もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2023年10月

TheBattlefortheBalkans表紙

The DoomsDay Project Episode 2(以下、本作)は、CompassGamesが2023年に発表したSLGである。テーマは1985年を想定した東西両陣営の直接軍事対決で、実際には発生しなかった史実に基づいている。
この手のゲームは1980年代に数多く出版されたが、1989年の冷戦終結、1991年のソヴィエト連邦崩壊により東西両陣営の対決自体が「嘘くさい」設定になったため(我々人類にとっては慶賀なことである)、1990年代に入ると出版数が激減した(これにはウォーゲームブーム自体の終焉も影響があると考える)。
この種のテーマが再び注目され始めたのは2010年代後半からである。アメリカを中心とする西側諸国と中露等との対立(朝鮮半島ミサイル・クライシスがあったのもこの時期)が顕在化し、冷戦終了時に描いた平和な世界の幻想が崩れ始めた時期と重なる。この種の作品は、過去作品のリメイクという形式のものと、完全な新作で設定のみを過去の仮想歴史から持ってきているものの2種類がある。前者の例としては、CompassGamesの「NATO」や「The Third World War」等があり、また後者の例としては、MMPの「Iron Curtain」、GMTの「Blue Water Navy」や「Red Storm」、CompassGames社の「The Fulda Gap」等がある。今回紹介する「The DoomsDay Project Ep.2」は後者に属する新作グループのゲームである。
本作の紹介に入る前にThe DoomsDay Projectシリーズの内容について説明したい。このゲームシリーズは1985年に想定される東西両陣営による欧州大陸における直接対決をテーマとしたSLGである。ヘクス・ターン方式の典型的なウォーゲームで、1Hex=12km、1Turn=1日、1ユニット=連隊、旅団、師団(一部大隊規模)または飛行隊規模の航空機を表す。基本システムについては 以前の記事で紹介済 なので簡単に説明すると、司令部を活性化して麾下のユニットを活性化し、その単位で移動、攻撃を繰り返すというもの。ただしGame Journalの「激闘システム」とは異なり、1ユニットは原則1Turnに1度しか活性化できない(「激闘システム」では司令部の活性化に合わせて特定のユニットが1Turnに何度も活性化できる)。また司令部の活性化はランダムではなく、プレイヤーが望む順番に実施できる。さらにTurn構成もWP側とNATO側のプレイヤーターンに分かれているので、基本的には「I GO YOU GO」システムと言える。

今回プレイしたEpisode 2は、その名の通りシリーズ第2作目。イタリア、オーストリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、トルコといった南欧一帯での戦いを扱う。WP陣営にとっては戦線南翼を形成する重要地域であり、さらに主戦線であるドイツ方面へのNATO側の戦力抽出を妨害するといった意味もある。



シナリオ5.バルカン半島の戦い

本作には計6本のシナリオが用意されているが、今回最初にプレイしたのは、シナリオ5.「バルカン戦争」である。このシナリオは、本作に含まれるすべてのマップを使用する大規模なもので、マップを広げると、アルプス山脈から南はトルコのイスタンブールまでの広大な地域が広がる。

写真00


今回、私はバルカン方面(ギリシア、トルコ軍)を担当した。この方面の主敵はブルガリア軍、ルーマニア軍、そしてユーゴスラビア軍である。同じCompassGamesのWW3ゲーム「The Third World War」では、ユーゴスラビアは西側寄りの中立国という位置づけになっているが、本作ではWP側についている。このあたりの歴史解釈については、本作では意図的にソ連側に有利な状況に至ったと仮想設定している。

下図は第1Turn終了時のイスタンブール周辺の状況である。地図の右上部分、ブルガリア、トルコ国境付近が地図に含まれていないことがわかる。そのためにWP軍はイスタンブールへの最接近経路を使えず、わざわざトルコ・ギリシア国境付近からのトルコ領内進入を余儀なくされている。このためWP軍はこのあと大苦戦することになるのだが、実はこれはルールミスであった。そのことについては後に説明する。

