もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2016年02月

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アメーバ経営-ひとりひとりの社員が主役

稲盛和夫 日経ビジネス文庫

京セラの創設者でKDDIの設立、JALの立て直しに尽力した稲盛和夫氏の経営手法であるアメーバ経営について記した著作である。アメーバ経営とは、大きな組織をいくつかの小組織に分割し、それぞれの組織(アメーバ)が独立採算制で運営していく経営手法である。大きな組織を小さな組織に分割する、というのは一般的な組織体のスタイルだが、その小組織が独立採算制というのがこの方式の特徴である。筆者によれば、アメーバ経営にすることによって経営者意識を持ったリーダーを育成するとともに、全員参加経営を実現する方法だという。
筆者は経営スキルに乏しいので、筆者の主張が正しいのかどうかは判断できないが、読んでいて「なるほど」と納得する部分が多かった。ただ、「京セラに勤めると色々大変そうだなぁ・・」とも思った。

お奨め度★★★

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帯広市内にある蕎麦屋さんです。
帯広駅から徒歩5~10分程度の場所にありました。
小さな入口が通りに面して2箇所あり、中はカウンター数席とボックス席、そしてお座敷です。
一番人気という肉そばを注文しました。
これが予想以上に旨かった。
鶏肉を入れただけの普通の蕎麦なのですが、濃い醤油味の汁、鶏肉、そして田舎そば特有の極太で切れ切れの麺。そのマッチングが絶妙です。実の所期待度があまり大きくなかったので、良い方向に裏切られました。

お奨め度★★★

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結果を出して定時に帰る時間術

小室淑恵 成美堂出版

外出して本屋に立ち寄った際、タイトルが気になったので購入してみた。
タイトル通り「定時に帰る時間術」について書かれた著作である。手軽に読める本で、1時間もあれば読み通せるだろう。
内容は大きく分けて2つ。1つは「定時に帰るとこんなに良いよ」「残業すると皆不幸になるよ」といった定時退社礼賛の話。もう1つはタイトルにある通り「時間の有効活用法」である。前者の方が共感を持って読めたが、実用性が高かったのは無論後者である。「時間の有効活用法」について具体的には、同時に複数の仕事をこなす、自分で締め切りを設定する、部下に仕事をふる、プレゼン術を磨く、会議を短くする、ITに強くなる、等。既に自分でも実践していることも多いが、改めて見てみると自分でも徹底さが足りないと反省しきり。
短い本ながらも自分の仕事を見直す良い機会を与えてくれる著作だ。

お奨め度★★★★

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何だかよくわからないネーミングだが、帯広市内にある温泉施設である。
帯広駅から車で10分ほど。国道38号線沿いにある温泉だが、徒歩で行くのは少し辛い。
結構立派な駐車場があり、中に入ってみると、まあ一般的な温泉であった。
内部には内湯が3~4つとサウナ、そして露天風呂がある。泉質は赤味がかかったアルカリ系。鉄分を含んでいるようにも見える。帯広周辺の温泉では良く見られるタイプの所謂モール泉であった。

休憩所もしっかりしているので1時間ほどノンビリ寛ぐには丁度言い。入浴後に体調が良くなってきたので、体にも良さそうだ。

北海道の中では人気第7位の温泉という情報もあるので、機会があれば行ってみることをお勧めしたい。

お奨め度★★★★

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Shifting Sands(MMP)をプレイしてみた。今回はソロプレイである。

前回までのあらすじ-->こちら

9Turn(1942年夏)

イメージ 8このTurnはドイツ軍によるトブルク攻略戦から開始された。スツーカ急降下爆撃機の支援の元、トブルク要塞を無力化したドイツ軍2個装甲師団が前進していく。トブルクを守る第2ニュージーランド師団は撃破され、遂にトブルクはドイツ軍の支配する所となった。

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イメージ 9しかし異変は遥か西アフリカで起こっていた。
米英連合軍が、アルジェリア一帯のカサブランカ(Casablanca)、オラン(Oran)、アルジェ(Alglers)に上陸する。その兵力は機甲師団1個、歩兵師団4個、独立戦闘団11個の大兵力だ。彼らは直ちに東へ向かい。チュニジア一帯の枢軸軍を攻撃する。北の港湾都市ビゼルト(Bizerta)は、米第1機甲師団「オールド・アイアンサイズ」(5-3-5)を主力とする米機甲部隊の攻撃により陥落。同地を守備していた独フォン・ブルーフ師団(Von Broich Division)(4-3-6)は瞬く間に壊滅。連合軍はチュニジアの首都チュニス(Tunis)の間近に迫ってきた。
チュニジア南部では、機甲戦闘団の支援を受けた米第34歩兵師団「レッド・ブル」(4-3-5)は、テベッサ(Tebessa)からカセリーヌ峠(Kasserine)を超えてエル・ゲター(El Guettar)に進出してきた。彼らはそのまま海岸線の要域ガベス(Gabes)を攻撃。弱体なイタリア歩兵戦闘団(1-1-3)を撃破してガベスを占領した。
ドイツ軍は直ちにトブルク周辺からドイツ・アフリカ軍団所属の2個装甲師団その他をトリポリ方面に機動せしめた。トリポリから出撃したドイツ・アフリカ軍団はガベスに対する反撃を実施。ここでもロンメル将軍の指揮が冴えわたり戦闘に不慣れな米軍部隊を瞬く間に撃破。ガベスの奪回に成功した。

