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植民惑星の解放 現在開発中の戦術級ゲーム「植民惑星の解放」(仮称)についてのテストプレイ結果を報告する。
「植民惑星の解放」は、かつて「コンバットアーマー」というタイトルで開発していた作品である。ゲームの概要及び基本システムについては、 こちらの記事 で記載しているので、ご参照頂きたい。

今回はシナリオ5.「激戦、カルナック越え」をテストしてみた。

前回の展開は--> こちら

3Turn

ヘイスティ隊がトーチカを撃破した。これでヘイスティ隊がフリーになったので、主力は幹線道路を北上し、峠に陣取る連邦軍コンバットアーマー隊と交戦に入る。兵力に劣る連邦軍は、正面からの交戦は避けて一旦稜線の背後に後退する。

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このTurn、解放軍に増援部隊が登場する。増援部隊の一部とその他の兵力を分派し、左翼に位置する連邦軍トーチカ陣地攻撃に向かう。

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4Turn

EFA_F35C_1ダグラムがようやく敵トーチカを撃破した。中央の幹線道路からは解放軍が峠道に向けて遮二無二突進していく。しかし待ち構えていた連邦軍のトーチカ陣地やコンバットアーマー隊がそれを待ち構えていた。ブリザードガンナーが低伸弾道の徹甲弾を放つ。直撃弾を受けたヘイスティが峠道で次々と撃破される。このTurn、解放軍は実に6ユニットものヘイスティを失った。あまりの損害の多さに愕然とする解放軍なのであった。

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左翼戦線では、トーチカ陣地に迫る解放軍。コンバットアーマー隊が火力支援しつつ、正面から歩兵とバギーの混成部隊がトーチカに迫る。

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5Turn

EFA_HT128_1峠道では解放軍の苦戦が続いている。車両部隊に代わって歩兵部隊が前進し、携行火器でコンバットアーマー隊を攻撃するも、崖の上から撃ってくる連邦軍に対して有効打を与えることはできない。このTurn、さらにヘイスティ2ユニットが撃破され、さらに虎の子レンジャー部隊1ユニットが撃破されてしまう。

「このままではダメだ」

と、カルメル氏が呟いたという。

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6Turn

戦線左翼で解放軍がトーチカを撃破した。これで左側の山裾を通って別働隊が敵背後に回り込むことが可能となった。

DPLA_Ranger_1戦線中央では、解放軍レンジャー部隊が崖を登って側面攻撃で連邦軍コンバットアーマー隊を攻撃する。これにより勢いを得た解放軍は、連邦軍の新鋭コンバットアーマー2ユニットを撃破した。損害比は未だに解放軍に不利だが、ようやく解放軍にとって少しだけ明かりが見えてきた。

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7Turn

解放軍がようやく坂の上に躍り出た。しかし前方を守る連邦軍はなおも強力である。

9Turn

解放軍が山腹を制圧しつつある。しかし連邦軍のトーチカ陣地が未だに健在である。ダグラムがリニアカノンでトーチカ陣地を撃ち続けているが、未だに有効打が出ていない。何をしているんだ、クリン。

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10Turn

ダグラムが右側のトーチカ陣地を撃破した。左側のトーチカ陣地には解放軍の諸兵科連合部隊が迫る。連邦軍の増援部隊がトーチカを守るべくビックフット隊を突進させた。

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11Turn

残り2Turnなので勝利条件を確認しておく。現在生き残っているトーチカが2個で+2VP、さらに連邦軍は峠道を制圧しているのでさらに+2VPで合計4VPである。解放軍が勝利するためには、1VP以下にしなければならない。また2VPで引き分けである。解放軍としては少なくとも生き残ったトーチカ2個を破壊して2VPにすれば、引き分けに持ち込める。

まずは左翼の山に残っていたトーチカ陣地に対して解放軍は諸兵科連合で白兵戦を実施。出目が良くて守備隊ごとトーチカを撃破した。あと1個。

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最後のトーチカ1個は主戦線から離れた場所にあるので、ダグラムを輸送ヘリで運んでトーチカの撃破を狙うことにした。

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12Turn

最終Turnである。ヘリから降りたダグラムがトーチカに移動射撃を仕掛けたが、これが外れ。あとは正面の峠道から連邦軍を撃退すれば引き分けに持ち込めた所だが、連邦軍を排除できなかった。

最終的には3VPで連邦軍がギリで勝利した。

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感想

解放軍の攻め方が強引過ぎたような気がする。そういった意味では解放軍の戦術を見直せばもう少しマシな戦いができたかもしれない。とはいえ、連邦軍の戦術もまずい点があったので、現時点ではバランスを評価するのは難しい。地形やVPを少し見直して両プレイヤーとも勝てるチャンスを残したいが、はてさて・・・。

植民惑星の解放 決戦アバオアクー ソロモン夜襲戦 海空戦南太平洋1942