もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2022年11月

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221021_歴史群像

歴史群像2022年10月号

学研

特集はNATO軍vsワルシャワ条約軍。核兵器を抱えたNATOとWPが、如何な戦略に基づいて対峙したのか。興味深く描いている。核兵器という一種「異次元の」兵器を政治家や軍人たちはどのように扱ったのか、それは東西両陣営の戦略状況にどのような影響を与えたのか。是非一読をお奨めしたい記事であった。
その他に西ドイツ軍のF-104G戦闘機、台湾沖航空戦、乃木希典将軍、モンテ・カッシーノの戦い等が記事として取り上げられており、いずれも興味深い内容であった。
今回も「アタリ」かな。

お奨め度★★★★


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221029_ゲムマ参加しました

数多くの皆様にお越し頂き、ありがとうございます。
次回2023年春のゲームマーケットにも参加致します。
次回は何か新作を用意させて頂く所存です。
それでは次回もよろしくお願いします。



ゲームマーケット2022年秋に参加しました

ボードゲームの祭典、ゲームマーケット2022秋に出展者として参加しました。
その断片部分を動画にまとめたので、ご覧いただければ幸いです。

丹沢の名峰、大山に行ってきました。
右足の負傷後、久しぶりの登山らしい登山です。
今回は公共交通機関を使って伊勢原からバスで移動。伊勢原発の大山ケーブル行バスはかなり混んでいましたが、途中から座れました。大山ケーブルバス停には0815頃に到着。ここから歩き始めます。

写真00

コマ参道と呼ばれる参道を歩くこと約15分。大山ケーブル駅に到着しました。
ケーブルカーの始発便は0900発で、まだ30分ほど時間がありましたが、既に長い列が出来ていました。

写真01

ここから本格的な大山登山が始まります。まずは女坂という斜度のやや緩い坂に入っていきます。石段状の道になっていて登山道としては歩きやすいと言えますが、それでも滑りやすい階段道を慎重に歩きます。

写真02
写真03
写真04

ケーブル駅から30分ほど歩いて大山寺に到着。急な石段を登り切った所にあります。そろそろ周囲の景観が広がってきます。

写真06

大山寺からは斜度がきつくなり、登るのが結構大変になってきます。苔がついて滑りやすくなっている石段を、滑らないようのに慎重に登っていきます。

写真07

歩きはじめて約1時間で山の中腹にある阿夫利神社に到着しました。ここからは相模平野と相模灘、さらに江の島の姿も見えます。

写真08
写真09
写真10

下にケーブルカーを駅があるので、ケーブルカーの写真を撮ろうと駅近くに降りてきました。

写真11
写真12

と、ここで事件が発生。持っていたストックの1本が柵の下に滑り落ちてしまったのです。ストックは2本持っていたのですが、シングルストックだと下り坂に不安がある。当初の予定では、この後、見晴台方面へ移動し、そこから日向薬師方面に降りていくつもりだったけど、さてどうしたものか・・・。

写真13

結局ストック1本だと危険と判断。このままケーブルで下山することにしました。正味1時間ほどの登山でしたが、ちょっとしたリハビリにはなったのではないでしょうか。

写真14

伊勢原の駅に戻ったのは1030頃。小田急で海老名駅まで移動し、海老名駅前の「鶴橋風月」でビールとお好み焼きで疲れを癒しました。

写真15
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ちなみに、この「鶴橋風月」。お好み焼きの店ですが、店員さんが焼いてくれるので、私のような不器用な人間にはお奨めです。

という訳で今回の大山登山は以上で終わりです。
今回は途中帰還というやや不本意な結果に終わりましたが、次回は大山山頂への登頂を果たしたいです。

それではまた。

RedStorm_BA


Red Storm - Baltic Approaches(以下、本作)のシナリオ3「Clean Sweep」を紹介する。
このシナリオは、開戦初日の夕刻。バルト海へ機雷敷設任務に出動したデンマーク海軍に対し、WP側攻撃機が攻撃を加えるというものだ。WP側はできるだけ多数のデンマーク側揚陸艦の撃破を目指す。

前回までのあらすじ --> こちら

13Turn

WP_ASM_97オーサ級ミサイル艇が発射した8発のスティックス対艦ミサイルがデンマーク艦隊に着弾した。1発のミサイルがデンマーク艦の対空砲火によって撃墜されたが、残り7発が艦隊に到達。そのうち5発が目標に命中した。
2発ずつのミサイルが命中したFalster級2隻は、いずれも轟沈。1発が命中したLindormen級小型敷設艦1隻も沈没した。これでソ連側の戦果は撃沈計4隻となる。NATOとしては、SAMによる迎撃を味方戦闘機による味方打ちを恐れて実施できなかったのが痛かった。

デンマークのF-16Aは怒りに燃えてソ連軍攻撃隊に襲いかかる。対レーダーミサイルを抱えたSu-24Mが目標となった。4機のF-16が8機のSu-24に猛攻を加え、1機を撃墜、3機を撃破。残りを退散させた。

