もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2021年10月

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藤沢市羽鳥中学校入口の交差点近くにある焼肉屋さんです。自宅からは徒歩20~30分ぐらいの距離です。
豚トロ、牛カルビ、牛ほほ肉とキャベツを注文しました。
豚トロが美味しかったです。塩味が程よく効いていて、ご飯との相性も抜群です。
牛ほほ肉は味噌味。キャベツを巻いて食べると丁度いい按配でした。

例の中国由来の流行病のためにアルコール類の販売は中止。ビールなしの焼肉というのは、少し寂しかったです。

お奨め度★★★


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210904_特攻とは何か

特攻とは何か

森史郎 文藝春秋

以前に同じ著者による特攻を扱った 「敷島隊の五人」を紹介したが 本書はその続編にあたる著作である。前作では特攻を「命じられた側」から特攻について論じているが、本書は「特攻を命じた側」から見た特攻について論じている。
本書の主役は「特攻の親」と言われる大西瀧治郎で、大西が第1航空艦隊司令長官に任じられてフィリピンに赴任する所から、玉音放送を聞いて割腹自決する所までを描いている。
本書の特徴としては大西の行動を弁護や批判することよりも彼の言動を忠実に追いかけてそこから彼の心情を推測している。しかし本書を読めば、大西をはじめとする特攻推進の当時の海軍高官たち(大西、玉井、猪口、中島ら)の行動に対して怒りを禁じ得ない。
米軍を初めとする諸外国から「愚劣」と評される特攻作戦。その実像について理解を深めるには良い著作と言える。

お奨め度★★★★



特攻とは何か ミッドウェー海戦第1部:知略と驕慢 ミッドウェー海戦第2部:運命の日 空母瑞鶴戦史:機動部隊出撃 空母瑞鶴戦史:敵空母ミユ 空母瑞鶴戦史:ソロモン攻防戦 空母瑞鶴戦史:南太平洋海戦 空母瑞鶴戦史:ラバウル航空戦

DoomsDayProject1


The Battle for Germany(以下、本作)は、2021年に米国Compass Gamesが発表したシミュレーションゲームだ。テーマは1985年8月を想定した西ドイツにおけるワルシャワ条約機構(WP)軍とNATO軍の対決。1Turnは実際の1日、1Hexは12kmに相当し、1ユニットは連隊~師団規模になる。 本作の基本システムは、 以前の記事 で紹介したので、そちらを参照されたい。

今回は、その中からシナリオ4「The Battle for CENTAG」をソロプレイしてみた。このシナリオは北部戦域を除いたドイツ中南部での戦いを描いたシナリオである。キャンペーンシナリオほどではないが、それでもフルマップ2枚相当のかなり大規模なシナリオである。個人的には実質的にプレイなのはこの程度のシナリオまでかな、とも思っている。

前回までの展開は --> こちら

4Turn(1985/8/4)

戦略フェイズ

Z_Weather天候は悪天候になった。悪天候になるとNATO側は性能値が-1、WP側は性能値が-2される。性能の低下したWP側戦闘機はNATO側の一方的な的になり、次々と撃墜されていったが、それでもギリギリで制空権は持ちこたえた。WP側は地対地ミサイルで西ドイツと英本土のNATO軍基地を攻撃し、飛行場2か所を使用不能とした。

WPプレイヤーターン

SO_SGF_HQ北方では、ソ連第1親衛戦車軍と親衛打撃軍(SGF)麾下の戦車師団、機械化歩兵師団が西ドイツ軍第3軍団に対して猛攻を加える。目の前にはルール工業地帯が見えている。度重なる戦闘でボロボロになっている西ドイツ第3軍団は、それでもWP軍の攻撃に対して懸命な遅退戦闘を行い、ドムトムント前面でWP軍の攻撃を阻止していた。

Turn04a


US_A10_174TFWその南方ではWP軍がウルツブルグとニュルンベルクの間を攻撃し、米第8歩兵師団「パスファインダー」や西ドイツ第10装甲擲弾兵師団に圧力をかける。しかしNATO側の防衛態勢もある程度固まってきたため、今までのような大規模突破は難しい。WP軍は兵力の優越を生かしてNATO軍兵力を削っていく消耗戦を仕掛けていく。NATO側も航空兵力の優越を利用して地上支援機を惜しみなく投入する。フルダやニュルンベルクといった都市部では、取り残されたNATO軍部隊が孤軍奮闘。兵力で勝るWP軍の猛攻を跳ね返していた。

Turn04b


ニュルンベルグからミュンヘンにかけての地域ではチェコ軍を中心とする部隊が攻撃を継続していたが、チェコ軍も度重なる戦闘で大きな損害を被っていたため、その攻撃にはやや鋭さが欠けていた。

Turn04c


NATOプレイヤーターン

CZ_4TDこのTurn、NATO軍は北と南で反撃を行う。南方戦線では突出してきたチョコ軍の師団に対して西ドイツ第2軍団が2ヶ所で反撃を行う。ミュンヘンでは、突出してきたチェコ軍第15機械化歩兵師団を西ドイツ第1擲弾兵師団が攻撃してこれを撃破。ニュルンベルグ南方では、チェコ軍第4戦車師団を西ドイツ軍第10装甲師団が攻撃してこれを撃破した。

