230101_NewType

NEWTYPEの時代

山口周 ダイヤモンド社

以前に一度紹介したことがある書籍である。今回改めて読んでみると、1年前に読んだ時とはまた違った感想があり、興味深かった。
前回の書評でも書いたが、私自身は本書の主張に首肯する部分が多かったものの、筆者の主張全てを肯定しているものではない。しかしそのことは前回も触れたので、ここでは触れない。
本書で定義するニュータイプを一言で言えば、デジタルデバイスを駆使し、自身の価値観を重視しつつ、変化に対してしなやかに対応する人物と見る。最近活躍している若手のユーチューバーは、様々な分野でその種の才能を発揮しているように見える。それに対比する存在として、デジタル音痴、世間体を気にしつつ、変化を頑なに否定する人物をオールドタイプとすれば、いわゆる「頑固ジジイ」が典型的なオールドタイプと言えるかも。
まあニュータイプとかオールドタイプとか言っても、どちらが「良い・悪い」訳ではないので、頑固ジジイは頑固ジジイで構わないとは思うが・・・。

お奨め度★★★★

ニュータイプの時代
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