もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2026年03月

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クリムゾンの迷宮

貴志祐介 角川ホラー文庫

クリムゾンの迷宮
本作は約20年前に一度読んだ記憶があるが、細かい展開や結末はほとんど忘れていたため、今回あらためて新鮮な気持ちで楽しむことができた。記憶喪失の状態で始まる導入から、参加者が次々と脱落していく過程まで、終始ハラハラドキドキさせられ、ページをめくる手が止まらない。読者を引きずり込む構成力はさすがで、純粋なエンターテイメントとしては一級品だと感じた。

一方で、舞台設定やゲームの仕組みには、ややご都合主義に思える部分もある。しかしその荒唐無稽さがあるからこそ、物語はテンポを失わず突き進み、終盤の真相とオチが強い印象を残す。現実味を削ってでも「読ませる」ことを優先した判断が、結果的に成功していると言えるだろう。

理屈よりも感情を揺さぶるタイプの作品であり、細部の整合性を気にしすぎず、物語の流れに身を任せて読むことで、本作の持つ面白さが最大限に味わえる一冊だとあらためて感じた。

お奨め度★★★

クリムゾンの迷宮 天使の囀り 新世界より1~3 黒い家

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三崎港散策の途中で立ち寄った「公海2号店」。
今回いただいたのは、メニューの中でも比較的シンプルながら評判の高い「金目鯛漬け丼(2,000円)」だ。

[写真00]

まず目を引くのは丼を覆い尽くす金目鯛の切り身。艶やかな赤が美しく、厚めに切られた身は見るからに食べ応えがありそう。甘辛い漬けダレが程よく絡み、口に運ぶと金目鯛特有の上品な脂と旨みがじんわり広がる。醤油が前に出すぎず、魚の甘さを引き立てる絶妙なバランスで、白飯との相性は言うまでもない。

[写真01]

セットにはあら汁、小鉢、香の物、そして別皿で供される金目鯛のカマ煮が付くのが嬉しいポイント。あら汁は湯気が立つほど熱々で、骨周りから出た出汁が濃厚。カマ煮は身離れが良く、しっかり甘辛く煮含められており、これだけでも主役を張れる存在感だ。

[写真02]

派手さはないが、「金目鯛をしっかり味わう」ことに徹した構成で、価格以上の満足感がある一杯。刺身定食や煮付け定食も魅力的だが、初訪問ならまずはこの漬け丼で店の実力を確かめるのがおすすめだ。三崎港で金目鯛を食べるなら、間違いなく記憶に残る一食になる。

[写真03]

お奨め度★★★

・公海2号店

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WD表紙


『Whistling Death』(以下、本作)は、2003年にClash of Arms Gamesから発売されたWW2太平洋戦線を舞台とする重量級航空戦ウォーゲームである。デザイナーはJ.D. Websterで、彼の代表的シリーズ「Fighting Wings」の第3作に位置づけられる。

以前のプレイでは ミッドウェー島上空での空中戦をプレイしてみた。

そこで今回はガダルカナル上空での戦闘機同士の対決をプレイしてみることにした。

選択したシナリオは"All in a Day's Work"。
1942年10月25日、ガダルカナル上空で日米の戦闘機同士が戦った場面を再現している。史実では日本軍が零戦11機、陸攻2機を失い、米軍はワイルドキャット2機を失った。米戦闘機隊にとっては快心の勝利で、中でもジョー・フォス大尉は4機の撃墜を報じている。
シナリオ上の兵力は、日本側が零戦21型6機、米軍はF4F-4ワイルドキャット4機である。機数では日本軍が有利だが、セットアップ時に米軍が後方から奇襲をかける状況から開始される。パイロットの技量は、日本軍はヴェテラン・エースが2名、米軍がフォス大尉がベテラン・エース・射撃エキスパートとなっている。

写真00


1Turn

このシナリオは、米軍の4機編隊が零戦の第1編隊である3機編隊を追尾している状況から始まる。米軍のエース、フォス大尉機は零戦隊長機の山下兵曹長機を攻撃。至近距離真後ろ、さらにフォスの卓越した射撃技量によって戦闘比10-1の最高比。射撃の出目はベストではなかったが、それでも山下兵曹長の零戦は炎に包まれて落ちていった。

