もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2015年02月

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大楠山は標高241mの低山ですが、一応三浦半島最高峰の山です。関東100名山の1つです。その大楠山に2月のとある日に登ってきました。

JR逗子駅から京急バスに乗り、約20分で葉山海岸の前田橋バス停に着きます。ここから大楠山の登山口になるのですが、今回は1つ手前の秋谷のバス停で下車し、バス停前のコンビニで買い物とトイレをしました。

前田橋から山側に入っていき、舗装された道をしばらく歩くと大楠山へ向かう登山道に入っていきます。登山道といっても良く整備されて歩きやすく、危険個所は特にありません。夏場はマムシやシマヘビが出るそうですが・・・。

考え事をしながらノンビリ歩くには丁度良い道で、1時間ほどで山頂に到着しました。山頂には展望台が設置されており、周囲360度を見渡せます。

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帰りは横須賀市街へ向けて降りていきます。少し急な斜面もありますが、特に危険個所はなし。平作川源流付近は気持ちの良い登山道です。阿部倉温泉付近を抜けると住宅街に出て普通の街歩きになります。目指すは塚山公園。住宅街を抜けて県道27号から本町山中有料道路を横須賀インター前まで行き、そこから山道に入ると、10分ほどで塚山公園に着きます。ここは江戸時代に活躍した三浦按針をまつった安針塚があります。桜の名所としても有名。

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塚山公園を降りると京急のガードをくぐり、しばらく歩くとJR横須賀駅に到着。塚山公園から横須賀駅までの所要時間は約30分です。

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今回の山歩きは標高差こそ300m前後でしたが、歩行距離は10km近くあってそれなりに距離はありました。歩行時間は4時間弱で軽いハイキングとしては丁度良い感じです。帰りは横須賀で美味しいものを食べて帰るのも良し。色々と楽しめるコースでした。

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1月下旬のMiddle Earth東京例会に参加しました。
以下はその記録です。

The Russian Campagin 2(CMJ)

久しぶりの独ソ戦2。今回のメインテーマです。
この件については、別途詳細を報告します。

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フランス国内戦役(CMJ#119)

TRC2が終わった後に、残った時間を利用して「フランス国内戦役」をプレイしました。下名は連合軍を担当します。前回連合軍を担当した際は、じっくり攻めて勝利したので、今回も同じ戦法で挑むことにしました。
結論から言えば前回とほぼ同様に消耗戦でフランス軍を弱体化しつつ、最後は指揮官抹殺によってフランス軍のモラル崩壊を実現し、勝利しました。これで連合軍を担当して2連勝です。

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最後に

Middle Earth東京の皆さん、楽しい一時をありがとうございました。


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「ソロモン夜襲戦」とは、私が自作した水上戦闘ゲームです。テーマは太平洋戦争でタイトル通りソロモン海域における夜間戦闘がメインテーマです。1Turnが5分、1Hexが1.5kmに相当し、TurnスケールはHobby/Japanの「IJN/Fleet Battles」に概ね拮抗し、Hexスケールは1.5倍の大きさです。

今回「ソロモン夜襲戦」をYSGAで対戦いただくことになりました。対戦相手はYSGAの中で海戦ゲームにとりわけ造詣の深いSさん。Sさんの厳しい視線に果たして耐えられるかと、緊張の面持ちで臨んだ当日でした。

第1回-->こちら
第2回-->こちら

シナリオ6「キャラハン艦隊の壊滅」

状況

イメージ 101942年11月における第3次ソロモン海戦は、ガダルカナル攻防戦の帰趨を決定づけた戦いでした。この戦いで日本軍は貴重な高速戦艦2隻を失い、さらに重要な増援輸送船団が壊滅的な打撃を受けて壊滅しました。しかし11月13日の夜戦では日本海軍は技量の冴えを見せて米艦隊を圧倒。戦場に臨んだキャラハン艦隊は、防空軽巡2隻、駆逐艦4隻を失い、重巡2隻、駆逐艦2隻が甚大な被害を被りました。日本軍は高速戦艦「比叡」が大破(後に航空攻撃により沈没)、駆逐艦2隻を失っています。
このシナリオはその第1次夜戦を扱ったものです。日本軍の兵力は高速戦艦2隻、軽巡1隻、駆逐艦11隻の計14隻。連合軍は重巡2隻、軽巡3隻(内2隻は防空軽巡)、駆逐艦8隻の計13隻。隻数はほぼ拮抗していますが、高速戦艦の戦闘力は連合軍の重巡や軽巡の2倍を上回ると予想され、兵力的には連合軍の劣勢は否めません。無論高速戦艦も恐ろしいですが、それよりも真に恐ろしいのは酸素魚雷搭載艦を含めた計11隻もの大型駆逐艦かもしれません。
下名は連合軍を担当しました。劣勢は承知の上ですが、劣勢を跳ね返してデザイナーの意地を見せたい所です。
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海戦

