もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2020年12月

RedStorm


今年もあとわずかです。今年はコロナ禍に始まりコロナ禍に終わった散々な年でしたが、そのような中にあっても色々なゲームをプレイしました。そこで例によって 2020年年始に立てた目標 に対する達成度を見ていきましょう。

1.目標達成度

優先度A

(1) 英文8冊
(2) 「ソロモン夜襲戦」又は「海空戦」の続編(欧州戦線)版の基本デザインを完成させる
(3) ゲーム和訳1本以上
(4) 自作ゲームの伝導
(5)現在戦ゲームを4本以上プレイ
(6)WW2ゲームを6作品以上プレイ

一応全部達成しました。(2)についてはやや大甘です。(3)は"Commadn at Sea"を和訳しました。

Command at Sea



優先度B

(1) WW2海空戦ゲームを3作品以上
(2) プレWW2ゲームを3本以上
(3) ゲームマーケット出展
(4) VASSALモジュール
(5) Fighting Wingsシリーズをマスターする
(6) 有効プレイ率2.5以上

これらは(5)以外は全部達成です。(4)はPacific FleetのVASSALモジュールです。


西国の雄



SilentVictory



優先度C

(1) PFB2020年内完成
(2) SFゲームを3本以上プレイする
(3) Red Storm(GMT)の標準シナリオをプレイする
(4) The Dark Sandsのキャンペーンシナリオをプレイする
(5) Stalingrad'42の大型シナリオをプレイする
一応全部達成しました。


Imperium



Stalingrad42


全体としては達成率95%。昨年から4ポイント上昇しました。
来年は100点を狙いたいです。

それでは、皆様、来年は良いお年でありますように・・・。

今年は同じことの繰り返しになりますが、今年はコロナの影響で登山もままならない状況でした。まあそれはそれとして取りあえず年始に立てた主要目標の達成状況について振り返ってみます。

1-3月

・北八ヶ岳、冬山登山
・【100名山】蓼科山、冬山登山
・【100名山】西吾妻山、冬山登山
・【100名山】蔵王、冬山登山
・【300名山】三峰山(三重)
・丹沢に登る
・積雪状態の大山に登る
・低山1つ以上
・熊野古道を歩く
上記のうち3つ以上

結果:達成。一番の成果は蓼科冬季登頂です。初の冬山100名山制覇!!。

冬の蓼科山


4ー5月

・高野山を歩く
・金剛山縦走
・【2,300名山】七面山又は山伏に登る。
・低山で桜を楽しむ。
・未踏破の200又は300名山踏破
上記のうち2つ以上

結果:曲がりなりにも達成しました。この時期、例の「緊急事態宣言」が発令されて登山できない状況になりましたが、4月に沼津アルプス、5月に金時山に登りました。また時期的はずれてしまいましたが、高野山にも11月に登りました。

金時山


6-8月

・【100名山】幌尻岳登頂(3日)
・【100名山】白馬登頂(2~3日)
・【100名山】北アルプス雲の平縦走(4日以上)
・【100名山】北アルプス表銀座縦走(3日)
・【100名山】吾妻山縦走(2日)
・【100名山】十勝岳再登頂
・【100名山】旭岳再登頂
・【100名山】谷川岳をちゃんと登る
・【200名山】霞沢岳に登る(2日)
・【200名山】西穂高岳に登る(2日)
・【300名山】(中国)面白山に登る
・上記以外で100名山、200名山等に登る
・礼文島をトレッキングする
上記のうち4つ以上

結果:緊急事態宣言が一応収束して自由に移動できるようになったので、遠慮しながらも登山できるようになりました。目標は全て達成です。

白馬大雪渓


9-10月

・大雪で紅葉を見る
・裏剣に登る
・槍沢+涸沢に登る
・【100名山】立山に登る
・【100名山】秋の八甲田山、早池峰、安達太良
・【100名山】秋の那須、奥白根、越後駒
・【200名山】天狗岳
・【200名山】九州、英彦山で紅葉を見る
上記のうち3つ以上

結果:一部達成(大雪、北アルプスに登りました)

槍沢の紅葉



11-12月

・九州の200名山、300名山に登る
・京都高雄方面を歩く
・低山で紅葉を見る
・低山縦走
・山スキー
上記のうち2つ以上

結果:完全達成(11月の大山、12月は山城登山)

