もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2013年09月

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以前から興味があったのですが、先日YSGAに参加した際、隣でプレイしていたWar at Seaが盛り上がっていたこと。それからその時に某氏から「Victory at Seaは超絶傑作である」とのコメント。これらの影響で、即買しました。
クロノーツさんに注文して3日後に到着。中身は小冊子とハーフマップが1枚、カウンターシート1枚。約4000円という価格なので文句は言えませんが、コンポーネントは少し寂しいかな。艦については、ドイツのグラーフツェッペリン、イタリアのインペロ、ローマといった未完成艦や未完成に近い艦が登場する一方、連合軍はインドミダブル以降の英空母や1943年以降に登場した米英の護衛空母群が登場しません。バランスを考慮した結果なのか、それとも史実との兼ね合いがあるのかは現時点では不明です。

まだプレイしていないのでどんなゲームかは不明ですが、ルールは比較的シンプルなので、早くプレイに漕ぎつけたいと思っています。

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買うか、買うまいか悩んでいたが、先日遂に買ってしもうた。

Panzer Exp.1
Panzer Exp.2

戦車1両単位の戦車戦ゲーム"Panzer"の続編です。
実の所、Panzerはオリジナルが出版されたと同時にExpansion Kitが発売されて、「如何にも・・・」商売根性が見え隠れしていた。しかしオリジナルのPanzerだけでも一通り有名どころの戦車は揃っており(詳しくはこちらを参照のこと)、特に追加キットの必要はないと思ってもいました。

この度、追加キットを購入したのは、近日中にPanzerで対戦する機会がありそうだということと。もう1点、GMT社でPanzerのExpキットがsold outしたという情報が入ったことです。

入着した商品の中身を見てみると・・・。

Panzer Exp.1

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カウンターシート2枚、やや小ぶりのマップが4枚、シナリオブック1冊、独ソ両軍の編制を記載した冊子が各1冊入っていました。1943年~45年の戦いを扱ったシナリオが計7本。クルスク戦関連が3本、ウクライナ43的なシナリオが2本、ハンガリー戦とドイツ本土決戦が各1本入っていました。

登場する車両はナルホルン、ラング、5号駆逐戦車、IS-3、ISU-152等ですが、実際の所、シナリオに登場する車両の多くは基本セットで提供済の車両ばかりだったりします。


Panzer Exp.2

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1941-44年における独ソ戦車戦を扱った追加キットです。特に1941-42年のシナリオが計4本、他にクルスク戦のシナリオが2本、1944年におけるヴィテブスク戦を扱ったシナリオが1本含まれています。

シナリオブック1冊、カウンターシート2枚は前作同様ですが、マップは4枚から2枚に減っています。その代わり初めて大規模な市街地がマップ化され、市街戦がプレイできるようになりました。

新たにデータ化された車両は、1942年以前に活躍したものが中心で、例えばT-26、BT-7、KV-1、38t、35t、3号戦車の初期型等です。また米英からレンドリースされてきたマチルダ、ヴァレンタイン、シャーマン、スチュアート等も含まれています。

次はいよいよ西部戦線。やっぱり買っちゃうんだろうな・・・。

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イメージ 11「箱館湾海戦」はウォーゲーム日本史#6に付属している海戦ゲームである。1ユニット1艦の海戦ゲームで、システムは至ってシンプル。移動、砲撃、回復の繰り返しに過ぎない。特徴的なシステムは、移動、砲撃、回復の手順がチットによるランダムシークエンスになっている点で、移動が先か砲撃が先かはチット引きに左右される。また主導権値といって、指揮統制や練度に優れた側は予め主導権値に等しいチットを引いておくことができる。予め引いておいたチットは好きなタイミングで使用できるので、ある程度計算したプレイが可能となる。

今回、「箱館湾海戦」をソロプレイしてみた。シナリオは最後の「箱館湾海戦」。新政府軍は「甲鉄」以下5艦、旧幕府軍は「回天」以下3艦が登場する。海上兵力では新政府軍有利だが、旧幕府軍には強力弁天台場が登場するのでバランスは微妙な所だ。取りあえずはプレイしてみよう。

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1-3 Turn

イメージ 7旧幕府軍は「回天」以下3艦を単縦陣で移動する。速力に劣る「蟠龍」「千代田型」に合わせる形になるのであまり速力は出せない。対する政府軍は足の遅い「甲鉄」と速力に勝る「春日」「朝陽」を先行させて旧幕府海軍を射程内に捉えた。
先に砲火を開いたのは新政府海軍で、「甲鉄」「春日」が共同で「回天」を狙う。新政府海軍の射撃は「回天」に損害こそ与えられなかったものの、「回天」を混乱状態に陥れた。しかしその直後に共和国海軍の「回復」が出て「回天」はあっさり回復した。対する旧幕府海軍は3艦共同で「春日」を狙ったが、有効打はなかった。

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4-5Turn

イメージ 9不用意に弁天台場の射程距離に入った新政府海軍「春日」「朝陽」の2艦に対して旧幕府海軍の諸艦と弁天台場が集中砲火を浴びせてきた。「朝陽」は命中弾を受けて小破する。一方の新政府海軍は「春日」「朝陽」「甲鉄」の3艦で弁天台場に砲撃を加えた。この砲撃で目標を混乱させることには成功したもの、損害を与えることはできなかった。

