猿遊会での対戦で見つかったエラッタを追記しました。
http://mk2kpfb.chu.jp/SGame/SPac1942/SPac42_Errata.pdf
ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。












ミッドウェー攻撃を重視する作戦方針に従って南雲機動部隊はミッドウェー島に対して3度に渡る攻撃を仕掛けて同島における米航空兵力を壊滅させた。しかし米機動部隊は南雲機動部隊を相手にせず、専ら南方から近づく近藤中将の攻略部隊に攻撃を仕掛けてきた。一連の攻撃で改造空母「瑞鳳」、水上機母艦「千歳」と輸送船4隻が沈没、さらに潜水艦の攻撃によって特設水上機母艦「神川丸」が大破した。
ここで状況を整理しておこう。初日の戦闘では日本側は多数の艦船を失い、艦対艦の戦闘では明らかに分の悪い結果となった。しかしミッドウェー島の航空基地と航空兵力に大損害を与えたので、その分はかなり有利だと考えて良い。トータルして見た場合、4:6で米側有利な状況と考えた方が良いだろう。
そこで米機動部隊の位置をエリアKと予想し、それと距離を離隔すべく我が艦隊は布陣した。その位置はミッドウェー西北西240海里(8ヘクス)。南雲機動部隊が扇の要の位置に布陣し、その西南西30海里に山本長官直率の主力部隊(戦艦「大和」を含む戦艦3隻基幹)、南方30海里には近藤中将の攻略部隊主力(高速戦艦2隻、重巡2、その他)、東南東30海里に栗田少将の支援部隊(重巡6、その他)が布陣している。もし我々の予想が正しければ、米機動部隊は南雲機動部隊の南東約360海里又はそれ以上の距離に出現する筈である。後は米機動部隊を動きを監視しつつ、ミッドウェーへの攻撃を継続すれば良い。チャンスを見てミッドウェーへの上陸侵攻を実施することになるだろう。
決戦2日目の朝が来た。未明から発進していた索敵機が次々と敵艦隊発見を報じた。しかしその位置は日本軍の予想とは異なっていた。索敵機の報告から予想される米機動部隊の位置は、ミッドウェーの西南西360~390海里(12~13ヘクス)。日本艦隊よりも西側に進出していたのである。彼らの戦意は我々の予想を超えて遙かに旺盛であった。

米艦隊の狙いは日本側輸送船団にある。速度の関係上、南雲機動部隊から離れた位置を航行していた輸送船団は、米機動部隊から150海里(5ヘクス)の距離にあった。米側から見ればまさに「鴨がネギをしょっている」状態である。
その頃南雲機動部隊では攻撃計画が練られていた。予想される米機動部隊の位置は南雲機動部隊から270海里(9ヘクス)である。艦爆隊にとっては十分に攻撃可能な距離だが、魚雷を抱えた艦攻隊にとってはやや苦しい攻撃距離だ。そこで南雲機動部隊からは、まず零戦18機、艦爆54機の計72機からなる攻撃隊が米機動部隊を求めて発進していった。
第1次攻撃隊が発見したのは、空母「ヨークタウン」を中心とする機動部隊であった。F4Fワイルドキャット約40機が迎撃に向かってくる。米軍は日本空母への攻撃を諦める代わりに保有全戦闘機(計72機)を防空戦闘に投入し、日本側攻撃隊の阻止を狙ってきたのだ。そんな中、護衛の零戦隊が奮戦し、2倍以上のグラマン相手に一歩も引かない戦いを演じている。その間隙を縫って艦爆隊が「ヨークタウン」に急降下爆撃を敢行する。激しい対空砲火が艦爆隊を包む。防空軽巡「アトランタ」を含む巡洋艦3、駆逐艦5からなる護衛部隊が濃密な対空弾幕を張ったのだ。次々と被弾・撃墜されていく艦爆隊。それでも生き残った機体は次々と爆弾を投下した。







