241106_ツバキ文具店

ツバキ文具店

小川糸 幻冬舎

ツバキ文具店
Amazon Audibleで聞いてみた。話し手が有名女優だったので、それに惹かれたというのが実情である。内容は鎌倉にある小さな文具店である「ツバキ文具店」の若い女主人雨宮鳩子を主人公とする物語。鳩子は文具屋を営みつつ手紙の代書も請け負っている。本書は鳩子にやってくる様々な代書の依頼を軸にして、様々な人生模様を描いていく。その中で、主人公と祖母や母親との関係。対立と葛藤、後悔と和解、生と死などが丁寧な文章で綴られている。ドキドキハラハラの展開ではないが、自分自身にも心当たりがありそうな話が多かった。

お奨め度★★★


ツバキ文具店 火車 たかが殺人じゃないか 遥かなる星