写真01


こちらはギリシア方面である。右上付近に青い駒が集結しているのがテッサロニキである。ギリシア第2の都市で、マケドニア地方の中心都市でもある。そこにオレンジの駒が近づいてきているが、これはユーゴスラビアのパルチザン部隊である。

写真02


全般的な戦局としては、トルコ方面では国境線付近をトルコ軍がガッチリ固めているので、WP軍は突破口を形成できていない。ギリシア方面では、WP軍部隊がテッサロニキ付近に進出してきたため、東マケドニア地方一帯のギリシア軍が連絡線切れになってしまう。連絡線が切れると活性化ができなくなるが、1Turn1日スケールのゲームにしては連絡線遮断の影響が大き過ぎるように思う(空挺や特殊部隊で簡単に連絡線が切られるので)。ドイツの場合は、道路網が縦横に走っていて連絡線が切られること自体が少なかったが、本作では道路網が貧弱なため(特にギリシア側は)結構簡単に連絡線が切られてしまう。
下図は第2Turn終了時点での状況である。

写真03


第3Turnに入ると米空母部隊が登場。航空戦力ではNATO側が上回るようになる。今回は結局時間の関係もあって第3Turn途中で一旦お開きとした。

写真04


この時点での感想としては、ルールブックはわかりにくいけど慣れればプレイできる感じ。航空戦やミサイル戦などの要素も含んでいて、そこそこ面白いゲームではないか、という所であった。

つづく

トルコM60A3



The Fulda Gap The Battle for the Balkans NATO Designer Signature Edition The Third World War, Designer Signature Edition Blue Water Navy Next War Poland Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編 コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』
The Fulda Gap
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
The Third World War, Designer Signature Edition
Blue Water Navy
Next War Poland
Game Journal 81-米中激突:現代海戦台湾海峡編
コマンドマガジン Vol.177『ヴュルツブルク』

4
230815_ミリクラ


Military Classics Vol.82

イカロス出版

特集は「丙型丁型海防艦」。いわゆるx号海防艦だ。大東亜戦争後期に大量生産され、戦争末期には事実上日本海軍水上部隊の主力となった艦種。言ってみれば現代の海上自衛隊の始祖ともいうべき艦種だ。個人的には好きな艦種で、今回取り上げてくれたことは大歓迎である。記事も充実していて読みごたえがあった。
第2特集はスペイン内戦。こちらも名前が有名だけれども実態があまりよく知られていない戦い。今回の特集では戦争至る経緯は戦争の流れ、諸外国の動きや戦争で活躍した兵棋など、スペイン内戦を知る上で基本となるべきポイントを押さえていた。
他にはWW!期におけるツェッペリン飛行船に関する小説風の記事にも読み応えがあって面白い。飛行船という一見時代に取り残された風に感じる兵器についても、そこで戦った人々の物語があり、喜びや苦悩があることを教えてくれた。
今回も読むところが多く、お勧めである。

お奨め度★★★★


MILITARY CLASSICS-Vol86:特集-メッサーシュミットBf109 MILITARY CLASSICS-Vol85:特集-空母「蒼龍」「飛龍」「雲龍」 MILITARY CLASSICS-Vol84:特集-IV号戦車 MILITARY CLASSICS-Vol83:特集-三式戦闘機・五式戦闘機 MILITARY CLASSICS-Vol82:特集-丙型・丁型海防艦 MILITARY CLASSICS-Vol81:特集-ドイツ突撃砲・突撃戦車 MILITARY CLASSICS-Vol80:特集-フォッケウルフFw190/Ta152 MILITARY CLASSICS-Vol79:特集-高雄型重巡洋艦 MILITARY CLASSICS-Vol78:特集-自走榴弾砲フンメル/ヴェスペ MILITARY CLASSICS-Vol77:特集-艦上爆撃機彗星 MILITARY CLASSICS-Vol76:特集-金剛型高速戦艦

