もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2021年06月

三重県紀和町でかつて銅山があったことは以前に紹介しました が、その名残としてトロッコ列車が今でも現役で残っています。
このトロッコ列車は観光用という意味の他に、山間部にある温泉への移動手段という側面も持って言います。駐車場に車を停めて温泉道具だけを持ってトロッコ列車に搭乗。温泉地に移動して温泉に浸かり、またトロッコ列車に乗って戻ってくる、という利用形態がメインのようです。

私は珍しさに誘われてトロッコ列車に乗って往復しただけ。普段は乗ることがないトロッコ列車で狭いトンネルを抜けていくのは普段は味わえない感覚です。そういった意味では、近くに立ち寄った際には乗ってみるのも良いかも・・・。

お奨め度★★★

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210411_私本太平記

私本太平記

吉川英治

歴史小説の大家吉川英治氏が著わした南北朝時代を描いた歴史小説。主人公は足利尊氏だが、楠木正成、足利直義、高師直、新田義貞、後醍醐天皇など、南北朝時代で活躍した様々な英傑、武将らが登場する歴史大作である。さらに武将以外でも吉田兼好や明石覚一のような文化人、一色右馬介といった架空の武将も登場し、場面を盛り上げている。
南北朝時代に興味を持って何か良い本はないかと思い探してみたら、最初にヒットしたので読んでみたというのが真相。全13巻をKindleでは一遍にまとめているので、とにかくボリュームが多い。会社のトイレで暇つぶしにKindleでこそこそ読んでいたが、読み終わるまで半年近くかかってしまった。話は面白かったが、やはり北条幕府が倒れる前後あたりから物語が盛り上がり始めてくる。それまではやや冗長な感じがあるのは否めない。

お奨め度★★★

OpD


「Operation Dauntless」(以下、本作)は、1944年6月のノルマンディ上陸作戦に伴うカーン西方の戦いを戦術レベルで再現したシミュレーションゲームだ。1ユニット=小隊~中隊、1Hex=425ヤード、1Turn=90分(夜間は330分)というスケールから分かる通り、やや大きめの戦術級ゲーム(戦術作戦級)と言って良い。本作のシステムについては、 以前の記事 で紹介済なので、詳細はそちらを参照されたい。

今回、本作のキャンペーンシナリオを対戦することになったので、そのための事前準備として本作のシナリオをソロプレイで試してみた。選択したシナリオは「18.7 "Barracuda"」。1944年6月25日から始まるドーントレス作戦の最初の半日を扱うものである。キャンペーンシナリオの序盤戦を再現する。
今回、選択ルールは19.1「射撃統制」を採用した。

Churchill_AVRE


Turn00


1Turn

GE12SS_MG_10_26最初の4Turnは濃い霧のため接近戦以外の戦闘は禁止されている。さらに第1Turnは特別ルールによって英軍はヘクス列に沿って真っすぐ前進するしかなく、独軍は移動自体が禁止されている。
英軍はマップ中央部に位置するフォントネ・ル・プネル(Fontenay-le-Pesnel)占領が第1目標になる。英軍はフォントネ・ル・プネルの北西部3ヘクスは無血占領したが、北東部に対する攻撃はドイツ第12SS装甲師団の防衛ラインにまともにぶつかることになって攻撃失敗した。

Turn01


2Turn

UK79AD_Churchill_82_RE英軍の増援部隊が登場する。17ポンド砲搭載のアキリーズ自走対戦車砲と火炎放射器装備のチャーチルAVRE特殊戦車(チャーチル重戦車に大口径の迫撃砲を搭載した突破戦用戦車)その他だ。英軍はこれらの増援部隊を再配置し、突撃グループを編成する。対するドイツ軍は前線の部隊を再配置し、守りを固める。そして4号戦車の小隊を最前線に送り込み、英軍の突撃に備える。

Turn02


3Turn

GE12SS_Pz4_8_Pz12英軍はフォントネ・ル・プネル北東部を制圧せんと攻撃を仕掛けてきた。しかし未だに戦場の霧は晴れない。英軍は諸兵科連合で近接突撃を敢行し、町の一角を占領したものの、ドイツ軍の反撃によて歩兵部隊が撃破され、流血の多い前進を続けている。

British_17pdr_ATGun


4Turn

UK49D_CP_Linc英軍はボウデル(Bordel)川の橋を渡って南岸に進出した。ドイツ戦車教導師団の歩戦連合部隊がこれを迎え撃ったが、英軍はそれを撃破して対岸に進出。橋頭保を築いた。
ドイツ軍は虎の子ティーガー重戦車大隊を投入し、英軍の南下を阻もうとする。

この時点で一旦勝利ポイントを集計してみる。敵撃破によるVPは英軍が13VP、独軍は23VPである。さらに土地の占拠によるVPが英軍2VP、独軍36VPで、合計すると英軍15VP、独軍59VPで、現時点では独軍が圧倒的に有利な状況であった。

Turn04


つづく



Paths to Hell, Barbarossa Montelimar、The Anvil of Fate ドイツ装甲軍団1  83-ノルマンディ強襲
ノルマンディ上陸作戦1944 西部戦線 (歴史群像アーカイブVol.17) Tank Killers: A History of America's World War II Tank Destroyer Force ドイツ重戦車 戦場写真集

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210322_たかが殺人

たかが殺人じゃないか

辻真先 東京創元社

たかが殺人じゃないか たまには、と思い推理小説読んでみた。どこかの真田さんみたいに「俺は推理小説の良さはわからない」とでも書こうと思ったが、意外と面白かった。どちらかといえばじっくり読むのが苦手で早く読みたくなる私。推理小説でもじっくり読まないで流し読みなので、トリックをじっくり考えながら読むことができない質である。そんな私でも本書は結構楽しめた。
本書の設定は昭和24年の名古屋。GHQの命令によって無理矢理男女共学にさせられた高校生たちを主人公とする推理小説だ。高校生たちの描き方も秀逸だが、それよりも戦争直後の名古屋周辺の描写が楽しい。さらにいえば、戦争と敗戦によって価値観の急激な変化に直面して戸惑う登場人物たちがリアルに描かれていて、フィクションながらも当時の息吹を感じることができる。そして日本人にとって戦争や敗戦は何だったか、といった点についても考えさせてくれる作品であった。

お奨め度★★★



たかが殺人じゃないか 月下のサクラ 空飛ぶタイヤ 半沢直樹1

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こちらも 赤木城を見た 後に立ち寄った場所です。紀和町はかつて銅を算出する紀州銅山があり、その時の名残が各地に残っています。銅山は1978年に閉山されたとのことですが、最盛時には総合病院や複数の映画館があったとか。
銅山自体は江戸時代から掘られていたとのこと。館内には江戸時代の銅山の景観や資料と、別フロアには明治以降の銅山についても紹介されています。

この紀和町、近くには絶景で有名な瀞峡もあり、思いのほか見どころの多い場所でした。

お奨め度★★★

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