新政府海軍は弁天台場に損害を与えておかないと勝利条件上負けになってしまう。弁天台場は火力5、装甲値2となかなか手強い存在なので、損害を与えるのは容易ではない。

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6-7 Turn

イメージ 8弁天台場と「回天」の集中砲火が新政府軍艦「朝陽」に降り注いだ。至近距離からの猛砲撃によって「朝陽」は轟沈。旧幕府海軍にとっては久々の大戦果であった。(史実通り?)
次いで「回天」と弁天台場は接近中の新政府軍艦「甲鉄」を狙ったが、こちらは「甲鉄」の重装甲に阻まれて戦果はなかった。その後旧幕府海軍は3度連続で「甲鉄」にダイス5個の最大攻撃を加えたが、「甲鉄」の重装甲はそのいずれもに耐えた。

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8Turn

イメージ 10旧幕府海軍は特別ルール座礁によって全艦を弁天台場前面に意図的に座礁させた。これによって旧幕府海軍の諸艦は移動できなくなるが、1Turnに2度射撃できるようになる。それが奏功した。不用意に砲台の射程に入った新政府海軍に対し、弁天台場と座礁した諸艦が集中砲火を浴びせる。目標は「第二丁卯」。「甲鉄」とは比較にならないほど脆い。このような艦がダイス5個の最大射撃を2回連続で浴びたのだからたまらない。「第二丁卯」は轟沈した。
この時点で勝利を諦めた新政府海軍は投了。箱館湾海戦は旧幕府海軍の勝利に終わった。

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感想

イメージ 12新政府海軍の敗因は弁天台場の威力を軽視して、不用意にその射程内に飛び込んだことにつきる。弁天台場は動けないのだから、下手に接近するのではなく、射程外からじっくりと接近すべきであった。単縦陣を崩して「春日」「朝陽」を突出させたのも失敗だった。重装甲の「回天」を前面に押し出し、その装甲を生かした戦いをすべきだったと思う。

プレイ時間は記録をつけながらでも1時間強。フルTurn(14Turn)プレイしても多分2時間程度で終えられるだろう。ルールはシンプルでわかりやすく、好ゲームだと感じた。
「上手い」と思ったのは、砲撃チットと「右舷砲撃」と「左舷砲撃」に分けている点。これは単に当時の舷側火器搭載艦の特性を再現しただけのルールかもしれないが、このルールのために陣形の重要性が再現されている。つまり不用意に陣形をバラしてしまうと、砲撃フェイズがバラバラになってしまう危険があり、その場合火力集中に支障を来す。本ゲームの砲戦システムはある程度火力を集中しないと効果が出難いシステムになっており、特に新政府軍の「甲鉄」は生半可な砲撃では全く効かない。そのあたりと良くマッチした砲戦システムと言えよう。

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ソフトウェアテスト技法

ボーリス・バイザー 日経BP出版センター

ソフトウェアの品質はレビューとテストによって保証されている。費用対効果を考えれば、レビューの方がテストよりも有益であり、レビューでバグの過半を取り除くのが望ましい。しかし現実の組織ではレビューによるバグ検出率が十分とはいえず、テストに依存している現実がある。また一部のバグはレビューでは発見が困難であり、テストによるバグ検出が不可欠である。
本書はソフトウェアテストの進め方について工学的な視点から論じた著作である。本書ではいわゆる「かくあるべき」いった「べき論」を極力排し、数学的や工学的な手法によるテスト手法の説明に多くのページを割いている。ソフトウェアテストは、大きく分けると、仕様に着目した「ブラックテスト」と構造に着目した「ホワイトボックステスト」に分けられる。本書はホワイトボックステストに重点を当てている。
本書で取り上げられてる手法は数多いが、本書の中核となる考え方がフローグラフとカバレッジである。フローグラフとは、ソフトウェアの処理の流れを示したグラフで、古典的なフローチャートとは似て非なるものである。本書はフローグラフを処理の流れだけではなくデータ、トランザクション、ドメインといった分野に適用し、それぞれの問題について最適なテスト設計方法を紹介してる。また背景となる論理式や行列式といった数学的分野にも着目し、それぞれ解説を加えている。
本書はソフトウェアテストのバイブル的な存在であり、ソフトウェア品質に関わる者にとっては必読の著作と言って良い。しかし本書は専門的な内容も含んでおり、その全て理解するのは容易ではない。本書の使い方としては、本書の概要をまず理解した上で、後は実務での必要に応じて本書の詳細を読み進めていくというのが正しい使い方ではなかろうか。

お奨め度★★★★★

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北茅ヶ崎駅目の前にある餃子の店です。
その名は「チャオズ」。
昼は12~13時、夜は17時以降の営業時間になっています。

今回は昼の12時過ぎに尋ねました。
\650の焼餃子水餃子定食を注文しました。
焼餃子がお奨め。パリパリした感じで美味しかったです。

定食は昼のみで、夜は麦酒とつまみとしての餃子がメインなのでご注意を。

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