MILITARY CLASSICS-Vol86:特集-メッサーシュミットBf109
MILITARY CLASSICS-Vol85:特集-空母「蒼龍」「飛龍」「雲龍」
MILITARY CLASSICS-Vol84:特集-IV号戦車
MILITARY CLASSICS-Vol83:特集-三式戦闘機・五式戦闘機
MILITARY CLASSICS-Vol82:特集-丙型・丁型海防艦
MILITARY CLASSICS-Vol81:特集-ドイツ突撃砲・突撃戦車
MILITARY CLASSICS-Vol80:特集-フォッケウルフFw190/Ta152
MILITARY CLASSICS-Vol79:特集-高雄型重巡洋艦
MILITARY CLASSICS-Vol78:特集-自走榴弾砲フンメル/ヴェスペ
MILITARY CLASSICS-Vol77:特集-艦上爆撃機彗星
MILITARY CLASSICS-Vol76:特集-金剛型高速戦艦

4
鹿児島県薩摩半島の南端付近にあるJR山川駅は、日本最南端にある有人駅といわれています。
その山川駅から徒歩約1分に所にある食堂兼旅館が「くりや食堂」。カツオのたたきが美味しいと評判の店です。「18切符による日本縦断旅行」の最終日、山川に降り立った時に立ち寄ってみました。

当然ながら「カツオのたたき定食」を注文。看板メニューにも関わらず税込1000円というのは良心的。カツオのたたき、お新香、ご飯、みそ汁というシンプルなメニューで、当然ながらメインはカツオのたたきです。
カツオというよりも玉ねぎの盛り合わせにしか見えないですが、この中にカツオのタタキが隠れていました。
「何も付けずにお召し上がりください」
という言葉通りにカツオを食べると、これが・・・、旨い。
強めのお酢で味がつけてあるのでカツオの臭みがなく、また玉ねぎの甘さとカツオの強い味がいい感じでマッチしている。ニンニクによる薬味も程よい感じで、カツオの味と旨くマッチしています。まさに異次元の味。

この「くりや食堂」、カツオ以外にも海鮮丼とかカツどんとか、様々なメニューがあり、まさに「田舎の食堂」といった感じです。山川自体が鹿児島市内から結構遠いのでなかなか行く機会がありませんが、もし近くに行く機会があれば、ぜひ試してみてください。

お奨め度★★★★

写真31
写真32
写真33
写真34


WaW87_表紙


Netherlands East Indies(以下、本作)は、米国Decision Games社が2022年に発表したSLGで、ゲーム付き雑誌シリーズのWorld at War誌第87号の付録ゲームだ。本作は日本軍による蘭印攻略戦を1Turn半月のスケールで描いている。ゲームシステムは2008年に発表されたRed Dragon Risingのシステムを採用している。

今回、本作を対面対戦することとなった。 最初の対戦では筆者が連合軍を担当してみたが、日本軍の怒涛の進撃を阻止できず、惨憺たる敗北を喫した。

2回目の対決

第1回目の対決は色々とルールミスがあった上、戦略的にも色々反省点があった。そこで筆者が連合軍の立場で再戦することになった。1回目の対戦ではボルネオの油田地帯を一気に占領されてしまったので、タラカンとバリクパパンにも守備隊を配置し、ボルネオでもある程度の抵抗を試みることにした。またジャワ島の3ヶ所、バタビア、チラチャプ、スラバヤにも均等に守備兵力を配置し、日本軍による上陸を阻止できる構えとした。

写真07


第1Turn(1941年12月前半)

前回の対戦とは異なり、ボルネオに守備隊が配備されているので、日本軍も電撃的にボルネオを一気に占領するという訳にはいかない。日本軍はクチン、ミリ、ブルネイといったボルネオ北西岸を占領した。連合軍はボルネオ東岸のパレンバンとタラカンの油田爆破を試みたが、タラカンの爆破に失敗。バリクパパンのみ爆破に成功した。

写真08


第2Turn(1941年12月後半)

日本軍はボルネオではなくスマトラのパレンバンに奇襲上陸を仕掛けてきた。パレンバンの守備隊は日本軍の攻撃を受けて壊滅。パレンバンは日本軍の手に落ちてしまう。しかし連合軍も黙ってはいない。バタビアに集結していたオランダ空軍がパレンバンに上陸した日本軍を攻撃する。航空機の援護を欠いた日本軍は連続爆撃を受けて壊滅。パレンバンの地は一時的に軍事的空白地帯となる。


写真09


第3Turn(1942年1月前半)

