もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2024年07月

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現在開発中の戦術級ゲーム「植民惑星の解放」(仮称)についてのテストプレイ結果を報告する。
「植民惑星の解放」は、かつて「コンバットアーマー」というタイトルで開発していた作品である。ゲームの概要及び基本システムについては、 こちらの記事 で記載しているので、ご参照頂きたい。

前回までの展開は--> こちら



4Turn

H8RF_0我、これより突入せんとす」

コンバットアーマー隊から連絡が入る。ラウンドフェイサーやブロックヘッドが次々と敵の潜む森の中に飛び込んでいく。その中には24部隊の改造型ラウンドフェイサー4機の姿もあった。反乱分子は待ち伏せ攻撃を行った後、いったん森の奧に引き込んでいった。位置が露見した上で兵力に勝る連邦側との交戦を避けたのだろう。あくまでもゲリラらしい戦いぶりだ。敵ながら小憎らしい奴らだ

「相変わらず小賢しいな、ザルツェフ」

かつての同僚であり、今は反乱分子を指揮している人物の名を私は口にした。

写真05


5Turn

EFA_T10C_0敵、アイアンフット機、撃破」

前線部隊から報告が届く、待ち伏せを受けて序盤は不利な戦いを強いられたが、ここに来て兵力差が徐々に物を言い始めた。むろんこちらも無傷という訳には行かなかったが、徐々に損害比は回復しつつある。これまでに撃破を確認した敵コンバットアーマーの機数は6機に過ぎなかったが、その他の戦闘車両や歩兵部隊に対する戦果も含めると、悪い交換比ではない。

それにしてもだ

「ダグラムはどうした?、まだ見つからんのか」

私は叫んだ。未だに「ダグラム」発見の報告がないのだ。どういうことだ。ダグラムはいる筈だ。奴はどこなのだ?

6Turn

EFA_ARMC_0スタンレー高地をほぼ制圧しました」

新たな報告が前線部隊から届いた。反乱分子が最初に布陣していたスタンレー高地一体の制圧はほぼ完了したらしい。しかしサマリンやザルツェフといった反乱分子の幹部は、いち早くスタンレーから後退していたらしい。しかも奴らの周囲には反乱分子の増援部隊が続々と到着している。奴らをこのまま放置するわけにはいかない。

「前線部隊に連絡。追撃を続行して奴らの息の根を止めろ」

写真06


7Turn

「24部隊がやられました」

なんだと。24部隊がやられた?。第8軍最精鋭の彼らまでが・・・

「どういうことだ?。詳しく報告せよ」

どうやらやられたといっても全滅した訳ではないらしい。彼らのうちの2人、ラッドとテニスンの2人が、敵コンバットアーマーの待ち伏せ攻撃を受けて撃破されたらしい。彼ら2人の生死は不明だ。
それにしても精鋭の24部隊を以てしても反乱分子を制圧できないのか?。しかも肝心のダグラムは未だその姿を見せていない。


写真07


8Turn

「ダグラム発見、現在交戦中」

やっと現れたかダグラム。私は直ちに命じた。

「24部隊を向かわせろ。何としてもダグラムを撃破するんだ」

写真08


その後

DPLA_DG2_0マノン中佐麾下の第8軍は、解放軍の籠る集落に対して四方から攻撃を仕掛けました。シナリオの勝利条件は集落のHexを3Hex以上占領すること。ダグラム撃破は集落1ヶ所の占領と同等の価値があります。

結果から言えばマノン中佐は集落を1ヶ所支配したものの、残りは支配できず、ダグラムの撃破にも失敗しました。ダグラムが損傷させてあと一歩だったのですが、惜しかったです。また集落を2ヶ所取れれば、少なくとも引き分けに持ち込めたのですが、それにも及ばなかったです。

ゲーム上ではギリギリで解放軍の勝利です。

この戦いの後、マノン中佐はどうなったのでしょうか。原作通り砲撃を食らって戦死したのか、あるいは生き延びて再起を帰したのか。それはまた別の物語です。

写真09


感想

DPLA_F44_0この記録は何回目ぶりかのテスト結果です。今までバランスがどちらか一方に偏る傾向があったのですが、勝利条件と解放軍の増援パターンを調整することで概ね調整できました。今でも解放軍がやや有利な感があるのですが、あと何度かプレイしてみて、細部調整したいと思います。あとは一人では思いつかないような戦術等もあると思うので、ブレスト的に自問自答しつつ、他の方ともお試しプレイしてみたいと思います。