Turn13


14Turn

RU_Su17_Danilov先手を取ったNATO側。デンマークのF-16Aが偵察のために接近してきたSu-17M3R偵察機を迎撃する。ミサイルと機銃弾を全弾撃ち尽くすほど激しい攻撃を仕掛けたが、命中弾はなし。戦意を失ったSu-17M3R 1機をアボートさせるのが精々であった。
WP側は増援に現れた西ドイツ空軍のF-4Fファントムを叩くべくデンマーク本土上空に接近していく。1機のMiG-23MLDはHawk地対空ミサイルの斉射を辛くも回避。ポーランド空軍のMiG-21bisは、ジーランド島本土上空に降りて来た時、隠れていたデンマーク軍の対空射撃を浴びて1機が撃墜されてしまう。さらに付近を飛行中のMiG-23MLDは、対空射撃を避けるべく高度を上げようとした瞬間に対空砲火を浴び、1機の損失を出す。
先に対空射撃で1機を失ったMiG-21bisの編隊は、正面を飛行中の西ドイツ空軍F-4Fファントムを捉えた。まず距離5海里からレーダー誘導のR-3R(AA-2C)ミサイルを発射したものの外れ。その後ファントムと激しいドッグファイトを行ったが、双方損失なし。ただし双方共戦意を喪失したため、WP側は辛くも目的を達成した。

Turn14


15Turn

生き残ったWP側の偵察機、Su-17M3Rが2機、デンマーク艦隊上空に進入する。戦果確認のための写真撮影を行う。1機のSu-17はデンマーク海軍コルベット艦の放ったRIM-7Mシースパローを辛くも回避。もう1機はレーダー誘導の対空射撃を浴びて、被弾する。

Turn15


16Turn

偵察任務中のSu-17が、RIM-7Mシースパローの直撃を受けて撃墜された。パイロットは脱出に成功する。しかし生き残った偵察機(さきほど対空砲火の直撃を受けて被弾した機体)が写真撮影に成功している。この機を無事帰還させるのが、WP側の至上任務となった。

Su-17M


その後WP側の航空機は帰路につき、盤外に出た。

結果

WP側の損害

撃墜:1xTu-22RD(空戦),3xMiG-21bis(SAM,AAA),2xMiG-23MLD(AAA),2xMiG-27(空戦),1xSu-17M3R(SAM),1xSU-24M(空戦)
損傷:1xSU-17M3R(AAA),1xMIG-23MLD(AAA),1xMiG-27(空戦),3xSU-24M(空戦)

合計10機の損失と、6機の損傷機を出すという大損害。損失率は約20%、被弾機を含むと実に30%以上の損害を出した。
損害の原因別に分類すると、空戦によるものが損失4機/被弾4機、AAA(対空火器)によるものが損失4機/被弾2機、SAMによるものが損失2機という結果になった。NATO戦闘機が最大の脅威になった訳だが、WP側から見るとNATO戦闘機を事前に制圧できなかったのが誤算であった。パイロットは5名が機上戦死、8名が脱出に成功した。しかし味方戦線に生還したのは2名のみ。2名がNATOの捕虜になり、残る4名は救助が遅れていずれも戦死した。

NATO側の損害

沈没:Falster級敷設艦2隻(爆撃,SSM),Lindormen級敷設艦2隻(SSM,爆撃とSSM)
損傷:Pader Skram級フリゲート艦(爆撃)

航空機の損害はなし。空戦性能の高いF-16Aをドッグファイトで仕留めるのが至難の業であることを証明する形となった。

勝利得点

NATO:72VP = 37VP(航空機)+11VP(搭乗員)+24VP(ML生き残り)
WP :48VP
結果はNATO側の圧勝であった。

感想

結果が一方的だったが、あまりにWP側の損害が多すぎた。敗因はNATO側戦闘機の行動を抑制できなかったこと。それとも関連するが、NATO側敷設艦を一掃できなかったことだ。
それにしても対艦ミサイルの命中率の高さが気になる。僅か2隻の小型ミサイル艇が発射した対艦ミサイルで1個艦隊が壊滅するとは…。何だか「エイラート事件」の再現のようだが、電子妨害や発射側のミス等を考慮すると、実戦ではもう少し当たらないような気がするのだが…。

他のシナリオも試してみたい気がする。

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Arctic Convoys 1942: The Luftwaffe cuts Russia's lifeline

Mark Lardas Osprey

タイトル通りムルマンスクに向かう援ソ船団とそれと戦うドイツ空軍との戦いをキャンペーンレベルで描いた作品である。1942年にソ連に向かった輸送船団は1942年3月のPQ12から、同年9月のPQ18まで計7個。初期の作戦ではドイツ軍による妨害が殆どなかったが、PQ13では5隻が沈められたのを初め、「大虐殺」として有名なPQ17では38隻中28隻が沈没、最後となったPQ18でも44隻中13隻を失っている。これらの損害を上げて本書では、PQ船団を「失敗」と評している。
本書は他のOsprey作品と同じく、1942年のPQ/QP船団を巡る戦いをコンパクトに要領よくまとめた良作である。ボリュームはそれほど多くはないが、数値的な部分もしっかり押さえてあり、さらに参考文献もしっかり紹介されているのでコスパは悪くない。PQ/QP船団に興味がある向きには一読をお奨めしたい作品だ。

お奨め度★★★★

Arctic Convoys 1942: The Luftwaffe cuts Russia's lifeline (Air Campaign Book 32) (English Edition)

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