イメージ 94列陣形という複雑な陣形で戦場に近づく日本艦隊に対し、単縦陣を構成した米艦隊は陣形面で優位に立っています。駆逐艦-巡洋艦-駆逐艦というサンドイッチ型単縦陣の米艦隊は、左舷に日本艦隊を見つつ距離4500mから先頭を走る「カッシング」以下4隻の駆逐艦が31本の魚雷を発射しました。そのうちの1本が駆逐艦「夕立」に命中してこれを撃沈。また1本が軽巡「長良」に命中してこれを中破させました。幸先良し。

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乱戦を避けるべく右に大きく舵を切った米艦隊は、速度を上げて日本艦隊と並行砲戦に入ります。距離6000mで敵高速戦艦「比叡」を視認距離に捉えた彼らは、重巡「サンフランシスコ」以下4隻の巡洋艦が「比叡」に向けて砲火を集中します。しかし命中率振るわず僅かに「サンフランシスコ」の射弾が「比叡」を捉えたのみ。無論巨大な戦艦にとって数発の8インチ砲弾による命中など蚊が刺した程度でしかありません。一方で日本駆逐艦「春雨」が至近距離から放った93式酸素魚雷8本のうち2本が重巡「ポートランド」に命中。「ポートランド」は沈没こそ免れたものの、戦闘力の大半を損失して戦場を離脱していきます。米艦隊の方は、その報復として防空軽巡「アトランタ」が至近距離から「春雨」に対して5インチ速射砲を雨霰と降り注ぎ、これを穴だらけにして戦闘能力を奪いました。

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その後米艦隊は日本艦隊から距離を離隔するように機動し、日本艦隊は戦艦の優れた砲戦能力を生かすべく機動します。高速戦艦「霧島」に対して防空軽巡「ジュノー」の放った魚雷1本が命中。「霧島」は勿論沈没には至りませんが、その戦闘力に少なからず影響を受けました。

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イメージ 8その後米艦隊は日本艦隊の視認距離外からレーダーと照明弾を使った視認距離外射撃で日本艦隊を攻撃し、一方の日本艦隊は米艦隊を追いつつ戦艦の主砲で米艦隊を叩かんとします。高速戦艦の砲火により米駆逐艦「オバノン」が沈没、他の艦にも損傷を与えますが、日本側にとって満足できるような戦果ではありませんでした。一方の米艦隊は軽巡「長良」を撃沈した後、高速戦艦2隻のどちらかに重大損傷を与えるべく砲撃を集中します。しかし至近距離からであっても致命傷を与えるのが困難な相手に対し、やや離隔した距離からの射撃では到底致命傷を与えるには至りません。

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結局日米両軍共相手に対して決定的な戦果を上げるには至りませんでしたが、勝利得点の関係で米軍の勝利に終わりました。最後の最後でデザイナーの意地を見せた形になった訳です。

両軍の損害

日本軍
沈没:軽巡「長良」、駆逐艦「夕立」「春雨」
小破:戦艦「比叡」「霧島」、駆逐艦「雪風」

連合軍
沈没:駆逐艦「オバノン」
中破:重巡「ポートランド」、駆逐艦「モンセン」「アーロンワード」
小破:駆逐艦「バートン」「ステレット」

感想

細かいバランス調整の余地はあると思います。ただ、現状のままでも良いかな、という思いもあります。このシナリオ、全般的に連合軍が劣勢なことは否めませんが、今回の結果が示す通り連合軍側にも十分に勝機があるので、取りあえずこのままで行ってみます。


全般的な感想

今回の所要時間は約9~10時間でした。練習シナリオを含めて5本のシナリオをプレイしたので、1シナリオあたりの所要時間は2時間弱。まあこんなものかな、と、思います。

