乗ってはいけない航空会社
杉江弘 双葉社
本書は世界の航空会社の安全性について、過去の事故やインシデントの事例をもとに安全性を評価した著作である。本書で取り上げらているのは世界各国のエアラインの中で特に危険性が高いと筆者が評価した会社で、その中には一般的に評価の高い会社が含まれているのが興味深い。もちろん日本のエアラインについても触れていて、日本のエアラインの安全性評価やその懸念点にも鋭い目を向けている。
筆者の杉江氏は、元JALのパイロットで、ボーイング747型機の飛行時間が14,000時間、これは同機の飛行時間としては世界で最も長いものとされている。また氏は御巣鷹山でのJAL123機墜落事故についても様々なメディアで意見を表明しており、特に近年言われている「自衛隊機が撃墜した」という「陰謀論」を厳しく批判している。航空安全について実務者としても造詣の深い著者であり、今後の活躍に期待したい。
お奨め度★★★































このシナリオでは、最初の主導権が英軍と決まっている。そこで英軍は第7機甲旅団を活性化させ、枢軸軍唯一の機動兵力であるカンフグルッペ「ヘルフ」(KG Herff)に対して攻撃を仕掛けた。KG Herffを撃破・無力化すればドイツ軍の反撃能力がほぼ失われ、第3Turnに増援としてKG Esebeckが登場するまで英軍の機動を阻むものがいなくなる。
リアクションチェックに成功したドイツ軍は、まず司令部を後方に下がらせて、続いて諸兵科連合部隊で英軍部隊の出鼻を挫くべく周到攻撃を宣言する。このゲーム、戦闘時に両軍共戦闘チットを引いて戦力の倍加修正を行う。この際の修正値が毎回変わるので、戦闘比を予め予想することが難しい
チットの結果はやや独軍に有利で、攻撃力24、防御力13で戦闘比は3:2となった。そこにDRMが加わり、ドイツ軍はHQ支援による+7、しかし英軍が攻撃重点(Schwerpunkt)マーカーを持っているので-2の修正が適用される。この攻撃重点マーカーが結構効く。最終的なDRMは+5となった。




