Battle for Korsunは1944年1月から2月にかけて戦われたコルスン包囲戦を扱ったシミュレーションゲームです。元々は米国のCHRIS HARDING SIMULATIONS社から出版されていましたが、2011年に国際通信社からライセンス版が発売され、我が国においても入手が比較的容易なゲームになりました。
1ヘクスは実際の2マイル(3.2km)、1TURNは2日間に相当し、1ユニットは概ね大隊から連隊、旅団、師団を表します。
今回、この「コルスンの戦い」をプレイしました。以下はそのレポートです。
1ヘクスは実際の2マイル(3.2km)、1TURNは2日間に相当し、1ユニットは概ね大隊から連隊、旅団、師団を表します。
今回、この「コルスンの戦い」をプレイしました。以下はそのレポートです。
第1戦 -- なすすべなく投了
最初に「有利」と言われているドイツ軍を担当しました。後退すれば損害をチャラにできるシステムなので、攻撃されたら後退、後退と後ろへ下がりながら兵力温存を図ります。ところが・・・、
気が付いたら戦線を食い破られ、そこかしこで小包囲。戦闘結果を利用して退却しますが、気がついた時には時すでに遅し。第4Turnに登場する増援部隊(強力なパンター戦車大隊2個を含む計9ユニット)の投入口をソ連軍に抑えられてなすすべもなく投了しました。
第2戦 -- 少しは奮戦したが・・・
こちらから「泣き」を入れて再戦。再びドイツ軍を担当します。今度は先ほどの教訓を取り入れ、Bol'shaya Vys川の線を利用した半円形陣地で持ちこたえるべく、3個装甲師団を主力とする部隊で戦線を固めます。先ほどのようにズルズル後退することはせず、出来る限りモラルチェックで耐え、兵力温存を図ることにしますが・・・。そのせいもあって第4Turnまで南方の防衛線は持ちこたえ、パンター戦車2個大隊も無事登場してさあ反撃開始・・・。
という所で時間切れ。あとでVPを計算してみると、この時点ではソ連軍51VP、ドイツ軍19VPでソ連軍の圧勝。さっきよりはマシだと思いましたが、やっぱり駄目駄目な展開でした・・・
感想
雑誌付録ゲームなのでもう少し「軽い」ゲームかと思いましたが、意外と「重い」ゲームなので驚きました。全10Turnなのですが、1Turn1時間弱で全部で8時間ぐらいはかかるかもしれません。重い理由としては、1スタックずつ移動・戦闘するシステムなので、どのスタックから移動・戦闘させるかで結構頭を使うのです。組み合わせが自由な分、最適解を見つけるのは容易ではありません。
基本的には攻撃側有利なシステムで攻撃した方が有利なのですが、兵力を揃わないままに攻勢をかけると逆に相手に包囲されることになってしまうので、その辺りのさじ加減が難しいです。また防衛線の張り方、どこで頑張るべきか、兵力のスイングをどうするか等、まだまだ研究が足りません。
重いゲームなのでなかなか「気軽に」とは行かないのが残念な所ですが、なんとかチャンスを見つけて再戦したいです。