高野山の紅葉


まとめると、目標14件に対して達成12、代替1で達成率は92%になりました。
また「毎月1回以上登山」の目標も達成しました。ただし、今年の目玉にしていた百名山完全達成は、幌尻岳を制覇できなかったためお預けです。自己評価では84点で昨年から6ポイントアップしました。 来年は90点以上を目指します。

それでは良いお年を。

今年も年末がやってきました。そこで個人的な今年のベストゲームを決めたいと思います。
今回は昨年同様以下のような縛りにしました。

(1) 過去3年以内に発表された作品であること。
(2) 私自身は今年初めてプレイした作品であること。

候補として残ったのは以下の作品群です。(カッコ内は発売日)

・Stalingrad'42(GMT)(2019)
・Red Storm(GMT)(2019)
・沖縄の落日(GJ)(2020) ・Red Sun Blue Cross(Bonsai)(2020)
・Old School Tactical - Ghost Front(Flying Pig Games)(2018)
・The Fulda Gap(Compass Games)(2020)
・SCS Iron Curtain(MMP)(2020)
この中から私が選んだ2020年ベストゲームは、以下の3作です。

金:Red Storm(GMT)(2019)
銀:Stalingrad'42(GMT)(2019)
銅:Old School Tactical - Ghost Front(Flying Pig Games)(2018)

それでは良いお年を。

RedStorm


Stalingrad42


GhostFront



写真00b


「西国の雄」 (以下、本作)は、 以前に紹介した「信玄上洛」 と同じく、群雄伝シリーズの作品である。「信玄上洛」が(結果的にではあるが)群雄伝シリーズの第1番目の作品となったのに対し、本作は比較的後期の作品になり、システム的にも洗練されたものになっている。本作の舞台は中国地方における毛利、大内、尼子の三つ巴の戦いで、別々の時期を扱う4本のシナリオが用意されている。
今回、本作を対人戦でプレイすることになった。

前回はシナリオ1「折敷畑の戦い」 について紹介した。

シナリオ3「郡山の戦い」

イメージ 15


尼子晴久時間がまだ十分あったので、もう1本シナリオをやりましょう、ということで、シナリオ3「郡山の戦い」をプレイしてみた。これは若き日の毛利元就の活躍を描いたシナリオで、出雲を支配する尼子氏と毛利氏との戦いを描いたものである。毛利方の兵力は5ユニット10ステップ。対する尼子氏は37ユニット74ステップ。兵力差は圧倒的で、まともに戦えば毛利方に勝ち目はない。しかし毛利方は指揮能力において勝っており、かつ本城である郡山城一点を守っていればよい。自城のヘクスでは合戦を回避できるため、尼子の武将が個別に元就と戦う必要があり、兵力の優位を生かしきれない。また毛利方は本城なので補充能力が高い。従って郡山城に毛利全軍がスタックしている限り、郡山城は難攻不落の要塞になる。

とはいえ、それだけなら単に「岩山に卵をぶつける」だけの単純なゲームになるのだが、そこに一捻り加えているのが面白い所。ゲーム途中から毛利方の友軍として大内勢26ユニット(52ステップ)が登場する。尼子勢はあえて郡山城を落とさなくても、例えば毛利の持ち城である高松城を落として、あとは逃げ切っても勝利条件的には勝利が可能だ。毛利勢は郡山城にいてこそ無敵だが、城から離れた瞬間脆弱な存在となる。そのための大内勢だ。大内の援軍が安芸に到着した時こそ、本当の戦いが始まるといって良い。

写真13


下名は毛利・大内側を担当する。

このシナリオについては詳細な記録をつけていなかったので、概略を記するに留める。
尼子久幸序盤、定石通り尼子の大軍が郡山城を囲むが、郡山城に対する攻撃は一向に功を奏さず、徒に尼子側の損害だけが増えてくる。業を煮やした尼子勢は郡山城を後方に残したまま南下。尼子方の武将本城常光(2-2-2★)が高松城を包囲しこれを落城。尼子久幸(2-2-3★)、尼子誠久(2-1-3★)は大内方の城郭である八尾城、神戸城などを伺う。