北方ではドムトムント南東部をライン川に向かって急進するソ連軍第90戦車師団を最新鋭のレオパルド2主力戦車を装備した西ドイツ第5装甲師団が夜襲を仕掛けてこれを壊滅に追い込んだ。

反撃が西ドイツ軍戦線で集中的に行われたため、米軍戦線では反撃を実施せずに戦線の整理を行う。フルダ方面に残る米独部隊は見捨てる形で戦線を整理し、フランクフルトを起点としてそこから北方向と南東方向に戦線を敷く。そしてそのフランクフルトには米第3機甲師団を展開し、その北側には米第3歩兵師団、南東方向には米第8歩兵師団と同第1機甲師団等が展開する。

Turn04d


5Turn(1985/8/5)

戦略フェイズ

天候はなおも悪天候が続く。WP側の制空戦闘機はNATO戦闘機隊に対して果敢に挑んだが、数と性能に勝るNATO側戦闘機の攻撃を受けて一方的に撃墜されてしまった。NATOは航空優勢を確立した。

Z_NuclearAttackWP側はNATO側の制空権に対抗するために地対地ミサイルによる核攻撃を行うことも可能であった。これに対して(実際とは異なり)ゲーム上のNATO側には有効な対抗手段がない(相手が核を使えば、こちらも報復攻撃が正当化されると思うのだが、本ゲームには報復攻撃を示唆するルールはない)。しかし個人的に核の飛び交う第3次世界大戦というのは受け入れ難いものがあった。そこで(悩んだ末)今回は核ミサイルを使用しないことを決意した。
ただし本作はWP側の核戦力での優位を前提としてバランスを調整しているフシがある。だから対人戦でWP側を担当した際には、戦術核兵器を容赦なくNATO軍航空基地に叩き込むことになるだろう。


核爆発


WPプレイヤーターン

遂にWP軍はNATOの戦線を突破した。ドムトムント南方で西ドイツ第2装甲擲弾兵師団を撃破したソ連軍の先鋒がライン川に到達したのである。NATOの戦線は南北分断の危機を迎える。

Turn05a


しかしそれより南方ではWP軍の攻撃力が限界に近づいてきた。各地で行った攻撃でもNATO軍は豊富な航空戦力を継ぎこんでWP軍の攻撃を撃退していた。中でも戦線南翼を担うチェコ軍の損害は激しく、最早攻勢継続は困難な状況になりつつあった。

Turn05b


NATOプレイヤーターン

WG_54BDENATO軍は南方戦線ではチェコ軍に対する限定的な反撃を実施し、チェコ第15機械化歩兵師団を壊滅に追い込んだ。このまま西ドイツ第2軍団はチェコ軍に対する攻勢を継続できそうな雰囲気だったが、そうは問屋が卸さない。西ドイツ第2軍団は基幹兵力である3個機械化師団を除く独立部隊等を北方戦線に送り込み、ライン川防衛戦に回す。

Turn05c


そして決戦場となる北方戦域。NATO軍は思い切ってドムトムントを放棄。戦線をライン川西岸まで後退させた。そして兵力不足を補うべく弱体化した西ドイツ第3軍団に増援部隊を送り込む。各種独立部隊及び米第5軍団の第3機甲師団をバックアップ用の兵力として送り込んだ。

Turn05d



つづく

Leopard2A


The Fulda Gap The Battle for the Balkans NATO Designer Signature Edition The Third World War, Designer Signature Edition Blue Water Navy Next War Poland Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編 コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』
The Fulda Gap
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
The Third World War, Designer Signature Edition
Blue Water Navy
Next War Poland
Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』

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茅ヶ崎市赤羽根交差点近くにあるラーメン屋さん。メインの味玉もやしらーめんを注文しました。太目の麺にたっぷりと野菜が乗せられたヘルシー仕様。あまりの野菜の量に思わずウンザリしますが、太目の麺と絡めて食べると野菜も美味しいです。スープがニンニクのたっぷり入った刺激的なものなので、野菜が丁度中和してくれる感じです。
個人的には好みの味で、そこそこ刺激的ならーめんなので、たまに食べてみると美味しく感じると思います。

お奨め度★★★★


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210827_山と渓谷

山と渓谷2021年9月号

特集は「事例に学ぶ山岳遭難の教訓」。山での遭難確率は年間で凡そ4,000人に1人ぐらいだという。これだけを見ればそれほどリスクが高くはないが、それでも20年続ければ200人に1人ぐらいは遭難することになり、その中から10人に1~2人ぐらいは死亡することになる。決して安全ではない。私自身、幸いにして遭難の経験はないものの、遭難の一歩手前なら何度も経験している。ハインリヒの法則に従えば、遭難の一歩手前を30回経験する間に1度ぐらいは本当に遭難することになる。
本書では、実際に起こった様々な遭難事例を紹介し、遭難を避けるにはどうするのか。あるいは万一遭難した時に生還するためにはどうするのかについて、紹介している。また第2特集では、八ヶ岳山域の様々な山小屋と八ヶ岳の登山コースを紹介している。こういう特集を読むと、また八ヶ岳に登ってみたくなる。

お奨め度★★★

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