日本軍は直ちにパレンバンに増援部隊を派遣する。日本軍の航空部隊もパレンバンに進出してきたので、連合軍からパレンバンには手出しができなくなる。連合軍はジャワ島各地とバリ島に守備兵力を配置。守りを固める。またチラチャプの油田を爆破し、日本軍の上陸に備える。

写真10


第4Turn(1942年1月後半)

日本軍はスマトラ島に巨大な航空要塞を築き、航空兵力と地上部隊、さらには艦隊兵力を集結させていた。その意図がジャワ島侵攻にあるのは明らかである。対する連合軍も地上兵力を増強。主力はバタビア周辺に配置しつつも、チラチャプ、スラバヤ、そしてバリ島にも十分な兵力を配し、日本軍の上陸に備える。また空母「ラングレー」等によって増強されたABDA艦隊もバタビア近海に進出し、日本軍のジャワ島侵攻に備えていた。

写真11


第5Turn(1942年2月前半)

南雲機動部隊がジャワ島近海に出現した。バタビア沖に集結中のABDA艦隊が南雲機動部隊の目標になる。空母「ラングレー」(この時期は空母ではなく水上機母艦として運用されていた筈だが、本作では空母扱いになっている)、重巡「ヒューストン」等が撃沈されてしまう。
また日本軍はボルネオで攻勢作戦を発動し、タラカンを占領した。

写真12


第6Turn(1942年2月後半)

シンガポールが陥落した。ちなみにこのゲームでのシンガポール戦はイベント扱いになっていて、ダイス目によって進攻する。普通のダイス目なら第5Turn前後に陥落するのだが、今回は日本軍出目が少し悪かったようで、シンガポール陥落が少し遅れた。ちなみに極端なダイス目が続いた場合、ゲーム終盤までシンガポールが陥落しない可能性はある。逆に日本軍にとって良いダイス目が出た場合、最短の場合第3Turnにシンガポールが陥落することもある。
シンガポールを連合軍が確保していると、連合軍が実施できるアクション数が1Turnに1回分増加する。逆に日本軍がシンガポールを占領すると、日本軍が実施できるアクション数が1Turnに1回分増加する。もともと実施できるアクション数が多い日本軍はとにかく、アクション数が限られている連合軍にとってはシンガポールの占領はかなりダメージが大きい。

兵力に余裕の出てきた日本軍はボルネオ方面で侵攻作戦を実施。バリクパパンを占領し、ボルネオを一帯を日本軍が支配した。そして地上兵力をスマトラに移動。ジャワ進攻の構えを見せる。

[写真13]

第7Turn(1942年3月前半)

日本軍が狙いをつけたのは、ジャワ島の中で最も守りの手薄なチラチャプ地区である。前回のプレイでもチラチャプから上陸した日本軍がジャワ島一帯を支配したが、今回連合軍は守備戦力を強化しており、簡単には上陸できない。ちなみに本作の場合、上陸作戦で同じエリアの敵地上部隊を全滅させることができなかった場合、上陸部隊が全滅する。従って上陸作戦を行うためには、事前に敵の守備隊を十分に弱体化しなければならない。

敵地上部隊を弱体化するための方法としては、艦砲射撃と航空攻撃がある。両者を比較すると、艦砲射撃は比較的攻撃側に損害が出にくいが、打撃力自体も小さい。一方航空攻撃は打撃力自体は大きいが、対空砲火により損害を被る可能性が高い。

損得を勘案した日本軍は、水上部隊による艦砲射撃を選択。戦艦「金剛」を含む打撃部隊を編制し、チラチャプ近海に出撃させた。激しい艦砲射撃を行いオランダ軍守備隊を弱体化することには成功したものの、完全に排除することはできなかった。このままでは上陸作戦を実施するには危険すぎる。
どうする?。日本軍?
どうする?。今村中将?

