歴史群像2023年8月号
学研
特集はマリアナ沖海戦。これまで何度も取り上げられてきたテーマだが、今回は主に米側からみたマリアナ沖海戦について宮永忠将氏が解説している。これまであまり触れられなかった米海軍における飛行機乗りと非飛行機乗りの対立などにも触れ、米海軍はマリアナ戦で勝利するまでの過程を細かく解説している。
あと面白かったのはフランス空軍史。WW1では世界最強の空軍を築き上げたものの、WW2ではドイツの電撃戦を前に脆くも敗れ去ったフランス空軍の歴史とその敗因について古峰文三氏が鋭く解説している。
他にも熊本城攻防戦の後半、徳川と武田の戦いにおける高天神城攻防戦、ウクライナ戦争における作戦術など、興味深い記事が満載であった。
お奨め度★★★★
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