戦国時代の雄、朝倉氏。織田信長との戦いに敗れて壊滅したことは、戦国時代に少しでも興味のある人達にとっては常識と言って良い。その朝倉氏が本拠地を構えたのが福井市中心部から東へ約10km内陸に入った一乗谷である。今回紹介する一乗谷朝倉氏遺跡は、その一乗谷を現在に伝えるものである。
駐車場に車を停めてまずはぐるっと1周。思いのほか大きな遺跡にまずびっくり。唐門や朝倉館跡等を回りながら当時の面影を偲ぶ。
続いて入場料を支払って復元した街並みを見学する。単純に当時の街並みを再現するだけではなく、一乗谷の住人に扮したスタッフが寸劇を繰り広げたり野菜などを売っていたりして非常に面白い。
最後に回ったのは庭園跡。諏訪館跡庭園などはかなり綺麗に復元されており、完成された室町様式の庭園を今に伝えている。
全体として見所が多く、じっくり回ると1時間は優に超えそうな勢いであった。今回は車で訪問したが、バス路線も通じているので、機会を見つけて再度訪れてみたい場所である。