海兵隊2番機は別の零戦の背後から銃撃を浴びせる。フォスに比べれば平凡な射撃技量の2番機パイロット。命中弾を与えたものの撃墜には至らず、狙われた零戦は燃料を引き始めた。

写真01


2Turn

米編隊は左に大きく回り込んでヘッドオンで射撃を実施する。しかし凄腕のフォスであっても、高偏差角射撃による命中は容易ではなく、零戦2機にかすり傷を負わせただけであった。

写真02


3Turn

両軍とも一旦すれ違って体制を立て直す

4Turn

態勢を立て直そうそうとするフォス機に対し、日本側2番機の奥村一飛曹機が追う。大きく回るワイルドキャットに対して零戦は小さく回って優位な位置を占めようとしている。

写真03


5-6Turn

日本編隊の正面から近づいたワイルドキャットの1機が斜め前方から高偏差角射撃を行うも、外れ。そうそう高偏差角射撃が当たるものではない。

7Turn

奥村一飛曹に追われたフォスは、右に急旋回して奥村機の内側に回り込む。フォス機の側面から奥村機が7.7mmと20mmを一斉射。それが見事に命中し、フォス機の燃料タンクが火を噴いた。しかし防弾に優れたワイルドキャットは、燃料漏れを起こしただけですぐに消火に成功してしまう。もしこれが零戦だったら、瞬く間に炎に包まれていただろう。

写真04


8-9Turn

奥村一飛曹は、一旦右へ逃げたフォス機の背後に回り込んだ。しかし敵機はわずかに機銃の射程距離外だった。急旋回でエネルギーを失った奥村機だが、それでも執拗にフォス機を追う。

「コイツは隊長の仇だ」

写真05


10Turn

フォス機は優速を利して一気に奥村機を引き離す。
別の戦場では、零戦3機の右側面を取ったワイルドキャット3機が射撃を行うも、高偏差角射撃故に外れ

11Turn

両軍の戦闘機が団子状態になる。零戦1機が前方を横切ったワイルドキャっとにフルバースト射撃。その時最高の出目(01)が出てワイルドキャットに命中。ワイルドキャットは翼の一部が破壊されたが、それでも墜落することはなかった。

写真06


12-13Turn

両軍とも激しく機動するが、運動性に勝る零戦が次第に優位に立つ

14Turn

零戦とF4Fが正面から撃ちあう。しかしF4Fに軽微な損傷が出たのみ

18Turn

フォス機が1機の零戦の背後に回り込み、距離900フィートから射撃を行う。数発が命中し、零戦の垂直尾翼が一部吹き飛ばされる。

一方で別の零戦が被弾して離脱を図るワイルドキャット4番機の背後に回り込む。一斉射撃。これがワイルドキャットに見事命中。数発の20mm機関砲弾を食らったワイルドキャットは四散した。

写真07


19Turn

フォス機は先に被弾させた零戦を追尾する。零戦は急旋回で回避を図る。約900フィートから再びフォス機が射撃。零戦はさらなる命中弾を受けたが、まだ落ちない。

20Turn

フォス機から逃れようとする零戦だが、被弾と速度不足によって自由に動けない。そして零戦の背後に回り込んだフォス機は、三度目の正直とばかり射撃を浴びせる。真後ろ至近距離から放たれた射弾は零戦を包み込み、零戦は爆発四散した。

写真08


結果

連合軍:損失:F4F 1機
日本軍:損失:零戦 2機

連合軍の勝利。

感想

実際にはこのシナリオはあと10Turnの長さが用意されているのだが、だいたい感じが掴めたので、今回はここまでとした。結果的には2対1でF4Fの勝利となったが、序盤で米軍の奇襲攻撃が認められているこのシナリオ。そのあとは日米ほぼ互角の戦いを演じていたといえよう。

