もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2017年05月

GWに函館に出かけて夜景を見ました。
夜景を見るのは何年ぶりだろ?。
多分10年以上前かな、前回は・・・

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最初に見たのは函館湾に沈む夕陽です。函館山の頂上から見ました。ややガスのかかった海に沈む夕日が幻想的でした。

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続いて定番の夜景です。函館山の上から眺める定番の景色です。

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函館山から下りてきての写真です。西洋風の教会がライトアップされていて幻想的でした。

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Breaking the Chains(以下、BTC)は、Compassゲーム社が2014年に発表した海戦ゲームだ。副題が"War in the South China Sea"となっており、近い将来に予想される米中の南シナ海における海戦を扱ったシミュレーションゲームである。ヘクスマップ、ターン方式を採用しており、1Hex=70nm、1Turn=1日、1ユニット=1~数隻の艦船、航空機数十機、連隊~師団規模の地上部隊を表している。
今回、海戦ゲームには目がない筆者が、同じく海戦ゲーム好きのK氏を誘ってBTCをプレイしてみた。選択したシナリオは、メインシナリオであるシナリオ3"Breaking the Chains"。南沙諸島の完全支配を目指す中国とベトナムの対決を描いたシナリオで、米軍はかつての敵国であるベトナム側に立って中国と戦う。筆者がベトナム・アメリカ連合、K氏が中国軍を担当した。

前回までの展開-->こちら

12Turn

イメージ 3南沙諸島に進出してきた連合軍艦隊と中国艦隊が激突する。空母艦載機と基地航空隊の共同攻撃を実施した連合軍艦隊は、強力なモスキート対艦ミサイルを装備したソブレメンヌイ級駆逐艦2ユニットを撃沈。他に中国駆逐艦1ユニットを撃沈した。

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さらに続々と南沙諸島近海に集結している連合軍艦隊。圧倒的な兵力を誇る連合軍艦隊に対して劣勢が明らかな中国艦隊。この時点でしょう「勝負あり」という結果となり、お開きとした。

感想

イメージ 4まず褒めるべき点を。
複雑な陸海空作戦を扱っているにも関わらずルールは非常にシンプルである。必要なチャートはA4両面1枚にまとめられ、シーケンスも一見面倒だが、戦闘が起こらなければサクサク進む。今回も全30Turnのキャンペーンシナリオながら、セットアップ込みで8時間ほどのプレイで12Turnまで進んだ。この分なら2日間あればフルキャンペーンも十分プレイ可能だろう。フルキャンペーン以外にも10Turn以内で完了するシナリオが2本用意されているので、時間が少ない時にプレイするのも十分に可能だ。

イメージ 5一方で気になる点について。
ミクロな話からすると、まず航空攻撃に対する地上部隊の防御力が小さすぎる。本文でも書いたが、1回の空爆で旅団~師団規模の地上部隊が簡単に壊滅する。対地攻撃の場合は、攻撃力+2D6で8を超えた分がヒット数となる。地上目標の場合、空海目標と違って1ヒット目は「ショック」、2ヒット目で1ヒット扱いとなるルールがあるが気休めに過ぎない。航空機の対地攻撃力は2~3なので、2D6で6~7以上の目が出れば有効打となる。4ユニットで爆撃すれば、デカイ目が1つでも出れば、あとは中程度のダイス目2個程度で旅団なら壊滅する。仮に最初の一撃で壊滅させることができなくても、1Turnに6回の空爆が実施可能。1Turn=1日なので、僅か1日の空爆で2~3個師団を壊滅させるのは容易だ。

