青荷温泉は、青森県の中部にある温泉地で、場所的には黒石から八甲田山中に入っていく国道102号線から山奥に入った所です。とにかく不便な場所で、弘前市内から電車バスを乗り継いでも2時間以上はかかってしまうという僻地です。

今回は正月休みの旅行中に立ち寄ってみました。

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JR川部駅から弘南バスの路線バスに乗り黒石駅に出て、そこで約1時間の待ち時間があって、1615発の板留行きバスに乗り、終点の板留バス停で下車。そこで待っていると青荷温泉からの送迎用マイクロバスがやってきて、それに乗って青荷温泉到着です。

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「ランプの宿」という名称にふさわしく、館内には電灯、電球が1つもありません。ランプの灯りがすべてなので夜は薄暗い。風情があって良いのですが、一方でスイッチ一つで明るくなる文明の有難さも痛感します。

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内部は宿泊施設とお風呂が4ヶ所。本棟の中に内湯が男女別に1つずつ。

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本棟玄関の向かい側離れに男女別になっている「健六の湯」。

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奥を出たところに吊り橋があり、その吊り橋を渡り切った所に温泉が2ヶ所。1つが男女別で内湯形式になっている「滝美の湯」。もう1つが青荷温泉唯一の混浴形式である「露天風呂」があります。

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食事は基本山菜料理で、
夕食のメインは岩魚の塩焼き。炭で炙った岩魚をがぶりと食べるのはサイコー。他には鍋料理やから揚げ、サーモンのマリネ等があり、美味しいです。

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朝食も山菜料理で、貝の親子丼風と川魚の煮物、山芋などがありました。これもまた美味しかったです。

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宿の周りは山々に囲まれているので、その秘境感が半端ありません。しかも冬場は景色が完全に雪によって隠れてしまいますから、本当に秘境に来た感じがします。電気もテレビもインターネットもない世界。日本にまだこんな所があったなんて・・・。

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弘前からでも軽く2時間はかかるという秘境であり、しかも1泊あたり1万円は軽く超えるという価格帯。青森という場所柄もあって簡単に行ける場所ではありませんが、日常を離れてノンビリしたい。俗世間に惑わされずに考え事をしたい。あるいは何も考えずにノンビリしたいという方には本当にお奨めできる所です。

お奨め度★★★★★







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