最初に書いた通り対戦相手氏が海戦ゲームに詳しい方なのでかなり緊張した対戦でしたが、結論から書けば概ね好意的にご評価頂いたようです。海戦ゲーム、特に水上戦ゲームといえば「ノリ」でプレイするゲームが多い中、「これだけ頭を使う水上戦ゲームは初めてだ」とご評価頂いたのは望外の喜びでした(左の言葉には、一部私の個人的なバイアスがかかっています)。対戦相手氏は実は「アイアンボトムサウンド」(QD/HJ)の大ファン。「アイアンボトムサウンド」の影響が強い方の場合、なかなか本作の提示する海戦の姿を受け入れてくれないことがあるのですが(曰く「夜戦は殴り合いなのに、このゲームは殴り合いぽっくない」等)、今回の対戦相手氏は、そのあたりもちゃんと理解してご評価頂いたのが有難かったです。

無論、欠点が全くない訳ではなく、今回のプレイで何点か有益なご指摘を頂きました。

個艦名

イメージ 11ユニットはBB1、CA1等の汎用ではなく個艦名入りにした方が良い、とのご意見を複数の方から頂きました。これについては昨今の「艦コレ」ブーム(下名は「艦コレ」について殆ど知りませんが・・・)等を考えると尤もなご意見です。とはいっても戦艦、巡洋艦は兎に角として駆逐艦まで個艦名を入れると、ユニットを探すのが面倒になる。CTCSの「決戦、連合艦隊」のようにシナリオの数を絞り込んで、その代わりに駆逐艦を艦名入りでユニット化する手もありますが(シナリオの数を絞り込むことは、別の方からもアドバイスを頂きました)、折角作ったシナリオを捨てるのもデザイナーとしてはちょっと忍びない。今後本作が本格的に発売でもされることになればシナリオ絞り込みと駆逐艦の個艦名化を検討する必要が出てくるかもしれませんが、現時点では個艦名を入れるのは戦艦、巡洋艦クラスに絞りたいと思います。

ヘクス径、ユニットサイズを大きくする

「ソロモン夜襲戦」は元々サンセット社の「聯合艦隊」のコンポーネントを流用して作成されていました。そのためヘクス径は通常の16mmサイズです。そこに艦艇ユニットを横長にすると、そのサイズは15mmx10mm程度となり、かなり小さい。対戦相手氏からコメント頂いたのは、ヘクス径を大きくし(20mm程度)、その分ユニットを大きくした方がマーカー等を置く際に都合が良いのではないか、ということでした。
テストプレイ用については現状のままとしても、製品化する際にはヘクス径の拡大を考慮した方が良いかもしれません。

水平線

今回頂いたコメントの中で一番有益だったのかユニットデザインについて。
「アイアンボトムサウンド方式が良い」という内容だったのですが、試しに作ってみると確かにこちらの方がカッコいい。以下に「アイアンボトムサウンド方式」にしたデザイン例を示します。次回からはこちらの方式で行こうかな?。

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可変式指揮ポイント

指揮ポイントについては、かつて他の方から「指揮ポイントの獲得数は可変式にした方が良い」とアドバイスを受けたことがあります。そのことを今回の対戦相手氏にお話しした所、彼曰く「このままで良いのではないか」とのこと。本件については、かつてテストして頂いた別のプレイヤーの方からも同様のご意見を頂いているので、現状のままで行きたいと思います。

何はともあれ、ゲーム業界の不毛な政治ゲームに巻き込まれて日の目を見ることなく消えていきそうな「ソロモン夜襲戦」。未だに○ンセットゲーム社には言いたいことが山ほどありますが、そんなことはどうでも良いから、この機会にどんな形でも良いから復活させてみたいと心から思いました。

今回の対戦にお付き合い頂いたSさん。どうもありがとうございました。

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東神奈川駅から徒歩5分ぐらいの場所にあります。
炭火焼の豚丼の店。
炭火焼の豚丼は歯ごたえが良く、タレとの相性も良いです。
山椒をふりかけるとさらに良し。
豚丼にしては値段がやや高めですが、首都圏で食べる豚丼としては水準以上かな、と思いました。

