発のWalleye滑空爆弾によって目標は完全に破壊された。

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Mission 8 Supply Depot

北ベトナムの補給基地を攻撃。F-4x3、F-105x3、EB-66x1という編成は前回と同じ。目標付近に2個のSA-2サイトが発見されたので、F-105x1にはAGM-45 ARMを積み込む。
奇襲と目標への適切な侵入が幸いし、敵地には容易に侵入できた。敵戦闘機3機(MiG-21x2,MiG-19x1)が迎撃に上がってきたが、F-4隊が発射したAAMを浴びて3機とも瞬時に四散した。活動を開始したSA-2に対しては、Wild Weasel仕様のF-105がARMにより次々に沈黙させていた。
結局米軍は損害なしで目標を完全に破壊した。

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Mission 9 Cement Plant

ハノイ近郊のセメント工場を攻撃。F-4x1、F-105x3、そしてF-100x1の計5機が目標に向かう。事前の偵察でSA-2サイト4基が発見されていたので、高空進入を断念。低空侵入でSAMをかわしつつ、対空火器をロケット弾で制圧する戦術を選択した。爆撃も通常爆弾による1航過のみ。一撃必殺を狙う。
迎撃機はMiG-21,MiG-19,MiG-17各1機の計3機が向かってきた。F-4がAIM-7でMiG-21とMiG-17を仕留めた。残ったMiG-19はF-100がAIM-9で始末した。F-4、F-100は低空に舞い降りて今度は対空火器制圧任務につく。
F-105 3機が低空で目標に向かう。目標上空で全弾投下。その間、F-4、F-100が対空火器制圧任務を実施。爆撃は見事に成功し、目標は完全に破壊された。

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Mission 10 Scattered Troops

厄介な目標。散開した歩兵である。クラスター爆弾が効きそうだが、クラスター爆弾以外はマルチヒット無効という厄介者。F-105 2機、F-4 3機、F-100 1機、そして休養により復活したEB-66 1機の計7機を投入した。F-105の1機は爆撃エース"Mad dog"。彼はARMx2、クラスター爆弾x2、対地ロケットランチャーx1、ECMポッドx1という装備で出撃する。もう1人のサッド爆撃エース"Irish"はクラスター爆弾4発、対地ロケットランチャー1発、ECMポッド1基で武装する。F-4 3機は対空装備2機、対地装備1機という編成で、対地装備機は500ポンド爆弾を満載。対空装備のF-4にも対地ロケットランチャーを搭載して対空制圧任務も遂行可能なようにした。F-100はAIM-9サイドワインダー3発と対地ロケットランチャー1発で武装する。
SA-2サイトは2基のみだったので高高度侵入。侵入してすぐに早撃ち"Mad dog"がARMで1基のSA-2サイトを制圧する。残ったSA-2サイトがミサイルを発射してきたが、狙われたF-105はECMポッドでミサイルをかわす。もう1基のSA-2サイトも間もなく"Mad dog"がARMで仕留めた。
要撃機はMiG-17、MiG-19各1機。MiG-17はF-4の放ったAIM-7によって撃墜、MiG-19はF-100のAIM-9によって餌食となる。
爆撃編隊は目標上空で急降下。爆弾を一斉に叩きこむ。目標は撃破。対空火器1基が反撃してきたが、狙われたファントムは緊急回避によって事なきを得た。
攻撃は見事に成功したが、帰還してきたパイロット達は厭なニュースを耳にすることになる。
「政治的な理由により敵機を攻撃する際には事前に目視確認しなければならないこととなった」
オー、ノー。なんてこったい。

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Mission 11 Barges

北ベトナム奥地を遡航するはしけ群が目標である。F-4x1、F-100x1、F-105x3、EB-66x1を投入した。今回は交戦規則のために空戦では接近戦を強いられる。そのためF-4、F-100共その主兵装は短距離空対空ミサイルだ。悪いことは重なるもので、国内で反戦運動が激化。パイロット達の戦意は急速に低下してしまう。
そんなこんなで目標上空に侵入した攻撃隊はまず敵SAMサイトを制圧すべくARMを発射したが、これがなんと外れ。SAM制圧に失敗した。打ち上げられたSA-2をECMポッドでだましつつ低空へ逃れていく。MiG-17/19各1機が突っ込んできたが、こちらは敵が砲火を開く前にF-4、F-100のAIM-9が仕留めた。
F-105戦闘爆撃隊は目標上空に侵入。多数の500ポンド爆弾をばら撒いた。危うい場面もあったが、なんとか目標を破壊することに成功した。
帰路、攻撃隊は再びSAMの斉射を浴びたが、これもなんとか回避。帰路に敵機に遭遇するようなこともなく、攻撃隊の方は全機無事帰還した。

