


以前に関東地区での大都市近郊区間を使ったミニトリップについて紹介したことがありましたが、大都市近郊区間は首都圏だけではなく、大阪、福岡、新潟の各近郊区間がある。今回、彦根会に参加する機会があったので、大阪近郊区間を利用したミニトリップをしてみました。

今回選んだコースは京都-->木津-->柘植-->草津-->山科というコースです。所要時間は約3.5時間でした。費用は\180。途中下車はできませんが、好きな本を片手にちょっとしたミニトリップとしては丁度良いです。このコースの魅力は木津から柘植に至る間の関西本線の景観で、完全なローカル線ですが山あり河ありの鄙びた日本の原風景が楽しめます。特に笠置を出てすぐに左側に見える木津川の奇岩の景観は一見の価値ありです。
時間があれば、草津からさらに米原、近江塩津を経て湖西線回りで山科に抜けるルートを取れます。この場合、米原から先の余呉湖の景観や湖西線から見える琵琶湖の景観等、別の魅力があります。所要時間は6時間強になります。半日じっくり楽しめる経路なので、時間があれば試してみたいコースです。



















デストロイヤーキャプテンは1979年に米クォーター・デッキ社から発表された海戦ゲームである。テーマは日露戦争から第2次世界大戦までの駆逐艦同士の戦いで、旅順口強襲やジュットランド海戦、ベララベラ海戦等計16本のシナリオが用意されている。デザイナーはジャック・グリーン氏。日本ではHJ社が出版した「アイアンボトムサウンド」や「ノルウェー1940」、あるいはAH社の「ビスマルク」のデザイナーとして知られている。
「デストロイヤー・キャプテン」(以下、本作)は、「アイアンボトムサウンド」(以下、IBS)と同じスケール(1Hex=600ヤード、1Turn=3分)を採用しつつ、より発展されたシステムを採用している。移動システムは基本と選択ルールに分かれ、基本ルールでは交互移動、選択ルールではプロット移動方式を採用している。砲撃戦システムはIBSとほぼ同じ。魚雷戦ルールは、基本ルールはIBSよりもシンプルになり、選択ルールではIBSの発展形のようなルールを採用している。また雷撃力に対する考え方が見直され、IBSでは概ね4本で1雷撃力だった所を、本作では2本で1雷撃力としている。さらに魚雷命中表も見直され、日本軍の魚雷はIBSでの+1ではなく+2の命中修正が適用されることとなった(2D6)。これらの修正により魚雷の有効性がIBSに比べると格段に向上し、特に基本ルールを使った場合やや「魚雷が当たり過ぎるのでは」と思わせる程魚雷が当たるようになった。例えば基本ルールで酸素魚雷を発射する場合、平均すると4~5本に1本程度の命中率が期待できるようになった。

初期配置は3隻の駆逐艦が分散しているので、まずは集結させるべく左へ回頭させる。その過程で1番艦「アレン・M・サムナー」、2番艦「クーパー」が「竹」を、3番艦「モール」が「桑」を狙った。距離14~16Hex(8400~9600ヤード)。駆逐艦にとってはやや遠距離と言える距離。しかし「モール」の射弾が「桑」を捉えた。「桑」に命中したのは1発だけだったが、命中弾を得たことで次回からの命中修正を得た。
続く2Turnの間「モール」は「桑」を狙って砲撃を継続した。新型射撃用レーダーを用いた「モール」の砲撃は高い命中精度を示した。数発の命中弾が「桑」に命中。火災を起こした「桑」は全砲塔を失い事実上戦闘不能となってしまう。
「クーパー」が被雷したのとほぼ時を同じくして「桑」が米駆逐艦の砲撃を受けて沈没した。その後は沈没した「桑」と大破した「クーパー」を除いた米駆逐艦2隻と日本駆逐艦1隻の砲戦が続いた。火力に勝る米側が最終的には「竹」の砲戦力を奪うが、その間「竹」も"がんばって"「アレン・M・サムナー」の射撃指揮装置を破壊し火災を起こさせる。

全般に荒削りな感は否めない。本文中にも少し書いたが、砲撃戦のDMがかなり派手で、そのために最良の結果と最悪の結果の違いがかなり大きい。また砲撃時の命中判定表と命中箇所判定表が個別に用意されており、命中1発毎に命中箇所を判定する必要がある。煩雑な感は拭えない。
それにしてもIBSにしても本作にしてもわが国でも熱狂的なファンがいることは否定していない。今回プレイしていて思ったのは、移動に関する制約が小さく、そのためプレイヤーが自艦を思いのままに操れるという魅力があると思う。拙作「ソロモン夜襲戦」では、指揮統制ルールを用いて艦隊運動の不便さを表現した。それはそれで意味があると自負しているが、プレイヤーの立場で考えた時、制約条件を厳しくするよりも自由自在に艦を操れた方が爽快感があるのかもしれない。
色々と苦言を書いたが、本作のファンの方がこの駄文を読んでもし気分を害されたのであれば、申し訳ないと思う。本作の価値は上級ルール乃至は選択ルールにあるのであって、基本ルールでは本作の魅力を引き出せないのかも知れない。そういった意味では、もし対戦機会に恵まれれば、本作を上級ルール、選択ルール入りで再戦したく思う。


























