240419_ミッドウェー海戦1

ミッドウェー海戦

森史朗 新潮選書

森史郎氏の会心の1作。第1部と第2部の2部構成になっている。ミッドウェー海戦を日米双方の視点で描いたノンフィクションである。当然ながら日本側の事情について詳しく書かれているが、米側の事情にも手を抜いていない。我々ミリタリーファンから見れば、ミッドウェー上空での戦いや南雲機動部隊の防空戦闘、そして小林、友永両隊によるヨークタウンに対する詳細な攻撃描写が興味を惹く。
読み物としても面白いので、ミッドウェー海戦に興味のある向きには是非一読をお勧めしたい。

ミッドウェー海戦第1部:知略と驕慢 ミッドウェー海戦第2部:運命の日