もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2016年02月

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北海道、美幌駅から徒歩10分ほどの場所にある喫茶店です。
一見すると見逃してしまいそうな外観は、喫茶店という感じではなく、古びた民家のよう。事前情報がなければ、見落とすことは確実なお店です。

内装は和風で昭和チックな感じ。レコード(CDではない)からはジャズ音楽が静かに流れているという雰囲気です。コーヒーは何種類もあって御主人のこだわりを感じさせてくれますが、私はコーヒーの味に詳しくないので、味の違いはあまりわからないと思います。

コーヒーとケーキのセットで\840。決して安くはありませんが、本を読みながら小一時間、贅沢な時間を堪能できました。こういう時間の使い方って結構好きです。

北海道、美幌町の喫茶店「豆灯」。機会があれば是非立ち寄って見てください。

お奨め度★★★★

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Shifting Sands(MMP)をプレイしてみた。今回はソロプレイである。

1Turn(1940年夏)

イメージ 11イタリア軍は手始めに東アフリカで攻勢を開始する。攻撃目標はカッサラ(Kassala)。同地を守るのはステップロスした英戦闘団(1-1-5)1個に対し、イタリア軍は3個戦闘団を投入。兵力差にモノを言わせたイタリア軍が勝利し、カッサラを占領した。
カッサラの先にはエチオピアにおける英軍最重要拠点ハツーム(Khartoum)がある。ハツームが落されると厄介だ。英軍は再展開カードを使用して3個戦闘団を送り込む。さらに増援カードで登場させたインド歩兵師団のうちの1個もハツームに送り込んで守りを固める。これで一応ハツームの防御態勢は確立され、同地に対する危機は一応回避した。
エジプト・リビア戦線では英軍がコンパス作戦を発動。第7機甲師団(2-3-5)を主力とする計3個師団+2個戦闘団による攻撃でシディ・アゼズ(Sidi Azeiz)を守るイタリア軍3個歩兵師団を撃破、リビア領内への逆襲を果たした。

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2Turn(1940年秋)

イメージ 12英軍はリビア地区での猛攻を続けている。トブルク(Tobruk)北方の要域、エル・アデム(El Adem)を占領した後、艦砲射撃の支援とマチルダ戦車の威力によってトブルクを攻略した。イタリア軍は大損害を被ってリビア西方に向けて潰走していく。しかし英軍も序盤の攻勢でカードを大量消費したため、後半の攻撃はかなり勢いを欠いたものになっていた。

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3Turn(1941年冬)

イメージ 13北アフリカ戦線にロンメル将軍が到着した。彼は不十分な戦力ながらも攻勢を開始しキレナイカに展開する英軍に対して果敢な攻撃を仕掛ける。第5インド師団(2-3-5)が枢軸軍の攻撃を受けて壊滅。要域トブルクにも危機が迫る。一方連合軍は「大西洋憲章」を発表。米国は反枢軸的な態度を強めていく。

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4Turn(1941年春)

イメージ 14ドイツ軍が独ソ国境で新たな活動開始した。バルバロッサ作戦。対ソ侵攻作戦の開始である。そのため北アフリカへの補給は滞りがちになる(カードをRPとして使用できない)。ドイツ軍はマルタ島周辺海域を警戒するために高速魚雷艇(Eボート)を出撃させる。
英軍はクルセーダー作戦を発動。トブルク付近に進出してきたイタリア軍を攻撃し、歩兵1個師団を撃破していた。ドイツ軍も新たに戦列に加わった第21装甲師団(4-3-6)を前線に派遣し、トブルク攻略を狙う。

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5Turn(1941年夏)

イメージ 15地中海が熱い。ドイツがUボートを地中海戦線に呼び込んで連合軍の海上輸送路を攻撃すると、連合軍もマルタ島へ輸送船団を派遣し、同地の防備を固めていく。地中海の海上輸送路はお互い危機に瀕し、補給困難に陥っていく(次Turn両軍ともカード6枚)。
地上ではドイツ軍がトブルク前面に展開してきたのに対し、英軍が先手を取って反撃を実施。ドイツ軍第21装甲師団をステップロスさせたものの、英軍も第2機甲師団が壊滅してしまう。
東アフリカ戦線ではインド第10師団(3-3-5)を主力とする1個軍団が標高4000m近いアムバ・アラジ山(Amba Alagi)に籠るイタリア軍を攻撃し、これを撃破してアムバ・アラジ山を占領した。