お奨め度★★★

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「ソロモン夜襲戦」とは、私が自作した水上戦闘ゲームです。テーマは太平洋戦争でタイトル通りソロモン海域における夜間戦闘がメインテーマです。1Turnが5分、1Hexが1.5kmに相当し、TurnスケールはHobby/Japanの「IJN/Fleet Battles」に概ね拮抗し、Hexスケールは1.5倍の大きさです。

今回「ソロモン夜襲戦」をYSGAで対戦いただくことになりました。対戦相手はYSGAの中で海戦ゲームにとりわけ造詣の深いSさん。Sさんの厳しい視線に果たして耐えられるかと、緊張の面持ちで臨んだ当日でした。

前回まで-->こちら

シナリオ4「第8艦隊突入す」

状況

日本軍が大勝利を収めたとされる1942年8月の第1次ソロモン海戦を扱ったシナリオです。日本側の戦力は重巡5、軽巡2、駆逐艦1。対する連合軍は重巡5、駆逐艦6。兵力を見ればほぼ互角ですが、日本側重巡のうち4隻は実質的には中型巡洋艦とも言うべき古鷹型、青葉型、また軽巡2隻も3000トンクラスの能力的には大型駆逐艦以下でしかない。最後尾を走る駆逐艦「夕凪」に至っては、1300トンクラスの小型駆逐艦で、こうしてみると個艦性能では日本側がかなり見劣りします。
一方の連合軍は兵力こそ勝っていますが、奇襲を受けたという状況を考慮し、特別ルールによってその移動が大きく制限されています。また兵力が北方部隊と南方部隊に二分されており、各個撃破されやすいような状況になっています。

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海戦

イメージ 8史実通りまず日本艦隊と連合軍南方部隊が交戦します。連合軍南方部隊は、重巡2隻(「キャンベラ」「シカゴ」)と駆逐艦2隻のグループで、戦力的には日本艦隊の半分以下。しかも奇襲ルールによってまともな交戦が出来ない状況。先頭を走る重巡「キャンベラ」は、日本艦隊の集中砲火を浴びて早々に戦闘能力を失います。続行する重巡「シカゴ」には「衣笠」の放った93式酸素魚雷が命中。速力を大きく減ぜられた所へ、続行してきた駆逐艦「夕凪」が止めの大正6年式魚雷6本を発射。そのうちの1本が命中し、「シカゴ」は海の藻屑となりました。

イメージ 6針路を北に変じた日本艦隊は引き続いて連合軍北方部隊と交戦。こちらは重巡3隻、駆逐艦2隻からなる戦闘グループで、兵力的には日本艦隊に劣りますが、3隻の重巡はいずれもニューオーリンズ級の重武装艦。個艦性能では日本重巡に劣るものではありません(雷装がないのが辛い所ですが・・・)。
日本艦隊の砲火によって最後尾の重巡「アストリア」が艦橋付近に被弾。一時的に戦闘力を失います。残った2隻の米重巡が反撃の砲火を日本側の旗艦「鳥海」に砲火を集中。こちらも指揮系統に混乱を来して一時的に戦闘能力を失いました。
その後日本側重巡4隻が計24門の8インチ砲で米重巡「ヴィンセンス」をつるべ撃ち。どの艦が放ったかは忘れましたが、兎に角8インチ砲弾の1発が「ヴィンセンス」の弾薬庫を貫き大爆発。哀れ「ヴィンセンス」は海の藻屑になりました。また艦隊左翼(敵側)を警戒していた駆逐艦「ヘルム」も至近距離から重巡「古鷹」の砲撃を受けて撃沈されてしまいます。
その後「アストリア」「クインシー」は速度をあげて日本艦隊から離隔。この段階で日本軍の達成した勝利得点は137点。勝利条件である150点には届いていない。
そこで日本艦隊は船団襲撃を決意。針路を東に転じて米上陸船団に向かいます。それを知った米艦隊は慌てて反転。劣勢ながらも日本艦隊を追いますが、到底追いつけそうにない状況。
しかし連合軍にはもう1つの部隊が待っていました。重巡「オーストラリア」をはじめとする重巡1、軽巡2、駆逐艦2からなる船団直衛部隊です。彼らは船団へ向かう日本艦隊の右舷前方より出現。距離3000mの至近距離からいきなり砲雷撃を浴びせかけて来ました。米駆逐艦「モンセン」の放った魚雷10本が日本艦隊に殺到。そのうち2本が軽巡「夕張」に命中。「夕張」は轟沈しました。しかし日本艦隊の反撃は物凄く、「オーストラリア」の他、新鋭防空軽巡「サンファン」、軽巡「ホバート」等が次々と被弾。駆逐艦「ブキャナン」はこの砲戦によって撃沈されてしまいます。激しい砲戦を嫌った連合軍艦隊が早々に戦場を離脱し、短時間の激しい砲戦は終了しました。

