もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2026年02月

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「静岡に来たら一度は食べるべき」とYouTubeやSNSで繰り返し語られる さわやか。正直なところ、事前情報が多すぎて期待値が上がり切った状態だったが、結論から言えば――それでも期待を超えてきた。

まず、熱々の鉄板に乗って運ばれてくる“げんこつハンバーグ”の存在感が強烈だ。牛のレリーフが刻まれた専用鉄板は、視覚的にも「特別な一皿」であることを主張してくる。目の前でスタッフがハンバーグを半分にカットすると、断面は鮮やかな赤。ジュワッという音とともに肉汁が流れ出し、食欲を一気に加速させるこの演出は、単なるパフォーマンスではなく料理の一部だと感じさせる説得力がある。

一口目。驚くのは、肉の“密度”だ。ふんわり系ではなく、粗挽き牛肉をぎゅっとまとめたストレートな食感。噛むほどに牛肉そのものの旨みが広がり、余計な香辛料やつなぎの存在感はほとんど感じない。「これはハンバーグというより、半生のステーキに近い」という表現がしっくりくる。レア寄りの焼き加減だが、生臭さは皆無で、肉の甘みだけが前に出てくる。

ソースはオニオンソースとデミグラスソースの2種類があるが、筆者はデミグラスソースを選択した。ソースは甘さと酸味のバランスが良く、主張しすぎない名脇役。肉の旨みを覆い隠すことなく、後味を軽く整える役割に徹している。

付け合わせのにんじん、ブロッコリー、ポテトも手抜きはない。特に鉄板で軽く焼かれたポテトは香ばしく、肉汁とソースを吸わせて食べると良い箸休めになる。ランチセットの白飯は粒立ちがよく、肉の強さに負けない存在感があり、「ハンバーグでご飯を食べる」という欲求を真正面から満たしてくれる。

行列必至と評判の「さわやか」だが、駅から離れた郊外店を選べば、極端に長い待ち時間はなく気軽に利用できる。またネットで各店の待ち時間を予め調べることができるので、空いている店を狙っていくことも可能だ。筆者の場合は平日午後1時頃訪問し、待ち時間は10~20分ほどだった。
しかも食後に残るのは“話題性を消費した”という感覚ではなく、「これは確かに唯一無二だ」という納得感だった。全国展開しない理由も、この味と焼き方があるからこそだろう。

ハンバーグという料理のイメージを更新したい人には、間違いなく一度体験してほしい一皿である。

お奨め度★★★★


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第二次世界大戦の戦場を、ユニークなシステムで再現した異色の戦術級ウォーゲーム、
GMT Games『The Last Hundred Yards』シリーズを徹底解説!

従来のターン制ウォーゲームとは異なり、LHYでは行動の結果によって「時間」が進行。
部隊の行動と敵の反応が交錯する中、プレイヤーは戦場の混乱と不確実性を体感します。

🎯 本動画の内容
・本ゲームの概要と関連作品紹介
・ゲームシステム紹介
・プレイの例

📦 関連製品ラインナップ
1️⃣ The Last Hundred Yards(基本セット)
2️⃣ Airborne Over Europe
3️⃣ The Solomon Islands
4️⃣ The Russian Front