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Mission 12 Communication Center

最後の任務は北ベトナム奥地の通信センターが目標である。F-4 2機とF-105 3機、そしてEB-66 1機の計6機が出撃する。敵機は4機(2xMiG-17,1xMiG-19,1xMiG-21)、SAMサイトは2基。他は中口径以下の高射砲である。敵機4機はF-4の放ったAAMを浴びて次々と四散した。SAMサイトはWild Weasel型F-105のAGM-45 ARMを浴びて次々と沈黙する。
攻撃本隊は目標上空にて急降下。500ポンド爆弾を次々と命中させ、目標を完全に破壊した。

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結果

ここでキャンペーン終了。得点合計は21点で結果は"Dismal(惨敗)"。5段階ある勝利レベルの中で最低ランクだった。敗因は色々あるが、初期の作戦に立て続けで2回失敗したことか。結果論だが2回とも成功していれば得点は26点になり、結果は"Poor(お粗末)"になる。まあ大勢に影響ないが・・・。
正直言って勝利条件が厳しい。今回のプレイでは12ミッション中8ミッションを成功させ、しかも未帰還機ゼロを達成した。十分勝利に値すると思えるのだが・・・。勝利条件上で"Good"以上の結果を得ようと思えば、全てのミッションを成功させるぐらいの成果が必要なのだろう。

感想

ゲームとしては「搭載武器を選ぶ」ゲームという感じだった。目標周囲の対空火器と目標種別、そして予想される敵機の数から攻撃隊の編成と武器を選ぶ。あとはその選択が適切だったか否かを実戦の場で試す。あとはそれをミッションの続く限り繰り返す、という流れだ。プレイ時間も大半が攻撃隊編成を考える所で、実際の戦闘場面はアッサリ終わることが多い。
ゲームとして面白いかどうかは微妙な所だ。確かにベトナム戦争っぽいといえば、言えなくもないが、どこか違う。微妙に違和感がある。だから今一つ感情移入できない。目標を破壊しても「どこかにある通信所」「どこかにある工場」を破壊したというだけで感情移入がない。これが「空母ミンスク撃沈」とかであれば、もう少し感情移入できたのかもしれないが・・・。

負けたから面白くなかった、というのではないことは確かだ。

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「独ソ戦2」(The Russian Campagin 2)は、1970年代にJEDKO社から出版され、2010年に国際通信社から日本語版として再販されたシミュレーションゲームです。1ユニットが軍団(枢軸軍)~軍(ソ連軍)。1ターンが実際の2ヶ月に相当し、1941年6月~1945年5月の独ソ戦全域を計25Turnでプレイします。プレイ時間はキャンペーンシナリオの場合で20時間前後でしょうか?。
今回、この傑作「独ソ戦2」をVASSAL使用のソロプレイで戦ってみました。

1~6Turn-->こちら
7~12Turn-->こちら
13~18Turn-->こちら

19Turn(1944年5-6月)

天候=晴天
ようやく年始の増援部隊が到着した。これで一息ついた枢軸軍は北はポーランド国境、南はブーク川沿いに戦線を敷く。しかし連合軍によるノルマンディ上陸作戦が始まったので貴重なSS装甲軍団2個が西部戦線に引き抜かれてしまう。
ポーランド国境の戦いは一部で独軍部隊がソ連軍の3-1攻撃でDEを出されてしまい2個軍団が壊滅するという悲劇もあったが、全般には順調でポーランド国境の防衛線を守り切った。
南ではブーク川戦線ではルーマニア軍とドイツ軍のスタックが2-1攻撃により突破を許し、両翼包囲によってブーク川を守る枢軸軍部隊を包囲した。
そして最北端。レニングラード戦線ではラドガ湖北岸を迂回したソ連軍がレニングラード背後からフィンランド軍の防衛線を攻撃。ここを突破して橋頭保を築いた。