イメージ 6巡航ミサイル攻撃も不可解だ。BTCでは通常戦闘と巡航ミサイル攻撃は明確に分離されており、通常戦闘が毎Turn6回行われる「総員戦闘配備」フェイズに実施されるのに対し、巡航ミサイル攻撃はTurn開始時に行われる「ブラック作戦フェイズ」に実施される。そしてその威力は極めて大きい。実際のプレイでも紹介したが、AMDを持たない目標の場合、2D6で4以上で有効打で、5以上なら満額(期待できる最高の結果)になる。殆ど100発100中に近い。防御側にAMDがあれば有効打7以上、満額8以上となるが、それでも半数以上が有効打になる。そしてSAM等のAMD装備した地上目標を最初に排除してしまえば、あとはフリーハンドだ。だから巡航ミサイルの有効射程内に航空基地を配備することは自殺行為に等しい。
ところがである。この巡航ミサイルには意外な盲点がある。それはTurn開始時にしか使えないということだ。その点を突くと例えば以下のような対策が成り立つ。

(1) 毎日Turn開始時、米軍の航空兵力を中国軍巡航ミサイルの射程距離外(例えばグアム)まで後退させておく。
(2) 第1総員配備フェイズにグアムから嘉手納やフィリピンといった前線基地に航空兵力を移動させる。
(3) 第2~5総員配備フェイズは嘉手納、フィリピン等から作戦行動実施。
(4) 第6総員配備フェイズにグアムまで後退し、巡航ミサイル攻撃を避ける。

イメージ 7つまり航空兵力を「日帰り出張」させる作戦だ。これは別に米軍機に限らず、自衛隊機でも実施できる。スタック制限さえ遵守すれば、国籍による配備制限がないからだ(だから自衛隊機が南沙諸島の攻防戦に参加することも可能だ)。凶悪極まりない巡航ミサイル攻撃を避けるためには仕方がないが、「なんだか変」と思わずにはいられない。

このようにBTCは特に戦闘システムが大雑把過ぎて、その点が気になった。同テーマのRed Dragon Risingと比べると、システム的にはBTCの方がオーソドックスなのだが、戦闘結果はBTCの方が「トンデモ」な感じがする。ハウスルールで補正するというのも可能だが、そこまでリソースをつぎ込む必要を感じていないというのが正直な所だ。

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Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編 Blue Water Navy
提督が解説する海上自衛隊艦隊と軍艦のすべて 2024年 09 月号 [雑誌]: 軍事研究 別冊 海上自衛隊「空母」 いずも&かがマニアックス 海上自衛隊 護衛艦メカニズム図鑑 イカロスMOOK アメリカの航空母艦資料写真集

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Breaking the Chains(以下、BTC)は、Compassゲーム社が2014年に発表した海戦ゲームだ。副題が"War in the South China Sea"となっており、近い将来に予想される米中の南シナ海における海戦を扱ったシミュレーションゲームである。ヘクスマップ、ターン方式を採用しており、1Hex=70nm、1Turn=1日、1ユニット=1~数隻の艦船、航空機数十機、連隊~師団規模の地上部隊を表している。
デザイナーはJohn Gorkowski。聞いたことがない名前だが、調べてみると、いくつかゲームをデザインしているようだ。Compassゲーム社から発売が予定されているSouth China Seaも氏のデザインである。

BTCは海戦ゲームとしては比較的シンプルなシステムを採用している。実際の1日からなる1Turnは6回の「総員戦闘配備(General Quarter)フェイズからなり、それぞれ米中両軍の海空軍が移動・戦闘を行う。移動ルールはあまり突飛な所はないが、戦闘ルールには特色がある。主導権を取った側が友軍艦艇又は航空機によってレーダー照射可能な範囲のヘクスを1つ選んで「焦点ヘクス」とし、焦点ヘクスを攻撃可能な艦船、航空機と、その攻撃側に対して反撃可能か航空機、艦船がミサイルの撃ち合いを行う。ミサイル戦はステルス値の高いものから先に実施でき、無論最強なのは米軍のF-35である。ミサイル戦は、攻撃側の攻撃力に2D6を加え、その値が防御側のMD(ミサイル防御値)を上回った場合に相手にその差分に相当するヒットを与える。MD値はユニット固有に与えられているが、対艦ミサイル攻撃の場合はエリアミサイル防御(AMD)を持ったユニットのAMD値をMD値として使用できる。例えば対艦ミサイル攻撃力4の中国軍ソブレメンヌイ級駆逐艦が米空母ニミッツに対して対艦ミサイル攻撃を実施した場合、通用はニミッツのMD値=8が使用されるので、2D6で5以上の目を出せばニミッツはヒットを被る。しかしもしAMD=11のバーグ級駆逐艦が護衛についていた場合は、MD=11となり、8以上の目を出さないとヒットが得られない。
地上戦や爆撃、艦砲射撃も基本的には同一のシステムで解決されるが、防御力としてはMD値ではなく、一定値(爆撃の場合は8、艦砲射撃の場合は11)を用いる。これが問題なのだが、そのことは後で触れる。
他にも巡航ミサイル攻撃や特殊部隊による攻撃もルール化されている。