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6Turn(1941年秋)

イメージ 16東アフリカにおけるイタリア軍の抵抗は終了した。エチオピアの首都アジス・アベバ(Addis Ababa)は陥落。「アフリカの角」と呼ばれるエチオピア、ソマリア一帯は英軍の支配する所となった。
一方、中近東ではイラクで革命が勃発。枢軸寄りの新政権が発足する。ドイツ軍はその機を逃さずに第5山岳師団(3-3-4)をベイルートに派遣。パレスチナに侵攻してエルサレム(Jerusalem)を占領した。
さらにイラク南部のバスラ(Basra)も革命イラク軍が占領し、英軍は中近東一帯から追い出されてしまう。さらにバルカン半島で新たな戦役が開始され、ギリシア、クレタ方面への増援として3個師団もの兵力がバルカン方面に送られることとなる。

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7Turn(1942年冬)

イメージ 17新しい年を迎えて戦いの舞台は地中海と北アフリカに焦点が移ってきた。ドイツ第10航空軍が地中海戦域に到着。マルタ島を包囲し孤立化を図る。また陸上では、2個装甲師団を揃えたドイツアフリカ軍団が、トブルクを孤立化させつつ英軍をリビア領外に撃退しつつあった。さらにオリエント計画が発動され、極東方面にインド師団2個が派遣されることとなる。
英軍もハルファヤ峠を軸として必死にドイツ軍の猛攻を凌ぎつつ、東アフリカ方面や英本国から増援部隊をアフリカ戦線に送りこむ。

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8Turn(1942年春)

イメージ 18ポートサイド(Port Said)における英軍の防御力が一瞬弱くなった。その隙をついてシナイ半島のドイツ・ヴィシーフランス連合軍がポートサイドに乱入する。英軍の抵抗空しくポートサイド陥落。遂にスエズ運河にハーケンクロイツが翻った。
しかしこれは英軍の罠だった。スエズ運河南部とナイルデルタ地帯を拠点としてポートサイドに向けた英軍の反攻作戦が始まる。一度は英軍の攻撃を凌いだ枢軸軍であったが、2度目は耐えきれなかった。中近東における枢軸軍の中核を成していたドイツ第5山岳師団は壊滅。ヴィシーフランス軍も2個戦闘団を失って敗退する。勢いに乗る英軍はシナイ半島を逆襲。パレスチナまで攻め入った英軍は、エルサレムを奪回した。
リビアではトブルクを巡る攻防戦が山場を迎える。ドイツ軍2個装甲師団がトブルク要塞に攻め込むが、トブルクを守る第2ニュージーランド師団(3-3-4)と戦車戦闘団は奮戦してこれを撃退。トブルクを守り抜いた。
マルタ島にはスピットファイア戦闘機が進出。同島周辺の制空権を連合軍が奪回した。

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JR石北線女満別駅から歩いて5分ほどの場所にあるホテルです。網走湖の南岸にあり、目の前に網走湖が広がっています。余談ですが、網走の近くは湖が多く、そのためこのあたりの景観は独特です。網走に来た時には、是非湖沼巡りをして下さい。お奨めです。

日帰り温泉は\420。ただし浴室にシャンプー、石鹸の類はありません。
泉質は「美人の湯」と呼ばれるだけの事はあり、無色無臭ならがもスベスベ感があります。ただし出た後に体に残っているような感じは乏しく、その点は少し残念でした。

浴槽は内湯、サウナ、露天風呂が一式揃っており、洗い場にも十分なスペースがありました。

場所柄空港にも近いので、空港へ行く途中等に立ち寄ってみるのも一興かと。

お奨め度★★★

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前回紹介した通り、重巡、軽巡の砲力がアップしたので実戦の場でそれを試してみたいと思った。
シナリオ6「キャラハン艦隊の最後」は、米重巡、軽巡部隊が、日本の金剛型高速戦艦2隻と対決するシナリオである。変更の効果を試してみるには絶好のアイテムだろう。