今回のテストでの変更点として、CRTでのDRMの扱いが対装甲射撃と対非装甲射撃でバラバラなので、統一することにしました。防御側の状況によって変化するパラメータは全て防御力修正とし、DRMは射撃距離と移動射撃の分に統一しました。これに合わせてCRTも見直しました。

[写真10]

DPLA_Infantry_0あとは歩兵の白兵戦値と地形による影響度を見直しました。具体的には歩兵の白兵戦値を上方修正し、その代わり地形効果を下方修正します。地形効果が大き過ぎると連邦軍が攻めきれないのが修正の理由です。あとはこれまで白兵戦値で解放軍と連邦軍で差別化していた(連邦側はやる気がないことを反映)していたのですが、これも差別化しないようにします(連邦側が攻めやすくするため)。

写真11


あとはそろそろルールブックの執筆に入ります。あと別のシナリオ(例えばカルナック山脈)にもチャレンジしたいと思っています。現時点ではシナリオ4本を予定していますが、時間的な制約でシナリオ2本で我慢するかも。追加シナリオとしては、カルナック山脈の他として、第2次ドガ攻略戦、ミニシナリオとしてのウルナ基地反乱、あとはヘリボーンや渡河作戦を伴うものを考えています。

現時点の予定では2024年秋には完成させて、秋のゲムマには間に合わせたいと思っていますので、乞うご期待下さい。

P.S. それにしてもビックフットのデータはどうしよう?。ブロックヘッドやヘイスティと差別化した方が良いかと思うけど、原作では殆ど活躍してなかったしなぁ・・・。ブロックヘッドと同じ能力だと寂しいけどなぁ・・・。

240511e2_伊予鉄
伊予電鉄は松山市内を中心に愛媛県中部を走る私鉄線です。
(伊予鉄市内線の説明)
今回、この伊予電鉄市内線で、面白うそうな場所を動画にしてみました。


240511d_宇和島城

宇和島城は、愛媛県宇和島市にある城郭で、日本百名城の1つとして選定されています。
また宇和島城は、日本で12ヶ所しかない現存天守を持つ城とされており、山城と平城を組み合わせたような縄張りが魅力的な城郭です。
今回、この宇和島城を歩いてみたので、紹介します


240527_空母瑞鶴

空母瑞鶴戦史-空母対空母

森史郎 光人社NF文庫

空母瑞鶴を主役とした長編シリーズの第4巻である。本書では南太平洋海戦をメインテーマに日米空母の激突とその中での人々の営みを詳細に描いている。本書に登場する主な人物は、瑞鶴艦爆隊長の高橋定大尉、翔鶴艦攻隊長村田重治少佐、第3艦隊の先任参謀高田利種大佐、翔鶴艦長有馬正文大佐、瑞鶴艦長野元為輝大佐らである。特に本書では、高田大佐以下の第3艦隊参謀陣、長井作戦参謀、内藤航空参謀、中島情報参謀、末国戦務参謀らの活躍と苦悩にページを割いている。これまで源田実という個人の頭脳とイニシアティブに支配されてきた空母部隊が、源田の手を離れて組織として運用されていく様を見るのは興味深い。
読み物としても面白く、太平洋戦史に興味のある向きにはご一読をお奨めしたい著作である。

お奨め度★★★★


ソロモン海の戦闘旗 空母瑞鶴戦史[ソロモン攻防篇] (光人社NF文庫)
空母対空母 空母瑞鶴戦史[南太平洋海戦篇] (光人社NF文庫)
ラバウル航空撃滅戦 (【空母瑞鶴戦史】)




240511c_志国土佐

JR四国が誇る観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、高知駅を中心に運行されている観光列車です。この列車は2020年にデビューしたJR四国の中では最も新しい観光列車で、他の観光列車にはない特徴があります。
今回、この観光列車に乗ってみました。前回、ごめんなはり線を運転した際の乗車記録を紹介しましたが、今回は通常のコースである高知~窪川に乗車しました。

魅力的な観光列車の旅を楽しんでいただければ幸いです。




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