もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2026年08月


『Desert Blitzkrieg: Rommel’s North African Campaign』(以下、本作)は、WW2北アフリカ戦線を題材とした二人用の作戦級SLGである。扱う期間は1941年4月から1942年12月までで、ロンメル攻勢からエル・アラメインの戦いに至るまでの戦局を再現している。

ゲームマップはポイント・トゥ・ポイント方式を採用しており、都市や補給拠点、港湾といった重要地点が線で結ばれた構造となっている。範囲はリビア東部からエジプト西部にかけての広大な砂漠地帯である。ユニットは主に連隊から旅団規模で表され、1ターンは実際の1か月に相当する。

ゲームの流れは比較的オーソドックスで、ゲームは枢軸軍と連合軍のプレイヤーTurnに分かれており、移動、戦闘、自動車化移動という手順でゲームが進む。オーバーランのようなルールはないが、一定条件を満たすと敵の最前線を抜けて後方へ進むことができる。とはいえ、敵中に孤立すると途端に全滅する危険性もあり、裏付けのない突出は危険である。

本作の大きな特徴は補給の重要性にある。移動や戦闘には補給の消費が伴い、前線の維持や攻勢の成否は補給線の確保に強く依存する。さらに補給ユニットは戦闘でも消費されるため、兵站管理は作戦全体の中核を成す要素となっている。

戦闘は「バトルボード」と呼ばれる専用ボード上で解決される。攻撃側と防御側はそれぞれ前線および予備線に部隊を配置し、火力・防御力・支援の差に基づいて戦闘結果が決定される。航空支援や砲兵支援も重要な役割を果たし、単純な戦力比だけでなく部隊配置や支援投入の判断が勝敗に大きく影響する。戦闘は複数ラウンドにわたる場合もあり、個々の戦闘が小規模な戦術ゲームのような展開を見せる点も特徴である。
特徴的なのはユニットの裏面の扱い。ユニットの裏面は「ステップロス」面ではなく「消耗」面扱いになっている。従って戦闘が終了すると裏面のユニットは全て表面に戻される。ユニットを除去するためには、まず「消耗」面にした後、さらに命中を与える必要がある。そのため戦闘では兵力に勝る方が圧倒的に有利で、兵力に劣る側は早めに見切りをつけて撤退した方が良い。

各ターンにおいてプレイヤーは司令部(HQ)の方針を決定し、「補給重視」「機動重視」「戦闘重視」のいずれかを選択する。この選択はそのターンの各行動の効率に影響を与える。またイベントカードも導入されており、歴史的出来事や偶発的な事象がランダムに発生する。カードは補給、航空支援、士気、戦略移動などに影響を及ぼし、戦局を大きく変化させる可能性がある。

シナリオは、北アフリカ戦全域を扱うキャンペーンシナリオの他、入門用シナリオ「オコンナー攻勢」と短期シナリオ「ガザラの戦い」が含まれている。

勝利条件はマップ上の主要都市および補給線の支配状況によって決定される。主要都市占領のVPは毎Turn加算される方式なので、両軍とも攻勢を仕掛ける動機付けになっている。「守っていれば勝てる」という戦い方は、このゲームでは通用しない。

ゲーム全体を通じてプレイヤーは「どこで戦うか」「いつ補給を消費するか」「どのカードをどのタイミングで使用するか」といった判断を常に求められ、それらの選択が戦局の推移を大きく左右する。

今回、うp主は本作のキャンペーンシナリオに挑戦してみた。うp主は枢軸軍を担当する。

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1Turn(1941年4月)

第1turnのドイツ軍はリビア西部Mersa BergaとAgadabiaに防衛線を構えるイギリス軍を、イタリア軍とドイツ第5軽装甲師団によって攻撃する。この攻撃、順当に成功し、英連邦の2ユニットを除去。さらにMsusにいた英軍オコーナー司令部を捕縛せんと偵察部隊が北上するも、ダイス目に恵まれずオコーナー司令部の捕縛には失敗した。ちなみに捕縛の成功率は70%である。

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2Turn(1941年5月)