零戦vsF4Fといえば、運動性の優れた零戦と火力・防御力に優れたF4Fの対決というイメージがある。本作でも勿論そのような面はある。しかし今回のような「多対多」の戦闘では、あまり運動性の優劣は感じなかった。さらに今回のような「多対多」の戦闘の場合、状況に合わせて機体を自由に左右にバンクさせるロール性能が重要になってくるのだが、零戦のロール性能はF4Fに劣っている。だから左右から次々と敵機が迫ってくるような空戦では、零戦はなかなか苦しい戦いを強いられるのだ。
実際、今回のプレイでも、数に勝る零戦がF4Fを数と性能で圧倒するような展開にはならなかった。史実を見ても、巷の噂話とは裏腹に零戦はF4F相手に苦戦を強いられたというのが現実の姿である。本作はそういった史実を比較的素直に再現しているといえよう。

というわけでしばらくは1942年の戦いを集中してプレイしてきたので、次は1943年以降の戦いを試してみようと思う。

F4F



DVG Corsair Leader
ガ島航空戦(上) The First Team and the Guadalcalnal Campaign ソロモンの激闘 第2次大戦のワイルドキャットエース

4

ウェルスラダー:富の階段

ニック・マジューリ 児島修訳 ダイヤモンド社

ウェルスラダー:富の階段
富の階段とは、資産の保有額のことだ。筆者によれば、冨の階段はレベル1~6までの6段階があり、レベル1は保有資産1万ドル未満、レベル2は資産1万~10万ドル、レベル3は資産10万から100万ドル、レベル4が資産100万~1000万ドル、レベル5が~1億ドル、レベル6が1億ドル越えの資産となる。日本での実態に当てはめれば、レベル3が準富裕層、レベル4が億万長者(富裕層)、レベル5以上が大金持ちとなるだろう。筆者も「レベル5になれば、世の中で売っているものの99%が購入できるようになる」としている。本書の特徴は、個人の資産レベルによって富を増やすための戦略が変わってくるとしている点だ。レベル1はとにかく働いて貯蓄を増やす、レベル2は教育に投資して収入を増やす、レベル3~4は株などに投資して「お金に働かせる」のが最適戦略としている。さらに筆者はお金と人生の関係にも言及し、結局「世の中で最も重要なものはお金で買えないもの」とし、人生の目的は決して金儲けではないとしている。
本書ではいろいろと面白い考え方が紹介されていて、その一つに0.01%ルールがある。これは「資産の0.01%の出費は気にしなくても良い」という。例えば資産1億円の人は1万円以下の出費は気にしなくても良くなり、このことはつまり「レストランで何を食べても気にしなくても良い」としている。保有資産が10億円になれば10万円以下の出費は気にしなくても良くなり、国内旅行が好きな時に実施できるレベルだ。また4種類のレバレッジという考え方も興味深い。それは「労働力」「資本」「コンテンツ」「コード」だという。そう考えると、現在の私が行っている「コード」の力を借りて「コンテンツ」を作りまくる、というスタンスは、必ずしも誤った方法ではないと思えてくる。
何はともあれ、本書はお金や人生に対して深く考えさせてくれる一冊だった。

お奨め度★★★★

ウェルスラダー:富の階段 Just Keep Buying お金の大学(改定版) 金持ち父さん貧乏父さん

第7日目

旅の終わりは、雪深い只見線と、蒸気機関車でした。

この動画は、
北海道から本州までを普通列車でたどる冬の鉄道紀行シリーズ、最終話です。

最終日は、新潟県の小出駅からスタート。
早朝の只見線に乗り、六十里峠を越えて会津へ向かいます。

雪の渓谷を縫う只見川、
次々に現れる鉄橋とダム、
朝焼けに染まる山々――。

会津若松からは会津鉄道、野岩鉄道、東武鉄道を乗り継ぎ、
旅の締めくくりとして、蒸気機関車「SL大樹」に乗車しました。

速さや効率ではなく、
時間と風景を味わう旅。
北海道から始まった長い道のりは、ここで終わります。

最後まで、どうぞごゆっくりご覧ください。

📍 この動画の主な行程

小出 → 只見 → 会津川口 → 会津若松
会津若松 → 会津田島 → 鬼怒川温泉
SL大樹(鬼怒川温泉 → 下今市)

🎥 シリーズについて

本シリーズは、
「1日1話・全7話」構成でお届けしました。

普通列車を中心に、
冬の北海道と本州を、淡々と記録した紀行シリーズです。

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新青春18きっぷの教科書 日本のすごい鐵道 時刻表2万キロ 最長片道切符の旅

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