🕹️ デザイナー:Mike Denson
🎲 発行:GMT Games




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3

震える天秤

染井為人 角川文庫

震える天秤
高齢者事故を入口にしながら、村社会の連帯と沈黙、そして個人の正義の揺らぎを描いた社会派ミステリ。
物語自体は派手さこそないものの、丹念な取材のような語り口と、人間の裏側をえぐる丁寧な心理描写によって、じわじわと読者を物語の中心へと引き込んでいく。
まず良い点として挙げたいのは、物語として純粋に面白いことだ。
主人公・俊藤律が福井へ取材に赴き、事故の背景に潜む違和感を一つずつ掘り起こしていく過程はミステリとしての醍醐味があり、章を追うごとに「何かあるのでは」という読者の勘を刺激し続ける。ストーリー進行にムダが少なく、終盤に向けてしっかり緊張感が高まっていく構成は巧みだと感じた。
また、ヒロイン=内方七海の描写がとても秀逸である。
彼女は悲劇の中心にいながら、過度な演出を排した静かな存在感を持ち、周囲の大人たちの無理解や暴力に晒されながらも懸命に日常を生きている。その姿が、主人公が“真実を伝えること”の重さに向き合う姿勢にも影響を与えていく。七海というキャラクターは、物語全体の倫理的な軸になっているといっていい。
さらに、福井弁の会話がとても心地よい。
土地に根ざした言葉が物語のリアリティを強め、どこか素朴で温かみのある響きが、事件の重苦しさとのコントラストを生んでいる。ミステリにありがちな都会的な乾いた空気ではなく、地方の風土と感情が言葉の端々から自然に伝わってくるのは、この作品の大きな魅力である。
一方で、本書はあまり爽快感のある話ではない。正義と不正義を綺麗に裁き分けるような物語ではなく、最後まで“どちらが正しいとは言い切れない”灰色の領域を歩かされる。これは作品のテーマとして意図されたものだろうが、読後にモヤっとした感覚が残るのも確かだ。
また、終盤の展開にはややご都合主義を感じる部分がある。村ぐるみの沈黙、老人の決断、事故に見せかける周到さ――これらが噛み合うには、現実的にかなり無理がある。テーマのために物語を動かしている印象が少しあり、もう少し説得力がほしかった。
そして何より、犠牲者とその家族の“クズさ”が突出している。被害者=石橋昇流が同情の余地のない人物として描かれるため、「彼が死んだこと」そのものに読者が共感しにくい構造になっている。父親を含め家族の人物像も救いがなく、感情移入の方向が限られすぎている点は、人によってはマイナスに働くだろう。
総じて本書は、胸のすく爽快な解決を求める読者には向かないが、人間の善悪の揺らぎや、正義の複雑さを真正面から描く社会派ミステリとしては非常に読み応えがある作品だと思う。
静かに心の奥に刺さる物語を求める読者にこそ薦めたい一冊である。

お奨め度★★★

震える天秤 空飛ぶタイヤ 沈まぬ太陽1-5 不毛地帯1~5

F4UvsA6M


『Whistling Death』(以下、本作)は、2003年にClash of Arms Gamesから発売されたWW2太平洋戦線を舞台とする重量級航空戦ウォーゲームである。デザイナーはJ.D. Websterで、彼の代表的シリーズ「Fighting Wings」の第3作に位置づけられる。前作『Over the Reich』や『Achtung Spitfire!』で確立されたシステムをさらに発展させ、太平洋戦域の航空戦を包括的に再現することを目的としている。

本作には110本ものシナリオが収録されており、訓練や入門的な空戦から始まり、本格的な空対空戦闘、対地攻撃、空対艦戦闘、さらにはミッションレベルの作戦まで幅広く網羅している。登場する航空機は40種類以上、艦船も多数含まれており、プレイヤーは多彩な兵器を駆使して戦術的・作戦的なプレイを楽しむことができる。コンポーネントには数百枚の航空機・艦船カウンター、マップ、ルールブック、シナリオブック、データカード、プレイヤー補助表などが含まれ、シリーズの集大成と呼ぶにふさわしい内容となっている。

ゲームの難易度は非常に高く、BoardGameGeekでは複雑さが4.34/5と評価されており、プレイ時間も1セッションで約240分を要する。推奨プレイ人数は4人以上であるが、ソロルールも備えているため一人でも遊ぶことが可能である。評価は8.3と高く、航空戦をリアルに体験できる究極のシミュレーションとしてウォーゲーム愛好家から支持を得ている。

今回、本作を使って戦闘機同士のドッグファイトをプレイしてみた。

選択したシナリオは"The Black Sheep"。
本シナリオの主役はGregory "Pappy" Boyingtonで、海兵隊戦闘機パイロットとして28機を撃墜した後、日本機によって撃墜されて捕虜になり、終戦まで捕虜として日本で過ごした。
このシナリオは、BoyingtonがF4U-1A Corairに初めて搭乗してVMF-214 "Black Sheep"とともにブーゲンビル島に出撃し、5機撃墜を果たした際の最後の撃墜場面を再現している。登場するのはBoyingtonが操るコルセア1機と日本海軍の零戦32型2機。数で勝る日本海軍零戦と練度と性能で勝るコルセアとの対決。果たして勝者はどちらだ?。

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1turn

シナリオ開始時点では、日本側編隊の後方からBoyingtonのコルセアが高速で迫ってきている状況からスタートする。2機の零戦は左右に逃れようとする。コルセアはやや遅れた零戦の2番機に対してビーム方向から迫る。しかし垂直方向の差が大きく、射撃を実施するには至らない。

