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Carrier Clashは、Against the Odds誌第58号の付録ゲームで、2023年に発売された作品です。このゲームの扱うテーマはマリアナ沖海戦。1944年6月下旬にマリアナ西方海上で戦われた日米の艦隊決戦です。
この戦いは、史上最大の空母決戦と言われており、参加空母が両軍合わせて24隻、艦載機1300機以上が参加しました。戦い自体は連合軍の大勝利に終わり、日本の空母艦隊はこの戦い以降米空母部隊と互角の戦いを行えなくなりました。

本作はマリアナ沖海戦のほぼ全体を再現するSLGで、1Hex=25海里、1Turn=6時間、1ユニット=巡洋艦以上1隻、駆逐艦以下数隻、航空機は10~30機程度というスケールになっています。システムはダミーを併用したチットプルで、タスクフォース別に活性化チットが用意されていて、引いて来たタスクフォースが活性化するというものです。ちなみにこのシステムのおかげで、ダミーを使用しているにも関わらずダミーによる兵力隠匿の効果はあまり大きくはありません。

今回、本作のコンポーネント紹介動画を作成しました。マリアナ沖海戦といういわば「バランスの悪い」戦いをどのようにゲーム化したのか。そういった点にも着目してご覧頂ければ幸いです。



Carrier Battle - Philippine Sea
マリアナ沖海戦-母艦航空隊の記録 精強261空“虎部隊”サイパン戦記 太平洋の試練(下)-ガダルカナルからサイパン陥落まで The Philippine Sea 1944