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結局船団を襲撃を成功させた日本艦隊が252点の勝利得点を獲得。「夕張」の損失による若干の失点がありましたが、VP的には日本艦隊の勝利に終わりました。

両軍の損害

日本軍
沈没:軽巡「夕張」
小破:重巡「鳥海」、軽巡「天龍」

連合軍
沈没:重巡「シカゴ」「ヴィンセンス」、駆逐艦「ヘルム」「ブキャナン」
中破:重巡「キャンベラ」、駆逐艦「バークレー」
小破:重巡「アストリア」

感想

船団襲撃ルールと東方部隊の増援部隊ルールは不要かな?。これがないと勝利条件的に日本側が厳しくなりますが、状況的には日本側が一方的に楽しめるシナリオなので、勝利条件的には今のままで良いかも・・・。


シナリオ5「スコット隊の挑戦」

状況

このシナリオは1942年10月におけるサボ島沖海戦を扱ったものです。史実においてはレーダーを駆使した新しい戦術によって米艦隊が夜間水上戦闘において初めて勝利を収めた戦いだと言われています。
日本側の戦力は重巡3、駆逐艦2。対する米艦隊は重巡2、軽巡2、駆逐艦5。この数値だけを見れば両者の戦闘力に大きな差はないようにも思えますが、実際には日本側の重巡は例によって古鷹型、青葉型のやや劣勢な艦であるのに対し、米艦隊の軽巡はいずれも6インチ砲15門を搭載したブルックリン級の強武装艦。駆逐艦がやや弱武装であるブリストル級(5インチ砲x4、発射管5)というのがやや気になる所ですが、単純に比較したら米艦隊の優位は揺るがない所です。
このシナリオで下名は連合軍を担当しました。これまで連敗中のデザイナー(私のことです)。ここで一度ぐらい勝っておきたい所です。

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海戦

イメージ 7今回は米側の奇襲効果を表現するルールは使用しない、所謂「強襲」バージョンでプレイしました。
SGレーダーを装備した米艦隊。しかしこの時期、レーダーの射撃精度はまだまだ甘いので(D10で命中修正-2適用)、米艦隊は吊光弾を使った照明下による有視界砲撃を試みます。ちなみに米艦隊がレーダーのみによる無照明砲撃を初めて成功させたのは、11月の第3次ソロモン海戦の時と言われています。
閑話休題。
照明弾を使って比較的遠距離(10~15km)から射撃戦を仕掛けてくる米艦隊に対し、日本艦隊は成す術がありません。ちなみにルール上は「発砲閃光に対する砲撃」というルールがあるので反撃は可能なのですが、面倒なので説明していませんでした。すんません。まあルールブックには書いてあるし、仮に実施していても大勢には影響はなかったと思うので許して下さい。対戦相手さん。
しかし米艦隊の砲も照明弾が明後日の方向で落着したり、仮に照明に成功しても中距離砲戦なので威力、命中率共やや物足りない状況。最終的に砲撃の累積効果で重巡「衣笠」を撃沈、同「青葉」を小破せしめましたが、勝利条件には及ばず、シナリオ的には日本側の勝利に終わりました。

後で感想戦の際、対戦相手からも言われたのですが、優勢な米艦隊はもっと踏み込んで砲戦すべきでした。日本側の魚雷攻撃能力を恐れてへっぴり腰の砲戦になったのですが、丁字戦法で敵の頭を押さえるぐらいの積極性が必要な場面でしたね。ヘボヘボレーダーをアテにし過ぎたのが敗因です。

両軍の損害

日本軍
沈没:重巡「衣笠」
小破:重巡「青葉」

連合軍:なし

感想

今回は両者とも激しい砲戦がなかったのでシナリオバランスについては不明です。もう少しやり込んでバランス調整する必要があるかもしれません。


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