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1Turn

DDx4で夕立に集中射を浴びせるも、命中はオバノンの1発のみ。しかも盲弾
「アトランタ」と「ポートランド」が「春雨」を猛射。8インチ砲弾2発と5インチ砲弾2発が「春雨」に命中した。「アトランタ」の1弾が「春雨」の弾薬庫誘爆を誘って「春雨」轟沈。まあ、これがなくても「春雨」は累積損害で沈没していたのだが・・・。
米駆逐艦2隻「ステレット」「オバノン」が魚雷18本発射。

連合軍20VP

2Turn

「ステレット」の放った魚雷1本が軽巡「長良」に命中した。「長良」の損傷は大したことはなかったものの、射撃系統が損傷した上に火災が発生した。さらに距離4500mから「アトランタ」の放った5インチ砲弾2発が立て続けに命中。そのうちの1発が「長良」の砲塔を貫き、誘爆を引き起こしたため、「長良」は大破した。
また軽巡「ヘレナ」の放った6インチ砲弾2発が魚雷発射態勢に入った駆逐艦「暁」に命中。誘爆を起こした「暁」は大破した。

連合軍59VP

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3Turn

駆逐艦「夕立」の放った93式酸素魚雷1本が大型軽巡「ヘレナ」に命中した。しかし何たることか。その魚雷は不発。「ヘレナ」は正に九死に一生を得た。
その「夕立」に対しては防空軽巡「アトランタ」が1500mの至近距離から5インチ砲の猛射を浴びせかけた。3発が命中して「夕立」は大破する。
もう1隻の防空軽巡「ジュノー」は大破して離脱中の軽巡「長良」を狙った。こちらも至近距離からの猛射によって7発が命中。既に損傷していた「長良」はその累積損害に耐え切れずに沈没する。
「サンフランシスコ」「ポートランド」「ヘレナ」の3艦は、威力の増した中口径砲を確かめるべく戦艦「比叡」を3000~4500mの距離で猛射。しかし出目に恵まれず命中したのは「ポートランド」の8インチ砲弾2発のみ。しかもそれは「比叡」に軽微な損害を与えただけであった。

今まで一方的に撃たれっぱなしであった日本艦隊が反撃に転じた。戦艦「比叡」が距離4500mで重巡「サンフランシスコ」を主砲で狙う。14インチ砲弾2発が命中。急所を外していたので「サンフランシスコ」は比較的軽微な損傷であったが、それでも2番砲塔が使用不能になった。
さらに「比叡」は副砲で防空軽巡「ジュノー」を射撃。6インチ砲弾2発が「ジュノー」に命中。その1発が「ジュノー」の舵機を破壊し、同艦の行動力を奪った。

両軍とも魚雷を発射。米側はMk15魚雷計30本、日本側は90式魚雷計18本である。

連合軍82VP

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4Turn

日本駆逐艦の放った魚雷が米巡洋艦を捉えた。1本が「ヘレナ」に命中。「ヘレナ」の艦首を吹き飛ばし、「ヘレナ」の最大速度は20ktにまで低下した。舵機をやられていた「ジュノー」には2発が命中。これが大浸水を引き起こして「ジュノー」は轟沈する。
米駆逐艦の魚雷も猛威をふるった。駆逐艦「雷」に3本が命中。「雷」は轟沈する。

2隻の高速戦艦が咆哮する。米軍にとっては幸いなことに日本側の砲撃は稚拙であり、命中弾数は少なかった。「サンフランシスコ」「ポートランド」がそれぞれ36cm砲弾1発、「ヘレナ」には15cm砲弾2発が命中。「ポートランド」は軽微な損害で切り抜けたが、「サンフランシスコ」「ヘレナ」の2艦は混乱のため射撃不能となってしまう。
対する米軍の砲火も切れ味がなく、「ポートランド」は3発の命中弾を「比叡」に与えたが、宝くじは悉く外れで「比叡」の損傷は軽微であった。他には「フレッチャー」が駆逐艦「村雨」の砲塔にヒットを与えてこれを中破。「アトランタ」も「天津風」に2発を命中させたが、こちらは小破止まりだった。

