臼杵城は戦国時代に大友氏によって建てられた城郭です。最盛期には天守の他、21個もの櫓があった壮大な城郭であったそうな。大友氏にとって重要な城郭であり、一時は大友氏の政庁ともなったとのことです。
大友氏が秀吉によって改易された後は、紆余曲折があったものの、関ヶ原の戦いの後には稲葉一鉄の嫡男である稲葉貞道が入部。以後は稲葉氏の本拠となり、江戸末期まで続いたそうです。

JR日豊本線の臼杵駅から徒歩10分ぐらい。路地に看板が出ているので、それに従って中に入ると鳥居が沢山並んでいる所があり、そこの階段を上ったところが城跡になっています。

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中津城みたいな復元天守がないので、一見するとガランとしています。天守趾があり、その先は展望台になっていて、臼杵港が見えています。このあたりは良港が多く、漁船等の他、大型船が何隻も停泊しています。

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天守趾の近くに空堀があって、そこで曲輪が2分割されていて、向こうが二の丸になっています。面積的には二の丸跡の方が広く、野球ができそうなぐらい大きなグランドがありました。そこに大友時代の大砲や日露戦争関係の物品が飾ってったのが面白かったです。

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二の丸の向こう側が大手門になっています。大手門側から臼杵城を見ると、臼杵城のイメージが一変します。大手門を中心に櫓や石垣、石壁や白壁などが見事に整備されていて、見ている方を圧倒します。しかも見る角度や距離のよって見え方が様変わりするので、色々なシーンで写真を撮りたくなります。

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城の外には臼杵市観光交流プラザがあり、臼杵市出身の偉人紹介や臼杵市の観光案内をしていました。ここは入場無料で冷房も効いているので、お勧めです。

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お奨め度★★★★