ドイツ軍は内陸道路を東に向かい、早くもトブルク近くまで進出する。次のTurnにはトブルク方面で攻勢を開始したい。一方のイギリス軍もトブルク周辺に部隊を集結させて迎え撃つ構えだ。

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3Turn(1941年6月)

ドイツ軍第15装甲師団の先鋒部隊がアフリカに到着した。第5軽装甲師団もトブルク北西のAcromaに進出。同地の英連邦軍を撃破し、トブルク攻撃の機会をうかがう。

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4Turn(1941年7月)

トブルク北方El Ademでドイツ軍と英軍の主力部隊が激突する。

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練度と兵力に勝るドイツ軍が英連邦軍を圧倒。英軍主力を撃破したドイツ軍がEl Ademを占領した。

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さらにドイツ軍がトブルクへ攻撃を開始する。兵力に勝るドイツ軍だったが、さすがにトブルクの守りは固く、ドイツ軍は途中で攻撃を諦めて後退した。

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そして英軍が反撃に出てきた。目標となったのは、戦線南翼を守っていたイタリア軍アリエテ師団である。英軍の攻撃は周到で、アリエテ師団の後退路を航空攻撃で遮断しつつ、兵力に勝る機甲部隊で攻撃を実施た。孤立無援のアリエテ師団はそれでも奮戦し、英軍戦車ユニット2個を撃破したものの、奮戦はそこまであった。イタリア最強のアリエテ機甲師団はここに壊滅してしまう。

5Turn(1941年8月)

ドイツ軍は再びトブルクを攻撃する。このゲーム、トブルクに対してドイツ軍が「本気で」1度攻撃を実施すると、2回目以降は防御効果が小さくなるという仕掛けがある。先のTurnに全力攻撃を行ったドイツ軍。従って今回2回目の攻撃ではトブルク要塞といえども「ちょっとした陣地程度」の防御効果しかない。ドイツ軍による2回目の猛攻にイギリス軍は耐えられず、トブルクはドイツ軍が占領した。

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6Turn(1941年9月)

イギリス軍はLRDF(長距離挺身部隊)を枢軸軍後方に放って枢軸軍の補給線を脅威する。枢軸軍は補給線を守るために、イタリア軍部隊で後方を守らざるを得なくなる。

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ちなみに今回のプレイでは、側面迂回ルールを勘違いしていて、LRDFでも側面迂回できると解釈してプレイした。しかしルールをよく読むと側面迂回できるのは、装甲/機甲部隊及びそれとスタックしている同一師団部隊のみで、単独行動中の偵察部隊は側面迂回できない。英連邦偵察部隊の側面迂回を警戒してかなりのイタリア軍が後方警戒に回されていたが、ちょっと勿体ないことをしたと思う。

つづく



NO RETREAT2 Game Journal 98-DAK the Desert
ロンメルとアフリカ軍団戦場写真集 ロンメル将軍 副官が見た「砂漠の狐」 「砂漠の狐」回想録

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米軍から見た沖縄特攻作戦

ロビン・リエリー/小田部哲哉訳 並木書房

米軍から見た沖縄特攻作戦 本書は「米軍から見た沖縄特攻作戦」というタイトルを掲げているが、実際にページを開いてみると、その中心にあるのはRPS(レーダー・ピケット・ステーション)に立つ米駆逐艦群と、そこへ殺到する特攻機との死闘である。日本側の史料だけでは断片的にしか把握できなかった「特攻攻撃の実態」を、米軍のアクションレポートや戦闘詳報をもとに克明に再現している点が、本書最大の価値だと感じた。

特攻と聞くと、多くの日本人は空母への体当たりや壮絶な最期を思い浮かべがちだ。しかし本書が描くのは、そうしたイメージとは異なる、沖縄周辺の洋上で孤立した駆逐艦を襲う特攻機の現実である。レーダー・ピケット艦は、米艦隊を守るために前方に突出して配置され、最も危険な位置で特攻の矢面に立たされた。そこに向かってくる特攻機の動き、迎撃の混乱、被弾の瞬間、乗員の奮闘――その一つひとつが米側の視点から淡々と記録されており、読むほどに「特攻とは何だったのか」という問いが立体的に迫ってくる。

