
半島へ陸自山岳部隊
数多久遠 祥伝社(2017/4/20)
内容はいわゆるif戦記だが、舞台設定はかなり現実に近い。北朝鮮で内乱が勃発し、そのドサクサに紛れて北朝鮮が日本や韓国に細菌兵器による攻撃を仕掛けようという設定。それを阻止すべく極秘裏に編成された陸自の山岳部隊が朝鮮半島に上陸する、というもの。娯楽作品として読めば結構面白く、また戦闘場面もハチャメチャなようには思えない。小説だから日本にとってはハッピーエンドに近い展開になるのだが、実際にこのような状況に陥ると、本書のように巧くいくかどうかは甚だ疑問。とにかく現実に近い状況に基づいた仮想戦記なので、読んでいてリアリティを感じることは間違いない。お奨め度★★★



ならば「これで大丈夫」と言えるのか。実は裏技的な戦法を一つ思いついた。それは零戦(A6M2)による対艦攻撃だ。表を見れば一目瞭然だが、零戦の航続距離は他を抜きんでいる。しかも小さいながらも対艦攻撃力を持っている。僅か2火力だが、その攻撃力は侮れない。しかも零戦は他の日本機よりも空戦力が高いので、爆装状態でも敵戦闘機を突破できる可能性が高い。爆装零戦によるアウトレンジ攻撃。これは案外有効なのではないか。
カタログスペックに沿った場合は(2)の対策が良い。ただこの場合、特別ルールの類が必要となる。「覚えてお[かなければいけないルール」は、あまり宜しくない。従って対策(2)を適用することにした。そしてカタログスペック通りの運用を認める対案として、特別ルールで爆装零戦を認めることにした。これなら特別ルールを失念していてもルール違反の心配はなくなる。
爆装零戦から派生して、「他に爆装戦闘機で有効なのはないか」。連合軍の戦闘機はいずれも爆装可能で、しかもP-38やP-39はその攻撃能力が零戦の2倍、九九艦爆の半分ぐらいとなかなか有効な戦力になっている。連合軍の戦闘機が所謂「ヤーボ」的な運用をされていたのは事実なので、対艦攻撃に使えるのはそれほど不味いとは思っていない。問題は「必勝法」になるか、ということだが、まずP-39については殆ど心配ないと思う。対艦攻撃の有効範囲が7ヘクス(210海里)しかなく、しかも基地から発進するので空母側はそれを容易に回避できる(敵基地の7ヘクス以内に入らなければ良い)。












