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10Turn(1942年秋)

イメージ 10マルタ島へ久々の連合軍輸送船団が到着した。先に進出していたスピットファイア戦闘機の援護の元だ。しかしそれは「時すでに遅し」だった。枢軸軍はマルタ島進攻「ヘラクレス作戦」を発動していた。シシリー島から出撃するドイツ軍ラムケ戦闘団、イタリア軍3個師団がマルタ島に強襲上陸を行う。満を持して行われたマルタ侵攻作戦は成功。遂に地中海を扼する要域マルタ島は枢軸軍の支配する所となった。

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イメージ 11その間、北アフリカの戦場では、トブルク攻略を目指す英軍がスーパーチャージ作戦を発動した。既にドイツ軍の主力はトリポリ方面にまで後退を終えており、キレナイカ一帯に残っているのはイタリア軍のみであった。イタリア軍は各地で英軍部隊に撃破され、トブルクは陥落した。
チュニジア方面ではパットン将軍が戦場に到着した。パットン将軍は米第1機甲師団以下の部隊を使ってチュニスへの強襲攻撃を敢行。しかしドイツ軍の奮戦によって米軍の進撃は阻止され、チュニジア戦線は膠着状態に陥った。ドイツ軍は第10装甲師団(5-3-6)、第164歩兵師団、ヘルマン・ゲーリング歩兵師団(4-3-6)等が北アフリカ戦線に到着した。

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11Turn(1943年冬)

イメージ 12連合軍はチュニジアで大攻勢に出てくる。このTurn、首都チュニスが陥落。地中海岸に追い詰められた枢軸軍はロンメル将軍指揮の下、反撃に転じする。枢軸軍は連合軍を局地反撃で撃破しなが徐々に後退。チュニジア東方に強固な防御ラインを構築する。チュニジア領内における枢軸側兵力は装甲師団3個、歩兵師団2個、戦闘団若干からなっており、一部を除くほぼすべてがドイツ軍であった。

東方ではモントゴメリー将軍が指揮官に就任し、攻撃を加速しつつあった。トブルク、ベンガジは連合軍が支配を確立。さらに戦場は西に広がり、今やエル・アゲイラ(El Agheila)に近づいていた。

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12Turn(1943年春)

イメージ 13チュニジア東部で連合軍が大攻勢を仕掛ける。英4個師団、米3個師団がガベスを守るドイツ軍装甲部隊を強襲した。連合軍の攻撃は猛烈を極めたが、ドイツ軍もまた装甲3個師団、歩兵2個師団がガベスを死守する。激しい戦闘の末ガベスは連合軍の手に落ちたが、時すでに遅しだった。
最終的に連合軍はトリポリを落すことができなかった。VPも8点に留まったので、最終的に枢軸軍の勝利が確定した。

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感想

イメージ 14「ヘラクレス」作戦の発動は初めての体験だった。思ったよりも効果は小さかったが、それでもVP2点は大きかった。他にもタラント空襲を出し損ねたこと、中東が枢軸軍に支配されたことが連合軍の敗因となった。このゲーム、カード回しが重要なので、特に序盤はカードを積極的に使っていかなければならないと感じた。特に1940年の連合軍は、全部のカードを使い切ることが必要であろう。マチルダなんかも温存しないでどんどん使っていくべきだろう。
あとは序盤にイタリア軍にどれだけダメージを与えるかも重要かな。弱いイタリア軍でも山岳地帯や沼地なら部隊の数さえ残っていればかなり守れるので、例えば沼地であるエル・アゲイラなんかは鉄壁の防衛線になる。

イメージ 15チュニジアの戦いは、突破が要注意だ。特に「スツーカの夜明け」カードの存在が重要になる。チュニジアやアルジェリアの内陸地帯は山岳地帯なので大突破の危険は比較的少ないが、スツーカは地形効果を無効にするので、山岳地帯で守っていても安心できない。下手をすると後方に回り込まれて補給線を丸ごと切られるという悲劇も考えられる。それを避けるためには、地道に2線防御をするしかない。
枢軸軍はチュニスとトリポリ間の海岸道路確保がポイントになる。場合によってはチュニスの防衛を放棄しても海岸道路を確保すべきだろう。今回のプレイでそうであったように。

いずれにしてもShfting Sandsは面白い。何度もプレイしたくなる傑作だ。

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