総じていえば、陸海空の全てがルール化されているにも関わらずルールは基本的にシンプルである。そのあたり、同じテーマを扱ったRed Dragon Risingや一連の「レッドラ」システムの海戦ゲームに似たコンセプトを感じる。

今回、海戦ゲームには目がない筆者が、同じく海戦ゲーム好きのK氏を誘ってBTCをプレイしてみた。選択したシナリオは、メインシナリオであるシナリオ3"Breaking the Chains"。南沙諸島の完全支配を目指す中国とベトナムの対決を描いたシナリオで、米軍はかつての敵国であるベトナム側に立って中国と戦う。筆者がベトナム・アメリカ連合、K氏が中国軍を担当した。

1Turn

イメージ 8中国軍が南沙諸島(Spratly Island)に展開するベトナム軍に対して先制攻撃を仕掛ける。巡航ミサイル攻撃によって地上待機中のSu-27戦闘機が壊滅した。制空権を掌握した中国軍が南沙諸島と西沙諸島(Paracel Islands)に相次いで侵攻し、地上部隊を揚陸させた。圧倒的兵力を誇る中国軍に対して、手出しができないベトナム軍。

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2Turn

イメージ 9沖縄、嘉手納基地に突如多数の巡航ミサイルが飛来した。対空ミサイル部隊が最初に攻撃を受け、壊滅していく。嘉手納基地は日米両軍の集結地点なので、3個ものSAM部隊が展開していたが、中国本土沿岸に展開したSSM部隊から発射される巡航ミサイルの大群がその悉くを破壊していった。SAMが潰されたら、基地の防備は事実上裸になる。そこへ次々と巡航ミサイルが飛来し、地上に待機していた日米両軍の最新鋭機は次々と破壊されていった。虎の子戦闘機の半数近くがこの攻撃で撃破されてしまい、日米両軍は中国製巡航ミサイルの偉大な破壊力に目を見張った。

一連の攻撃で大損害を受けた日米基地航空戦力は、これ以上の損害を避けるためにグアム島まで後退。その後しばらくの間、米基地航空部隊は、グアムと沖縄の「日帰り出張」が続くことになる。

巡航ミサイル攻撃に懲りた米軍は、夜の間に基地航空部隊を後方のグアムまで後退させ、朝になったら沖縄やフィリピンへ進出させる戦法を採用した。これは巡航ミサイル攻撃が各Turnの開始時点でしか実施できないというルールを逆手に取った作戦である。つまり巡航ミサイル攻撃による航空機の地上撃破を避けるために策定した苦肉の策だ。この「日帰り出張」作戦によって米戦闘機がこれ以上巡航ミサイル攻撃で損害を出すこともなくなったが、こうなる前に「なぜセットアップ時に沖縄ではなくグアムに配置しなかったんだ」と反省しきりである。

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イメージ 10政治フェイズには中国軍の南沙諸島侵攻を受けてフィリピンが反中国側に立って参戦した。なお、書き忘れたが、既に日米豪の3ヶ国はベトナム側に立って中国に対して参戦している。日本の参戦も驚きだが、ドゥテルテ比大統領が米国側に立って参戦するというのも驚きだ。
いずれにしてもフィリピンの参戦によって反中国側は南沙諸島付近に格好の航空基地を取得でき、これによって南沙諸島に対する航空支援がより容易になった。対する中国軍は期待のマレーシアが不参戦となってしまい、そのため航空基地を展開できなくなったのが痛い。

