不毛地帯5

山崎豊子 新潮文庫

不毛地帯5
いよいよ最終巻である。本書ではイランでの石油開発事業にまつわる壱岐たちの苦戦とそれに関わる様々な人々の動きを追う。里井なきあとの近畿商事で文字通りナンバー2の座に座った壱岐は、いよいよラスボス大門社長との対決へ歩を進めていく。大門の老害ぶりと壱岐苦悩、そしてクライマックスに向けた壱岐決意と新たな人生が本書最大の読みどころとなる。
ラストで見せる急転直下の展開は、まさに著者の本領発揮と言った所で、ここは一気に読みたい所。そして感動的な形でこの長編は幕を閉じる。
最後に気になるのは、大門の後を継ぐ近畿商事の社長は誰だったのだろう?

お奨め度★★★★


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