米軍側の苦戦ぶりも随所に描かれている。特攻は決して「無意味な自爆」ではなく、米軍にとっては現実的な脅威であり、特に駆逐艦以下の小型艦艇には甚大な損害を与えた。しかし、だからこそ本書を読み進めるほどに、日本側が数千機もの航空機と若い搭乗員を失って得た戦果の小ささが、重く胸にのしかかってくる。沈めたのは数隻の駆逐艦、損傷させたのも一部例外を除けば殆どが駆逐艦以下の小型艦艇――その冷徹な数字を前にすると、怒りにも似た感情が湧き上がる。

特攻隊員の勇気や覚悟を否定するつもりはまったくない。だが、彼らの命を「戦略」として扱った側の判断が、果たしてどれほどの合理性を持っていたのか。本書は米軍側の資料を通じて、結果として特攻が日本の戦局を変える決定打にはなり得なかったことを、静かだが確かな筆致で示している。だからこそ、読み終えた後には、特攻という作戦がもたらした「失われた未来」の大きさに、深い無念さを覚えずにはいられなかった。

本書は、特攻を美化するでも、断罪するでもなく、ただ事実を積み重ねる。その事実の重さが、読者に考えることを強いる。特攻とは何だったのか、日本はなぜそこに至ったのか、そして同じ過ちを繰り返さないために何を学ぶべきなのか――。本書は、その問いを静かに突きつける一冊だった。

お奨め度★★★★



米軍から見た沖縄特攻作戦 日米史料による特攻作戦全史 特攻隊員の現実 特攻-空母バンカーヒルと二人のカミカゼ
Kamikaze: To Die for the Emperor US Navy Ships vs Kamikazes 1944-45 Pacific War

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日光観光の途中で立ち寄った「日光ぷりん亭」。

今回は人気メニューの「日光クラシカルプリン」と「桃のソーダ割」をいただきました。

濃厚でなめらかなプリンは、卵の風味がしっかり感じられる本格派。
一方の桃ソーダは甘さ控えめで爽やかな味わい。プリンの美味しさを引き立ててくれます。

2階のイートインスペースは落ち着いた雰囲気で、窓の外には日光の街並みと男体山の姿。
観光の合間にゆっくり休憩するのにぴったりのお店でした。

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https://maps.app.goo.gl/bvHaUkaPoeVHAY678



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260627_東部戦線

第二次世界大戦・東部戦線をテーマにしたウォーゲームの中から、私が特に印象に残った10作品を紹介します。

戦略級・作戦級・戦術級を問わず、長年プレイしてきた作品の中から、それぞれの歴史背景やゲームシステム、そして実際に遊んで感じた魅力を詳しく解説しました。

東部戦線は、人類史上最大の地上戦を舞台に、電撃戦、包囲戦、市街戦、戦車戦など、ウォーゲームの醍醐味が詰まったテーマです。

「次に遊ぶ独ソ戦ゲームを探している」
「名作と呼ばれる理由を知りたい」

そんな方におすすめの内容となっています。

ぜひ最後までご覧いただき、皆さんのお気に入りの東部戦線ゲームもコメントで教えてください!

#ウォーゲーム #シミュレーションゲーム #独ソ戦 #東部戦線 #WW2 #ボードゲーム #歴史 #ミリタリー #GMTGames #AvalonHill



NO RETREAT!
Victory Roads Panzer Panzer Exp,2 Panzer Exp.3

鳴虫山登山のあとに立ち寄った憾満ヶ淵(かんまんがふち)。

日光駅から徒歩なら約1時間、バスなら「金谷ホテル歴史館」バス停から徒歩15分ほどで到着します。

奇岩の間を流れる清流、苔むした景観、そして並び立つお地蔵さん。
有名な東照宮周辺とはまた違った、静かで落ち着いた日光の魅力を感じられる場所でした。

観光客も比較的少なく、ゆっくり散策できるのも魅力。
日光観光で少し時間に余裕があるなら、ぜひ訪れてほしい穴場スポットです。

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