やがて高松城が陥落。毛利の城が1つでも落城すると大内氏が介入してくる可能性がある。確率は毎Turn1/6であるが、2ターン目に大内参戦の目が出たので、大内の大軍が陶晴賢、江良房栄、吉見正頼らに率いられて安芸国に入る。安芸南部の銀山城、鏡山城、竹原城あたりが焦点となるが、大内が重視した竹原城は、増援部隊の到着が間に合わず、城主である小早川奥景(2-1-2★)は切腹して果てた。

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大内軍は目標を銀山城に変更。銀山城は安芸南部に位置する尼子の城郭である。銀山城が実は安芸から尼子勢を追い出すキーストーンとなるのだが、こんな田舎の小城がまさか戦略的な要域になるとは・・・。だから戦略は難しい。そしてウォーゲームは面白い・・・。

宍戸隆家銀山城を攻め落としたのは、大内きっての名将、陶晴賢。銀山を拠点とした大内勢は北上への道が開ける。また銀山の落城と前後して郡山の毛利が動いた。尼子の出城である日野山と尼子が奪取した高松城の間に毛利方武将である宍戸隆家を出陣させた。

本城常光驚いたのは、高松城を守る尼子方武将本城常光である。いきなり後方連絡線を遮断され、補給切れに陥ってしまう。しかしそれに対処する尼子方の予備兵力も今や乏しい。本城常光は高松城を捨てて後退。石見に向けて北上していく。さらに予備兵力捻出と戦線整理のために安芸南部に布陣していた尼子方の諸将が次々と北上を開始。出雲との国境付近まで後退していく。
高松城に抑えの兵力を残し、陶晴賢が遂に郡山城に入った。これにより郡山城を守っていた毛利元就はフリーハンドになった。いよいよ野戦能力と機動力で他を圧する毛利元就が動き始める。狙いは石見山中を彷徨う尼子方の本城常光。士気が低下したままの状態で回復の目途が立たず、何とか尼子の勢力圏まで後退を図る。その背後を追う毛利元就。本城常光の運命は正に風前の灯火である。

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といった所でお開きとした。尼子側プレイヤーによるとこの時点で勝ち目なしと見たとのこと。私の見た所では、まだ絶望的な状況でもないようにも思えるが・・・。まあ、それはそれとして・・・。

ゲーム終了まで後5Turn残した状態での終了となった。全体で20Turnのシナリオなので、全体の3/4が終了したことになる。プレイ時間はセットアップ等を除いて約3時間であった。1Turnの平均所要時間は10分強といった所か。

陶晴賢今回、対人戦で久しぶりに群雄伝をプレイしてみたが、群雄伝はやはり面白い。特に後期の作品はシステム面で洗練されているだけではなく、シナリオのバランスについても良く練られている。つくづく「ゲームシステムとシチュエーション(シナリオ)のバランスって大事だなぁ」と改めて感じた。
プレイ時間の短さも魅力の1つで、1Turnの所要時間が10~15分程度というのも嬉しい所。最近のゲームでは1Turnの所要時間が1時間を超えるものも少なくないので、本シリーズの「軽さ」は感動的ですらある。本作でも今回プレイしたシナリオ以外にまだ未プレイのシナリオが2本もあるし、他にも「秀吉軍記」「九州三国志」等のシナリオもまだまだプレイしたい。

群雄伝シリーズはやはり傑作だなぁ、と改めて感じた。

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高野山に登った時 に、当然ながらその後高野山観光をしました。
今回は11月の初頭だったことや、今年はやや紅葉が遅いという情報もあって、あまり紅葉は期待していませんでした。が、期待に反して高野山の紅葉は美しかったです。そのいくつかを紹介しましょう。

最初に紹介するのは、女人堂から400~500m程の場所にある、西室院、多聞院、南院といったあたりの紅葉です。青空の元、色々な色の紅葉が見事です。

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次が高野山交番と中央案内所にある本王院前。ここの紅葉も規模は小さいものの、見事です。序にその近くの紅葉も紹介します。

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最後に紹介するのは、英霊殿の紅葉です。英霊殿というのは、その名前から恐らく戦争で亡くなった方を祀った場所と思われます。ここの紅葉を見るのは今回が初めてですが、なかなか見事でした。

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