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南沙諸島への中国軍による侵攻が実施された場合、フィリピンとマレーシアが参戦する可能性がある。その確率はいずれも70%強で、フィリピンは反中国、マレーシアは中国側になる。今回は反中国側にとって最良の結果が出て、フィリピン参戦、マレーシア不参戦となった。

3~4Turn

中国軍は南沙諸島、西沙諸島の防備を固める。反中国側は米空母を中心とする艦隊を日本及びシンガポールから出撃させて南沙諸島奪回の構えを見せる。

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5Turn

イメージ 11フィリピンのパラワン島といえば、太平洋戦争のレイテ海戦で日本の重巡3隻が米潜水艦の奇襲によって瞬時に撃沈破された因縁の戦場である。そのパラワン島に米、ベトナム、シンガポールの戦闘機が集結した。米空軍の最新鋭機F-35、ベトナム空軍の誇るSu-27、そして近代化によって能力を増したシンガポールのF-5Fである。彼らは南沙諸島に展開する中国軍地上部隊を猛爆し、僅か1日の爆撃戦によってその大半を撃破した。僅か1日で6個旅団相当の地上部隊が消滅したのである。まさに「核兵器もビックリ」の航空攻撃力なのであった。

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6Turn

イメージ 12台湾海峡を航行中の日米連合の空母機動部隊が中国潜水艦による奇襲攻撃を受けた。魚雷1本がニミッツ級空母(「ドナルド・レーガン」?)に命中し、同艦は小破するも作戦行動を継続可能だ。

8Turn

再び中国潜水艦が奇襲に成功する。南沙諸島に向けて航行中の連合軍艦隊を中国海軍の新鋭原潜が奇襲に成功した。海兵隊を輸送中のシンガポールの揚陸艦が中国原潜の雷撃により沈没。同乗していた海兵隊も海の藻屑となった。

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9-10Turn

イメージ 13中国軍がベトナム中部の古戦場ユエに上陸した。南沙諸島攻防戦に備えて航空基地を推進するためだ。上陸作戦は成功しユエは中国軍の支配する所となった。

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11Turn

中国軍は引続いてホーチミンに上陸。同地を占領する。しかしユエに進出した中国軍中型爆撃機に対して連合軍の巡航ミサイルが炸裂。1ユニットが壊滅し、新鋭戦闘機を含む2ユニットが半壊した。



Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編 Blue Water Navy
提督が解説する海上自衛隊艦隊と軍艦のすべて 2024年 09 月号 [雑誌]: 軍事研究 別冊 海上自衛隊「空母」 いずも&かがマニアックス 海上自衛隊 護衛艦メカニズム図鑑 イカロスMOOK アメリカの航空母艦資料写真集

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歴史群像2017年06月号 学研

特集は日本陸軍。装備の変遷や軍服の歴史がメインの記事で、他に陸軍空母「あきつ丸」、九六式、九九式軽機関銃や三八式、九九式小銃についての記事もあった。個人的に面白かったのは日米水雷戦の検証記事で、1942年には優勢だった日本の水雷戦隊が、翌年どのような形でその優勢を覆されたかについて、興味深い記載があった。全般的には読みごたえのある内容だったと思う。

お奨め度★★★

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高尾山登山から降りてきた所の国道20号線千本良交差点のすぐそばにある蕎麦屋さんです。木、金、土、日及び祭日のみの営業で、しかも昼間のみの営業という少し変わった営業スタイルです。

中に入って早速ビールを注文。他には少し太めの田舎蕎麦と鴨焼きを注文しました。蕎麦は喉ごしが良く腰がしっかりとした麺で、汁が良く絡んで美味しかったです。鴨焼きも肉汁がじゅわっと口の中に広がり、肉の味を堪能できる美味しさで、ビールとの相性も良かったです。

神奈川の蕎麦屋さんということで、あまり味の方が期待していなかったのですが、ここの蕎麦は美味しいと思える味でした。

お奨め度★★★


るるぶ高尾山 25 まるっと高尾山 関東の名山Best 100 駅から山あるき 関東版

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