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2~4turn

両者が交差した後、コルセアは左にロールする。その後、ウィングオーバー機動によって左へ急旋回を行って零戦を追う。ウィングオーバーとは、水平飛行からピッチアップして急上昇しながら急旋回し、旋回方向へさらにロールして背面姿勢になり、今度はピッチダウンで水平飛行に戻しつつ急旋回を行う。この機動の特徴は、上昇旋回による旋回率の上昇とロールした後のピッチダウン時に重力ターン(重力を利用して急角度の旋回を行うこと)によってさらに鋭い旋回を行うという点で、単に水平面で旋回するよりもはるかに素早く機体を反転させることができる。高翼面荷重、高速力を特徴とする大戦後期の高速戦闘機にとって、極めて有効な機動戦術になる。

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5~6turn

機首を立て直した両軍の戦闘機が正面から最接近する。コルセアは日本機の左側で鋭く左にBreaking Turnを実施。零戦の後方へ回り込み、機銃の一連射を加える。数発の機銃弾が零戦に命中したが、日本軍にとっては幸いにも致命傷は免れた。

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7turn

撃たれた零戦は急上昇して宙返りを実施し、コルセアの追跡を躱す。一方でもう1機の零戦がコルセアの左後方から迫り、機銃を発射。しかし距離が遠かったことが災いして命中はなかった。

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8turn

コルセアは追跡してきた零戦を急旋回で躱し、先に宙返りした零戦の斜め前方から偏差射撃を行う。しかしさすがにこの位置関係では命中弾はなかった。

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9turn

エネルギーに勝るコルセアは、低速でよたよたと飛ぶ零戦の背後で宙返り。零戦を射界に捉えた。全力射撃。しかし命中弾はなし。

写真06


10turn

零戦は左急旋回で逃げる。コルセアは上昇しながら急旋回で零戦を追う。零戦の後方に位置したコルセアは、絶好の射点で射撃を実施。この射撃が見事に命中し、零戦は四散した。

写真07


11~13turn

残った零戦はコルセアに対して左に回り込む。コルセアは先の零戦との空戦でエネルギーを失ったので、降下しつつエネルギーを回復する。零戦は左旋回を続けてコルセアを追うが、エネルギーを回復したコルセアは、そのまま降下を続けて離脱を図る。これ以上の交戦は意味がないので、この時点で空戦は終了した。

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結果

連合軍の損害:なし
日本軍の損害:零戦1機墜落
連合軍の勝利

感想

このゲーム、プレイすればするほど新しい戦い方が見えてきて面白い。 前回の動画 では2対2で戦って撃墜ゼロという締まらない結果になったが、今回は戦い方を変えて見事に1機撃墜を達成した。今回は米軍側の勝利に終わったが、仮に日本側が主導権ダイスに恵まれていれば、ボイントンを屠ることは十分に可能であっただろう。

いずれにしても、Fighting Wingsは本当に面白いので、さらに別のシチュエーションを楽しんでみたい。

F4U-1s_VMF-124_on_Guadalcanal_1943


DVG Corsair Leader
F4Uコルセア 世界の傑作機 NO. 88 海軍零戦隊撃墜戦記1 零戦神話の虚像と真実 The First Team and the Guadalcalnal Campaign

第2日目

網走から、北海道の内陸を横断する――
冬の鉄道旅、2日目の記録です。

この動画は
「北海道から本州へ」普通列車の旅シリーズ・第2話。
オホーツク海側の網走を出発し、石北本線で原生林と峠を越え、さらに留萌本線の途中駅を巡りながら、東室蘭を目指します。

網走川と湖沼地帯、北見の街、雪に包まれた石北峠、そして、まもなく姿を消す留萌本線――

この回では、路線そのものよりも、駅ひとつひとつの空気感を大切に記録しています。

北一已、秩父別、北秩父別、石狩沼田。
短い区間ながら、そこには確かに人の暮らしと、鉄道の役割が残っていました。

派手な演出や早回しは行わず、走行音や車窓の余白を楽しむ、静かな紀行動画です。

📍 この動画の主な行程

網走 → 北見 → 遠軽 → 旭川(石北本線)
旭川 → 深川 → 石狩沼田(留萌本線) → 深川
深川 → 滝川 → 岩見沢 → 苫小牧 → 東室蘭
🎥 シリーズについて

本シリーズでは、1日1話構成で北海道から本州までを普通列車でたどっています。

次回は噴火湾沿いを南下し、いよいよ北海道を離れる行程です。

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新青春18きっぷの教科書 日本のすごい鐵道 時刻表2万キロ 最長片道切符の旅

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