日本側の駆逐艦3隻(「雪風」「天津風」「照月」)が魚雷計20本を発射。対する米艦隊は「アトランタ」が魚雷4本を発射。


日本軍24vp
連合軍112vp

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5Turn

このまま平行砲戦を続けるのは危険だと判断した米艦隊は、一旦距離を離隔すべく右へ転舵した。しかしその決断はやや遅きに失した。

「ヘレナ」に魚雷1本が命中した。「天津風」の放った酸素魚雷。「ヘレナ」今日3本目の命中魚雷である。それでも「ヘレナ」はなおも戦闘継続可能であった。
「雪風」の放った酸素魚雷のうち1本が重巡「ポートランド」を捉えた。こちらは急所をぶち抜いて大浸水を引き起こす。「ポートランド」は大破して速度が10ktまで低下する。

日本戦艦2隻の砲火が米艦隊に降り注ぐ。相変わらず命中率は今ひとつだったが、「サンフランシスコ」に命中した36cm砲弾の1発が誘爆を引き起こす。「サンフランシスコ」大破。また「霧島」の放った15cm砲弾2発が「ヘレナ」に命中。強運艦「ヘレナ」も遂に中破状態となった。

主力の巡洋艦部隊のうち、重巡2隻と大型軽巡1隻が大中破。防空軽巡1隻沈没という被害を被った米艦隊はここに敗北を認めて投了した。

日本軍112vp
連合軍112vp

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両軍の損害

日本軍

沈没:軽巡「長良」、駆逐艦「春雨」「雷」
大破:駆逐艦「夕立」「暁」
中破:駆逐艦「村雨」
小破以下:戦艦「比叡」、駆逐艦「天津風」

連合軍

沈没:軽巡「ジュノー」
大破:重巡「サンフランシスコ」「ポートランド」
中破:軽巡「ヘレナ」
小破以下:駆逐艦「アーロンワード」

総括

米側の敗因は明らかだ。巡洋艦を不用意に接近させたことにつきる。いくら巡洋艦の砲戦火力が上がったからといって戦艦と撃ち合って勝てるものではない。ラッキーヒットを狙うのはリスクが大き過ぎるのだ。
それよりも米側の基本戦術と行っても良い、駆逐艦による防御スクリーンや一定距離を保っての砲撃戦、レーダーと照明弾を駆使したアウトレンジ射撃等を心掛けるべきだろう。

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The Imperial Japanese Navy in the Pacific War

Mark E.Stille Opsrey Publishing

タイトル通り太平洋戦争期における日本海軍について論じた著作である。内容は、まず冒頭で日本海軍の戦略とドクトリンに触れ、その後日本海軍の太平洋における戦いを総括する。その後、空母、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦の順に日本海軍の主要艦艇についてタイプ別に紹介し、その生い立ち、コンセプト、就役後の改造、戦暦について紹介している。我々にとってはなじみ深い内容ではあるが、内容的には結構細かく、特に個々の駆逐艦、潜水艦の戦暦まで細かく記載している点は恐れ入った。駆逐艦の中には「霜月」のように魚雷2発食らって生還した艦とか、米海軍の音響魚雷の犠牲になった潜水艦等も触れられており、興味深い。日本側の視点だけではなく、米側からの視点でも日本艦の戦いぶりについて描いているので、個々の艦の運命を立体的に捉えることができる。
洋書として見た場合、本書は非常に読みやすい部類に入る。まず英文が全体的に平易であり、凝った言い回しはしていない。またテーマについても我々が良く知っている内容なので、詳細が分からなくても前後の文脈から内容を理解できる点も良い。
なお、本書の中で筆者は、日本海軍について褒めるべき所は褒めている。特に夜間における雷撃戦術や近距離での夜間砲戦能力、あるいは空母を集団で運用したドクトリン等は日本海軍の強みとて紹介している。その一方で決戦に固執し長期戦への展望に欠いたドクトリン、机上の空論に終わった遠距離砲戦術、役に立たなかった戦艦群等については手厳しい。しかしいずれも正論であろう。
洋書にしては安価(\1000以下)だし、その割に内容はかなり豊富であるので、日本海軍に興味のある向きにはお奨めしたい作品だ。

お奨め度★★★★

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