240723_現代砲兵

現代砲兵-装備と戦術

古峰文三 イカロス出版

WW2以降の冷戦期からポスト冷戦期、そして21世紀における砲兵の装備と戦術について解説した著作である。砲兵という地味なテーマながら一般の読者にもわかりやすく解説している。扱っている範囲は、いわゆる「砲兵」の範疇に含まれる牽引式野砲や自走砲。さらに範囲を広げて対空砲やRPG-7、ジャベリン、AC-130ガンシップにも筆が及んでいる。さらには砲兵から見たウクライナ戦争の記述は、21世紀における大規模正規戦で砲兵の果たす役割を端的に記している。
専門書ではないのでこの本自体に資料性価値はあまりないが、現代戦における砲兵の機能や役割について理解するには良い著作である。より深く学習したい向きは、巻末の参考文献を参照すればよい。

お奨め度★★★

現代砲兵-装備と戦術 「砲兵」から見た世界大戦 幻の東部戦線
航空戦史-航空戦から読み解く世界大戦史 ドイツ駆逐戦車 日の丸の轍

現代砲兵-装備と戦術
「砲兵」から見た世界大戦
幻の東部戦線
航空戦史-航空戦から読み解く世界大戦史
ドイツ駆逐戦車
日の丸の轍