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Imperial Sunsetは、Against the Odds誌第17号の付録ゲームで、2006年に発売された作品です。このゲームの扱うテーマはレイテ沖海戦。1944年10月下旬にフィリピン近海で行われた日米の艦隊決戦です。この戦いは、世界の戦史史上最大規模の海戦と言われており、戦闘艦艇が両軍合わせて約300隻、航空機は約2000機が参加しました。戦い自体は連合軍の大勝利に終わり、日本の連合艦隊はこの戦いでほぼ壊滅しました。

本作はレイテ海戦のほぼ全体を再現するSLGで、1Hex=25海里、1Turn=6時間、1ユニット=巡洋艦以上1隻、駆逐艦以下数隻、航空機は10~30機程度というスケールになっています。システムはダミーを併用したチットプルで、タスクフォース別に活性化チットが用意されていて、引いて来たタスクフォースが活性化するというものです。ちなみにこのシステムのおかげで、ダミーを使用しているにも関わらずダミーによる兵力隠匿の効果はあまり大きくはありません。

今回、本作の作品紹介動画を作成しました。レイテ沖海戦といういわば「バランスの悪い」戦いをどのようにゲーム化したのか。そういった点にも着目してご覧頂ければ幸いです。



Carrier Battle - Philippine Sea
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