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20Turn(1944年7-8月)

天候=晴天
このTurn、レニングラードが陥落した。残ったフィンランド軍は、国境線まで後退。ここに防衛線を敷く。
ポーランド戦線では、ソ連軍は東プロイセンに侵攻。ケーニヒスベルグが陥落。ワルシャワまであと2ヘクスに迫った。
南方ではオデッサが陥落。ブーク川を渡河しドニエストル川に迫る。

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21Turn(1944年9-10月)

天候=晴天
レニングラード戦線ではフィンランド軍が首都ヘルシンキまで後退し、そこで最後の抵抗を見せている。それに対してソ連軍は低比率攻撃(1-1)を2度仕掛けたものの、いずれも出目振るわず失敗した。
ポーランド戦線でもヴィスラ川の線で防衛線を敷く独軍に対し、ソ連軍は2-1攻撃を数ヶ所で仕掛けたものの、いずれも失敗に終わり、独軍の防衛ラインは微動だにしなかった。
南方ではルーマニア国境付近ドニエストル川に陣を敷く枢軸軍に対し、ソ連軍は切り札の砲兵軍団を投入。2ヶ所に渡って突破に成功した。ドニエストル川とプルト川に挟まれた地域に孤立した枢軸軍2個軍団は、ソ連軍の包囲攻撃を受けて壊滅。さらにソ連軍の先鋒はダニュープ川の線に到達していた。
クリミア半島ではセバストポール要塞が陥落

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ワルシャワに迫るソ連軍


22Turn(1944年11-12月)

天候=軽い泥濘
ソ連軍は各戦線で数に物を言わせた猛攻撃を続行する。ポーランド戦線では、ワルシャワの両翼で実施したソ連軍による1-1攻撃がいずれも成功。ワルシャワの両翼を突破した。そのまま親衛赤軍部隊はワルシャワを包囲。4-1の包囲攻撃でEXを出してワルシャワ陥落。前線で督戦中のヒトラー総統は戦死した。
ルーマニア戦線では親衛赤軍を結集したソ連軍がブカレスト前面の山岳地帯を突破。ブカレストに対して2-1の正面攻撃を敢行したが、これは失敗に終わった。
このTurn、ヘルシンキ陥落。フィンランドが脱落した。

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23~25Turn(1945年1-2月~5-6月)

この後の展開は省略する。結論から書けば最終Turnにベルリン、ブカレストの両地点が陥落。ソ連軍がサドンデス勝利の条件を満たした。しかし後から振り返ってみれば、1944年中に枢軸軍が大きく後退した際、最低勝利条件ラインを下回ってしまったため、ソ連軍の勝利が確定していたのだが、そのことに気付いたのは1945年に入ってからであった。

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オーデル川渡河作戦

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ベルリン総攻撃

感想

まず結構時間がかかりました。1Turnの所要時間は30~60分に過ぎないのですが、全25Turn貫徹でプレイしようと思うと、20時間前後は覚悟する必要があるように思いました。2日間例会を潰してようやく最終Turnまで行くか行かないか、ぐらいでしょうか。

プレイそのものは大変楽しかったです。システムがシンプルなのでわかりやすいし、戦闘力も小さめなので戦力比の計算もそれほど面倒ではないのが良いです。ただしマストアタックやスツーカルールなどがあり、戦線の張り方や拠点攻略の方法等にテクニカルな部分があります。例えば敵の強固な陣地を拠点する際、敵の弱点部を攻撃して拠点に対する接敵を果たした後、敵側プレイヤーターンに敵側の攻撃を強要して拠点を奪取するとか。あるいは、いくら兵力を集めてもスツーカ効果でオッズが上がってしまうので、兵力をばらした方が有利とか。バラす際も自動的勝利を避けるためにある程度の戦力が必要とか・・・。慣れれば大したことはないと思いますが・・・。

いずれにしてもプレイ可能な範囲で独ソ戦を完遂できる本作は貴重です。機会があれば対人戦でフルキャンペーンを戦ってみたいと思います。

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