写真14


チラチャプ沖の日本艦隊を狙ってABDA艦隊が出撃。艦隊決戦を挑む。今回日本艦隊は空母を伴っていなかったので、ABDA艦隊が先制攻撃権を握った。オランダ潜水艦と米潜水艦の雷撃により戦艦「金剛」、重巡「妙高」を撃沈。この戦役が始まって以来、連合軍にとって初の大戦果が上がった(ちなみに、この時のダイス振りで、長年愛用していたダイスロール用ガラスケースが疲労破壊してしまった。ビックリしたなぁ)。練度に勝る日本艦隊の反撃でABDA艦隊も水上艦2ユニット、潜水艦1ユニットを失ったが、このチラチャプ沖海戦ではABDA艦隊が辛勝を収めた。

そして弱体化した日本艦隊に対してジャワ島各地を発進した連合軍爆撃隊が連続攻撃を加える。日本艦隊の対空砲火で連合軍爆撃機1ユニットが失われたが、連合軍爆撃隊は日本艦隊を壊滅させることに成功した。

写真15


その後

チラチャプ沖海戦におけるABDA艦隊の勝利は、日本軍のジャワ島進攻の望みを打ち砕いた。その後日本軍はスマトラ島全域とセレベス島北部のメナドを空挺強襲で占領(史実通りだ)したが、それ以上占領地を広げられなかった。

写真16


ゲーム終了時のVPを計算すると。日本軍は40VPを獲得した。これに両軍の損害によるVP増減を計算することになるが、こちらは計算していないので詳細は不明である。結構日本軍も損害を出していたので、ここでは-10VPとして計算すると、勝利レベルは日本軍の「実質的勝利」である。これは第1回目のプレイでの「戦域レベル勝利」に比べて1ランクダウンだが、それでも日本軍の勝利には違いがない。史実に比べて随分頑張ったように思うのだが、やはり連合軍にとって苦しいゲームであることは間違いないようだ。

感想

テーマ自体がマイナーであり、そういった意味では貴重な作品といえる。ただしシステムが相当抽象的なものなので、現実との対応付けという点では違和感がある。航空戦はまだしも、艦隊や地上部隊については局所集中の効果が効き過ぎて、特に1ヶ所に集結した大艦隊を攻撃側が叩くのは至難の技である。ABDA艦隊が日本側航空脅威の下で悠々と停泊しているのは、日本軍プレイヤーならずとも我慢ならない所だろう。

戦略的に見ても地理的な要因が殆ど考慮されておらず、攻撃側は相手の弱点を狙って進攻する。防御側は重点を決めて守りを固める以外に戦略的なオプションに乏しい。その一例として両軍にとって重要な筈の豪北からジャワ島へ至る海上交通路の保全が殆ど考慮されておらず、日本軍が実施したアンボンやティモールへの侵攻戦の戦略的意義が再現されていないのも寂しい。

逆に本作の優れた点は、ゲームとしてみた場合には結構色々な手が考えられる点である。先に「局所集中した艦隊は無敵だ」と書いたが、逆に日本軍としてはそうならないよう、先手を打ってABDA艦隊の早期排除を狙う手もある。また今回連合軍の潜水艦が大金星を上げたが、日本側にも潜水艦があり、それを有効活用すればABDA艦隊に打撃を与える可能性もある。とにかく陸海空の作戦を縦横無尽に駆使することができ、しかも作戦の自由度が高いのでフラストレーションが溜まる可能性も小さい。

「俺は蘭印作戦なんてどうでも良いんだ。戦艦、空母、飛行機、地上部隊を自由自在に操って敵をやっつけたい」

という楽しみ方なら、十分楽しめる作品だと思う。

ちなみに蘭印作戦については、現時点でも決定版と言える作品が出ていない状況であり、今後の新作に期待したい分野だ。

Game Journal 69-南方作戦1941 もりつちブランド

230815_佐伯から00

昨年末から今年の初めに行った青春18切符による日本縦走。
今回は前回とは逆コースの稚内から枕崎への南下ルートで挑むことにしました。
9日目は、大分県佐伯市からスタートです。
九州に入っていよいよゴールの枕崎が見えてきました。

果たして無事に枕崎にたどり着けるか・・・。




青春18きっぷで行こう '24~'25 青春18きっぷパーフェクトガイド 日本観光列車の旅2024 にっぽん全国100駅弁 鹿児島中央駅から稚内駅

↑このページのトップヘ